今回は『呪術廻戦』のTVアニメ1期について語っていく。ジャンプ作品としては珍しく、僕が原作を読んでいないので、新鮮な形でアニメを視聴している。
あらすじ
少年は戦うーー「正しい死」を求めて
辛酸・後悔・恥辱
人間が生む負の感情は呪いと化し日常に潜む
呪いは世に蔓延る禍源であり、最悪の場合、人間を死へと導くそして、呪いは呪いでしか祓えない
驚異的な身体能力を持つ、少年・虎杖悠仁はごく普通の高校生活を送っていたが、
ある日“呪い”に襲われた学友を救うため、特級呪物“両面宿儺の指”を喰らい、己の魂に呪いを宿してしまう呪いである“両面宿儺”と肉体を共有することとなった虎杖は、
最強の呪術師である五条 悟の案内で、対呪い専門機関である「東京都立呪術高等専門学校」へと
編入することになり……呪いを祓うべく呪いを宿した少年の後戻りのできない、壮絶な物語が廻りだす―
『呪術廻戦』公式サイトより引用
『呪術廻戦』の感想
ここでは『呪術廻戦』の感想について語っていく。ネタバレもしていくので、未視聴の人は気をつけてほしい。
感想①:MAPPAによる圧倒的作画
『呪術廻戦』はMAPPAがアニメ制作を担当している。MAPPAは『進撃の巨人』や『ゾンビランドサガ』を手がけているアニメ制作会社で、高クオリティの作画に定評がある。特に『進撃の巨人』の作画は圧巻のクオリティだ。
そんなMAPPAがアニメ制作をするのだ。『呪術廻戦』が面白くないわけがない。
戦闘シーンがめちゃくちゃカッコいい。ただのモブキャラとの戦闘でもカッコいいのだが、五条悟の領域展開や、最終回の虎杖と釘崎の共闘は次元が違う。ラップ調のBGMと戦闘シーンを混ぜる演出も素晴らしい。とにかく見ていて飽きることがなかった。
感想②:完全に海外向けを狙っている
『呪術廻戦』はどう考えてもメガヒットを狙いにいっている。
思えば、ジャンプ作品で世界的に話題になった作品の多くは日本の文化を取り入れたものだった。『NARUTO』なんかまさにそうだし、『鬼滅の刃』も日本の大正時代が舞台となっていて、日本刀が登場する。このような設定は海外のアニメファンが大好きだ。『NARUTO』も『鬼滅の刃』もアニメ制作に懸ける情熱が段違いだった。集英社の戦略なのだろう。
ということで『呪術廻戦』も気合入りまくりだ。『呪術廻戦』に登場する呪いという物自体は、世界中に存在する。だが本作の場合、仏教的な要素が強い呪いなので、日本らしさを醸し出せている。
そしていい感じにグロい。海外の人は基本的にグロテスクな演出が大好きだ。
音楽はメロディーだけ聞いていても楽しめるし、戦闘シーン中に楽曲を挿入するスタイルも海外の方々が好きそうな演出だ。もう、海外向けを狙っているとしか思えない。
『呪術廻戦』の評価
ここでは『呪術廻戦』のアニメとしてのクオリティについて、個人的な目線強めで評価していく。
作画 | 95点 |
世界観・設定 | 85点 |
ストーリー | 85点 |
演出 | 95点 |
キャラ | 85点 |
音楽 | 85点 |
作画
作画はもう完璧に近い。ただ、作画のクオリティの最大値がちょっと低いかなと。『鬼滅の刃』の伝説の神回『ヒノカミ』ぐらいのクオリティを織り交ぜたいところだ。
世界観・設定
世界観・設定は現代日本に溶け込む形で、呪いを取り入れている点が良かった。多くの若者に受け入れられる設定だ。
ストーリー
ストーリーも白熱していて、緊張感があるのも良かった。多分、平気で味方が死ぬタイプの作品なので、常にドキドキしながら見ている。
演出
先ほども挙げたとおり、五条悟の領域展開と、虎杖と釘崎の共闘シーンの演出が素晴らしい。カッコよさ全振りだ。
キャラ
萌え要素は一切ないのだが、キャラはとても魅力的。五条悟や伏黒恵の女子人気が凄まじい。男性の僕には興味がないが。
音楽
僕の好きなタイプの曲と真逆なので個人的には好きになれなかった。だが、iTunesのランキングでいつも上位にあるので85点に。
さいごに
『呪術廻戦』は続編制作が決定している。乙骨優太のエピソードが収録されているコミックス0巻が映画化されるのだ。もうひとりの主人公と言われる乙骨、どんなストーリーになるのか、どんな作画を見せてくれるのか非常に楽しみだ。