令和時代が始まり、世界に衝撃を与えたアニメ『鬼滅の刃』。
今回はてるくんが『鬼滅の刃』について語っていきます。
まずは軽くあらすじを紹介。
あらすじ
時は大正、日本。炭を売る心優しき少年・炭治郎は、ある日鬼に家族を皆殺しにされてしまう。
さらに唯一生き残った妹の禰豆子は鬼に変貌してしまった。
絶望的な現実に打ちのめされる炭治郎だったが、妹を人間に戻し、家族を殺した鬼を討つため、”鬼狩り”の道を進む決意をする。
人と鬼とが織りなす哀しき兄妹の物語が、今、始まるーー!
引用:アニメ「鬼滅の刃」公式サイト
ざっくりとこんな感じです。
『鬼滅の刃』の感想
さて、僕の『鬼滅の刃』の感想は以下の通りです。
- ufotableが作り出す圧倒的クオリティ
- 家族をテーマにした温かいストーリー
- このクオリティでこれだけのヒットは予想外
詳しく説明していきますが、ここからはネタバレを含むので未視聴の人はまずアニメを見ましょう。
感想①:ufotableすごいね
アニメをたくさん見る僕は、終始作画に感動していました。
多くのアニメファンは、ufotableの凄さに圧巻されたはず。
ufotableがわからない人のために説明しておきますね。
今までufotableは、ゲーム原作のFateシリーズを中心にアニメを制作していました。
当時からアニメーションのクオリティに定評がありましたが、一般の方々の目に触れることはありませんでした。
そんなufotableが、ついに原作パワーがある作品をアニメ制作したのが『鬼滅の刃』。
アニメをよく見ない人でも、「『鬼滅の刃』は作画がすごい!」と口にすることが多いですが、それは間違いなくufotableの実力。
多くの人にufotableを知って欲しいものですが、結局注目されたのは『鬼滅の刃』と『LiSA』だけでした。
無念です。
『鬼滅の刃』の中でも神回とも呼び声が高い第19話「ヒノカミ」。ほとんどの方は炭治郎の「日の呼吸」の作画と演出に圧倒されたと思いますし、実際僕も圧倒されました。
しかし、僕がそれよりも衝撃を受けたのは炭治郎の父・炭十郎の「ヒノカミ神楽」の舞。
あのシーンは鳥肌が立ちました。。。
感想②:家族をテーマにすると大体当たる
社会現象にもなった『鬼滅の刃』。
メインテーマは「家族」。
そして僕の経験則から言うと、「家族」をテーマにしている作品は大体当たります。
そりゃ当然ですよね。全人類のほとんどが家族のために生活している、といっても過言ではありませんから。
『鬼滅の刃』では主人公・炭治郎と妹の禰豆子の絆がよく表現されています。そして『鬼滅の刃』が他の作品と一味違うのは、敵として登場する「鬼」の心情もよく表現されている点です。
アニメ『鬼滅の刃』第1期では、鬼の中でもトップクラスの実力を持つ十二鬼月の一人である、累(CV.内山昂輝)の心情描写が素晴らしい。
今までも敵の心情描写を描く作品は数多くありましたが、『鬼滅の刃』はとても力が入っています。
感想③:LiSAもついに表舞台に…
『鬼滅の刃』は作品そのものの評価はもちろんのこと、主題歌を担当したLiSAも注目を浴びるようになりました。
今までのLiSAは、アニメ界の中では超・超有名でした。
注目を浴び始めたのは2012年。深夜アニメの代表格であるSAO(ソードアート・オンライン)の主題歌を担当してから大ブレーク。
その他作品でも多くの主題歌を担当し、着実に実績を積み重ねてきたアーティストです。
そして『鬼滅の刃』のブレークをきっかけに、紅白歌合戦に登場。
以降はアニメだけではなく、ドラマの主題歌も担当するようになるなど幅広い活躍を見せるようになりましたね。
LiSAのデビューシングルは「Oath Sign」ですが、これはufotableが制作した「Fate Zero」シリーズの主題歌なのです。
「LiSAの始まりも転換期もufotableの作品でしたー」っていうちょっとした豆知識です。
『紅蓮華』はやっぱり凄かった?
僕個人の意見としては、『紅蓮華』が特別素晴らしい曲だとは思いません。
ただ、『鬼滅の刃』によく合っている曲だなとは思います。
そしてやっぱり個人的には、SAOや魔法科高校の劣等生の主題歌の方が鳥肌が立ちましたね。
特にSAOの「crossing field」と「Catch the Moment」、魔法科の「Rising hope」はレベチ。
ちなみに僕がLiSAの曲で一番好きなのは「一番の宝物」です。LiSAが初めてアニソンを歌ったアニメ『Angel Beats!』の挿入歌。聞いたことない人はアニメを見てぜひ聞いてみてください。大事なのでもう一回言いますが、アニメを見てぜひ聞いてみてください。
『鬼滅の刃』の評価は?
ここでは『鬼滅の刃』を6つの観点からそれぞれ100点満点で個人的目線で評価しています。
作画 | 95点 |
世界観・設定 | 70点 |
ストーリー | 75点 |
演出 | 93点 |
キャラ | 90点 |
音楽 | 85点 |
作画はちょっとおまけの95点。戦闘シーンの作画はもちろん凄いです。もちろん凄いんですけど、他の制作会社でも実現可能な範囲内。
ただ、ヒノカミ神楽の演舞が僕にとっては衝撃的だったので95点を付けました。
世界観・設定は原作の影響がほとんどですが、とても引き込まれる設定というわけではありませんでした。僕がジャンプ慣れしてるからだと思います。
ストーリーも原作の影響がほとんどでした。最近のアニメは原作の劣化版であることがほとんどですが、『鬼滅の刃』は原作からの劣化が気になりませんでした。ということで割と高めの75点。
演出に関しては第19話「ヒノカミ」が全て。素晴らしい演出でした。ただ、最近よく見る演出であるのも事実。ということで95点から少し点を落として93点に。
キャラはかなり高得点です。なぜならキャラ人気が絶大だから。特に炭治郎の仲間の我妻善逸(CV.下野紘)の人気が凄い印象。『鬼滅の刃』が子供や学生だけじゃなくて、中高年でも見られる理由となったのは間違いなくキャラ。今後もスピンオフ展開しやすいキャラ設定で高評価です。
音楽はOPの『紅蓮華』の圧倒的セールス、挿入歌の『竈門炭治郎の歌』が目立つますが、EDが微妙なんですよね。。。
僕はOPよりEDに期待することが多いので、EDにも力を入れて欲しかったなぁ。
まとめ
『鬼滅の刃』は素晴らしいアニメであることは間違いありません。僕もみていて心揺さぶられました。
ですがそれと同時に「『鬼滅の刃』でこれだけの人気になるのであれば、他の作品でも十分チャンスがあるのでは?」と思うようにもなりました。
これからのアニメ界で『鬼滅の刃』を超える異端児が登場してくれればと思います。それとアニメ『鬼滅の刃』はまだまだ終わらないと思うので、楽しみに待っておきます。