今回は『劇場編集版かくしごとーひめごとはなんですかー(以下、劇場版かくしごと)』について語っていく。2020年にTVアニメが放送された『かくしごと』だが、2021年に『劇場版かくしごと』が上映された。原作者の久米田康治先生の画業30周年を記念しての制作だ。
『劇場版かくしごと』の感想
感想①:新規カットはかなり少なめ
劇場編集版ということで、基本的にはTVアニメの編集版となる。そして新規カットがわずかばかり追加されるのだが、想像以上にわずかばかりだった。
新規カットの内容は「姫ちゃんが漫画を書き始めていたところ」だ。流石に父親のような下ネタギャグ漫画ではなく、正統派の漫画だ。そして姫ちゃんも「お父さんには内緒」ということで「かくしごと」となる。
『かくしごと』のストーリーにおいては非常に重要なシーンではある。『かくしごと』ファンの人は視聴してみてもいいだろう。各配信サイトで視聴できるはずだ。
感想②:コスパはかなり良いのでは?
『劇場版かくしごと』はかなりコスパが良かったのではないだろうか。ここで言うコスパは視聴者側のコスパではなく製作者側のコスパのことだ。興行収入は1,000万円ほどだったそうだが、上映館数も少なく製作コストもそこまでかかっていないはずだ。
TVアニメが放送されてから1年後の上映ということで、内容をうろ覚えの人がほとんどのはず。ファンサービスとしてはかなり良かったのではないだろうか。
『劇場版かくしごと』の評価
作画 | 75点 |
世界観・設定 | 75点 |
ストーリー | 65点 |
演出 | 65点 |
キャラ | 75点 |
音楽 | 80点 |
作画
TVアニメと変わらず。
世界観・設定
TVアニメと変わらず。
ストーリー
編集版ということで流石にストーリーの質は落ちる。ただ、まとまり方としては良かった。
演出
TVアニメと変わらず。
キャラ
TVアニメと変わらず。
音楽
TVアニメと変わらず。
さいごに
ひとまず『かくしごと』が完全に完結した。久米田康治先生が次回作を制作するのかどうかは分からないが、ひとまずお疲れ様といったところだろう。
たまーにこういう渋い作品があるからマイナーなアニメを見るのが辞められないのだとつくづく思う。今後もアニメライフを楽しんでいこうと思う。