今回は『俺だけ入れる隠しダンジョン〜こっそり鍛えて世界最強〜(以下、隠しダンジョン)』について語っていく。『隠しダンジョン』は2021年冬クールに放送されている。アニメ制作会社はオクルトノボル、知名度はそこまで高くない。
『隠しダンジョン』は小説投稿サイトの『小説家になろう』が原作となっている、いわゆるなろう系だ。その後、講談社のKラノベブックスより書籍化されている。僕も漫画版をマガポケで読んだことがある。シリーズ累計発行部数は2021年2月段階で100万部を突破していて中々のヒットだ。
『隠しダンジョン』の感想
感想①:2021年冬アニメのエロ枠
『隠しダンジョン』はなろう系ということもあり、典型的な主人公最強・ハーレム系だ。「たまたま隠しダンジョンに出くわした主人公のノルが、スキルを自由に編集することができるというチート級の能力を扱えるようになる」というところから物語が始まる。そしてスキルを自由に編集するためにはLPが必要らしく、LPは自分の欲望を叶えることで増やすことができるそうだ。しかも一番効率が良いのは性欲ということで、いろんな女の子にあんなことやこんなことをしてLPを増やすことになる。
主人公最強系というよりはハーレム要素が強い設定になっている。性欲を満たすために、結構大胆なことをしてるし、キスしたときにはちゃんと糸を引かせているので、微エロ枠みたいな扱いになるだろう。
2021年冬アニメのエロ枠では『回復術士のやり直し』もある。主人公最強系の要素を兼ね備えているという共通点があるが、『回復術士』のエロは結構キツイ。『隠しダンジョン』はライトなエロって感じがする。
感想②:キャラは結構良かった
エロ枠のアニメは大体クオリティが低くなりがちだ。『隠しダンジョン』も例外ではなくクオリティはあまり高くないのだが、ヒロインたちは結構可愛かったなと思う。メインヒロインのエマは王道の金髪ヘアーでとても可愛らしいし、受付嬢のローラも茶髪ショートでこれも可愛らしい。妹のアリスも結構可愛いしめちゃくちゃエロいんだけど、TVアニメではあまり深堀りされなかったかな。
オリヴィアやルナに関しては、僕はあまり好きになれなかったけど、好きな人は好きだと思う。
『隠しダンジョン』の評価
ここでは、『隠しダンジョン』のクオリティについて、私見たっぷりに評価していく。
作画 | 65点 |
世界観・設定 | 60点 |
ストーリー | 60点 |
演出 | 50点 |
キャラ | 80点 |
音楽 | 70点 |
作画
作画はかなり安定していた。マジ魔王Ver.だからかはわからないけど、キャラデザがとても良かったように思える。
世界観・設定
主人公最強系のエロ要素強めの設定。奴隷魔術っていう響きが男の性的興奮を煽るよね。
ストーリー
ストーリーそのものもいいし、ストーリー構成がしっかりしていたので、不快感がなく視聴することができた。
演出
演出はぼちぼち。ストーリーの雰囲気に沿った適度な演出だった。
キャラ
地味にキャラの魅力が高い。異世界系なので大衆向けのキャラデザではないけど、結構可愛い。そして声優の声がドハマリしてる。
音楽
OPもEDは良かったと思う。OPの作詞がTRUEの唐沢美帆だったり、EDをHoneyWorksが制作しているので曲のクオリティ自体は良かった。
さいごに
こんな感じのエロ枠のアニメについて語るのって「なんだかなぁ」って感じだけど、全部見てしまったのでブログに投稿しておいた。『隠しダンジョン』は「とりあえずメディアミックスしてみた」って感じがする作品なので2期制作は期待できないと思う。続きを読みたい人は原作ラノベかコミックスになるだろう。気になる方は読んでみてもいいと思う。僕は読まないけど。