けいおん楽曲:アニソンランキングTOP10【桜高軽音部・放課後ティータイム】

星島てる
アニメ好きの20代。ライターで生活費を稼ぎながら、アニメ聖地の旅に出ている者です。アニメ作品の視聴数は600作品以上。

今回は『けいおん』シリーズにおける楽曲ランキングTOP10を紹介していく。私見強めなので参考程度に見てほしい。

『けいおん』の各作品について語った記事は以下の通りだ。気になる方はぜひ読んでほしい。

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目次

楽曲ランキングTOP10

第10位:ふでぺん 〜ボールペン〜

作詞稲葉エミ
作曲川口進
放課後ティータイム

第10位は『ふでぺん 〜ボールペン〜』だ。『けいおん1期』の第12話、2回目の文化祭ライブの1曲目に演奏した曲だ。唯がギターを家に忘れた影響で、さわ子先生がメインギターを演奏した。それよりも個人的に好きなのは、『けいおん2期』の第9話の演芸大会で唯と梓のコンビで演奏したものだ。エレキギターをアコースティックギターっぽく演奏して民謡風にアレンジしたものとなっているが、これが歌詞とメロディーとマッチしていて良かった。

第9位:ギー太に首ったけ

作詞大森祥子
作曲Tom-H@ck
平沢唯(CV.豊崎愛生)

第9位は『ギー太に首ったけ』だ。ギー太とは唯が使っているギターの愛称のことで、ギー太のために作られた平沢唯のキャラソンだ。まずイントロのギターがメッチャかっこいい。とてもJKが演奏しているとは思えない。イントロが終わったあとの「Oh!」も可愛い。
歌詞は大人っぽい艶があってセクシーなものなんだけど、実際はギー太のエピソードを掛けているのが面白い。ゆるふわボイスを楽しんで聞くのもいいし、セクシーな唯を想像しながら聞くのもいいかもしれない。

第8位:Cagayake!GIRLS

作詞大森祥子
作曲Tom-H@ck
桜高軽音部

第8位は『Cagayake!GIRLS』だ。『けいおん1期』のOPテーマとして起用されている。基本的に『けいおん!』のOPテーマはバンドというより電子音楽に近く、演奏や歌がめちゃくちゃ難しい。「やれるもんならやってみろ!」って感じで制作されていると思う。
『けいおん!』のOPは3曲存在するが、その中でも『Cagayake!GIRLS』は比較的優しい曲調だと思う。そして一番バランスが取れている曲だと思う。サビも盛り上がりすぎることなく、AメロやBメロのリズムもいい。

ちなみに『Cagayake!GIRLS』は平成アニソン大賞の作曲賞を受賞している。納得すぎる。

第7位:GO! GO! MANIAC

作詞大森祥子
作曲Tom-H@ck
放課後ティータイム

第7位は『GO! GO! MANIAC』だ。おそらく『けいおん』の数ある楽曲の中で最も有名な曲だと思う。先程紹介した『Cagayake!GIRLS』』と比べると、演奏や歌のレベルが一気に引き上げられる。特にAメロとか歌うの大変そうだなと思う。イントロからサビの流れはどの曲よりもテンション上がるし、中毒性が非常に高い。サビが終わってからの唯の「はっ!」も可愛くて良い。

ちなみに『GO! GO! MANIAC』はシングルで1位を獲得している。アニソンがCD売上のトップに君臨したということで、当時は非常に話題になっていたのを今でも覚えている。

第6位:ごはんはおかず

作詞平沢唯
作曲bice
放課後ティータイム

第6位は『ごはんはおかず』だ。作詞は平沢唯ということになっているが、ベースは原作者のかきふらい先生が手がけているのだろう。それにどれくらい京アニが介入したのかはよく知らない。ただ、唯らしい歌詞だとは思う。唯は何を食べても太らない体質のためごはんをおかずにしてしまっても問題ないのかもしれないが、多くのJKにとっては頭を悩ませる歌詞だろう。
作中では第20話の3回目の文化祭の1曲目として演奏された。この時の文化祭ライブの特徴として唯が作詞した曲を用いている点が挙げられる。

第5位:Utauyo!MIRACLE

作詞大森祥子
作曲Tom-H@ck
放課後ティータイム

第5位は『Utauyo!MIRACLE』だ。『けいおん2期』の後半テーマのOPとして起用されている。OPテーマにおいて最も凄みを感じる曲だと個人的に感じている。他の2曲がどのようなイメージで作曲されているのかは理解できるのだが、『Utauyo!MIRACLE』がどのようなプロセスで作曲されたのか全く理解できない。それぐらい情報量が多い複雑な曲となった。
特に最初のサビが終わってからのギターのメロディーがとんでもないことになっている。ギターを全く知らない僕でも、あのメロディーのヤバさが分かる。それとサビのメロディーに合わせて唯がアクションする映像も中毒になった。

第4位:わたしの恋はホッチキス

作詞稲葉エミ
作曲藤末樹
放課後ティータイム

第4位は『わたしの恋はホッチキス』だ。『けいおん1期」の第8話の新歓で演奏された曲だ。梓が軽音部に入部するきっかけになったのもこの曲だ。それと『けいおん2期』の第1話で唯が一人で練習していたのもこの曲だ。
『わたしの恋はホッチキス』で印象に残るのはやはりイントロのギターメロディーだろう。ゆったりとしたエレキギターのメロディが個人的に好みなのだが、これは完全に僕のタイプにドハマリした。センスがとても良い。
それとサビのメロディーが聞いていてとても心地よい。スピッツみたいな爽やかさをどこか感じてしまう。

楽曲ランキングTOP3

第3位:天使に触れたよ!

作詞稲葉エミ
作曲川口進
放課後ティータイム

第3位は『天使に触れたよ!』だ。第2位とめちゃくちゃ迷ってしまったが、とりあえず3位に。理由は『天使に触れたよ!』のエピソード補正が強すぎて、曲そのものを評価することがどうしてもできなかったからだ。『天使に触れたよ!』は『けいおん2期』の第24話に挿入された楽曲で、卒業生の唯、澪、律、紬が2年生の梓のために贈った曲だ。
従来の卒業ソングは、卒業生のために歌うことがほとんどなのだが、『天使に触れたよ!』は残された人、つまり在校生に向けて作られた曲なのがポイントだ。イントロの入り方も青春の爽やかさと切なさを感じさせる素晴らしいものだ。
そして何よりもあのエピソードが泣ける。曲の評価じゃなくなるけど、梓のあの泣き方ズルすぎないか? もらい泣きしてしまう。

第2位:U&I

作詞平沢唯
作曲前澤寛之
放課後ティータイム

第2位は『U&I』だ。『天使に触れたよ!』と迷ったのだが、曲単体のクオリティが高かったなぁと思った。『U&I』は唯が妹の憂のために作られた曲で、『You&I』と憂(うい)を掛けて『U&I』というタイトルになっている。この曲のいいところはお世話になった人への感謝の気持ちが歌詞とメロディーに詰まっているところだ。『けいおん2期』の第20話の文化祭ライブの最後の曲で『U&I』が演奏される。その際に、唯がお世話になった憂はもちろんのこと、幼馴染で生徒会長の真鍋和と、さわ子先生も映し出されていく演出が良かった。『映画けいおん』の卒業ライブでも唯が、あずにゃんや放課後ティータイムに向けて歌っていたのも良かった。

『けいおん』の中でもメッセージ性が最も強い曲かもしれない。

第1位:ふわふわ時間

作詞稲葉エミ
作曲川口進
放課後ティータイム

第1位は『ふわふわ時間』だ。結局『けいおん』はこの曲に行き着くのだ。『けいおん1期』の第6話の初めての文化祭ライブで演奏した曲でもあり、『けいおん1期』の第12話、『けいおん2期』の第26話、『映画けいおん』の最後の最後に流れた曲でもある。やはり『けいおん』の原点は『ふわふわ時間』なのだろう。
それも納得で『けいおん』の曲の中でもっとも放課後ティータイムらしさが出ているのだ。唯のゆるふわボイスが最大限活きる曲調になっているが、歌が強調されすぎることもなく楽器の音も活きている。こんなにバランスが取れているアニソンはなかなか無い。名曲中の名曲だ。

ちなみに『ふわふわ時間』は平成アニソン大賞の特別賞を受賞している。

さいごに

このランキング記事を読んで「なんで『Don’t say “lazy”』入ってないんだよ!」とか思った人も多いだろう。理由は単純で『けいおん』のEDみたいな曲調が僕の好みではないからだ。それよりもOPみたいなガッツリのアニソンや、挿入歌のような爽やかで青春を感じさせる曲の方が好みだ。もちろんEDのような曲調が人気になりやすいのも理解できるが、僕の好みではないのだからしょうがない。

とはいえ、TOP3以降の3曲は絶対に外せない曲だと思う。どれもエピソード補正が効いていて、印象に残る曲に仕上がった。高校生らしい作詞・作曲センス(作曲は高レベルだと思うけど)も逆に良かった。やはり神アニメには神アニソンが付きものだ。

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