本記事では『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』の原作ライトノベルの全巻の感想をまとめている。
ちなみに感想を執筆している僕は、ダンまちのTVシリーズ（1期、2期、3期、外伝）を既に視聴したうえで、原作ライトノベルを読んでいる。
それを考慮しつつ、本記事を読んでみてほしいと思う。
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか
迷宮都市オラリオ──『ダンジョン』と通称される壮大な地下迷宮を保有する巨大都市。未知という名の興奮、輝かしい栄誉、そして可愛い女の子とのロマンス。人の夢と欲望全てが息を潜めるこの場所で、少年は一人の小さな「神様」に出会った。
「よし、ベル君、付いてくるんだ！ 【ファミリア】入団の儀式をやるぞ！」「はいっ！ 僕は強くなります！」
どの【ファミリア】にも門前払いだった冒険者志望の少年と、構成員ゼロの神様が果たした運命の出会い。
これは、少年が歩み、女神が記す、──【眷族の物語（ファミリア・ミィス）】──
『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』より引用
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アニメでストーリーを把握していたが、原作はやっぱり面白い。個人的にはフレイヤの思惑が分かりやすく感じた。それと、女性キャラの心情描写が描かれているのもポイントだ。女性作家ならではのお姉さん目線が楽しめる。
それでいて、戦闘シーンが熱い。特に「悔しさ」という感情にフォーカスされているのが、女性作家らしいかも。
広大な世界観を感じさせるのもいい。ここからヘスティアファミリアが少しずつ大きくなっていく。成長を感じさせるストーリーが楽しみだ。
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか２
「初めまして、白髪のお兄さん」
ベルに声をかけてきたのは、自ら≪サポーター≫を名乗る少女・リリだった。半ば強引にペアを組むことになった少女を不審に思いながらも、順調にダンジョンを攻略していく二人。束の間の仲間。一方で、リリが所属する【ソーマ・ファミリア】には悪い噂が絶えない。その先には、人の心までも奪うとされる≪神酒≫の存在が──？
「神様、僕は……」 「大丈夫、ベル君の異性を見る目は確かなのさ。神のように、きっとね」
これは、少年が歩み、女神が記す、──【眷族の物語（ファミリア・ミィス）】──
『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか２』より引用
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今回はリリ編。TVアニメの中でも印象に残っているエピソードだったから、ストーリーは覚えていた。
僕が個人的に驚いたのは、ベルの担当アドバイザーのエイナが、ロキ・ファミリアのリヴェリアと知り合いだったこと。これTVアニメでやってたっけ？ この辺の深掘りもいつかされそうだな。
そしてリリとのやり取りは心情描写があると、より面白くなる。お互いにどのように駆け引きしているのかがよく分かる。
3巻もかなり熱いストーリーになることが予想されるので、とても楽しみだ。
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか３
「……君は、臆病だね」 「！？」 「臆病でいることは冒険で大切なこと。でもそれ以外にも、君は何かに怯えてる」
突如憧れの女性【剣姫】アイズと再会を果たしたベル。そこで突きつけられてしまった事実。自分を抉る最大の因縁。紅い紅い、凶悪な猛牛・ミノタウロス。少年はそんな自分を情けなく思った。そして少年は初めて思った。僕は──英雄になりたい。
『偉業を成し遂げればいい、人も、神々さえも讃える功績を』
これは、少年が歩み、女神が記す、──【眷族の物語（ファミリア・ミィス）】──
『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか３』より引用
TVアニメ『ダンまち1期』の中では文句なしのエピソードだった。ベルが最短時間でレベル2になる瞬間を描いている。やはり、”あの”ケンタウロスとの戦いが、『ダンまち』の真骨頂だ。
特にライトノベル原作だと、”冒険”とか”成長”という言葉が用いられているのがいい。成功でも失敗でも、冒険すれば成長に繋がるのだ。僕たちが住んでいる現実世界でも同じことがいえると思う。
それと、思っていたよりもアイズの存在感が強い。アイズの心情描写が描かれており、ベルに興味津々であることがよくわかる。リリの立ち位置もよかったなぁ。
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか４
「「「「Ｌｖ．２～～～～～～！？」」」」
先のミノタウロス戦での勝利により、Ｌｖ．２到達、世界最速兎（レコードホルダー）となったベル。一躍オラリオ中の注目・羨望を集めることとなった少年の元には、仲間への勧誘が絶えない。廻り巡る環境。そんな折――
「俺と契約しないか、ベル・クラネル？」
偶然にも自身の装備≪兎鎧≫を創った鍛冶師のヴェルフと出会い、仲間を組むことに。しかも、彼は圧倒的な力を誇る≪魔剣≫唯一の創り手らしいのだが……？
犬人ナァーザ、そして女神ヘスティア、ベルが交わした２つのアナザーエピソードも収録！ これは、少年が歩み、女神が記す、──【眷族の物語（ファミリア・ミィス）】──
『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか４』より引用
4巻では鍛治師のヴェルフが登場する。今までは冒険者とサポーターに焦点が当たっていた。だが、ここで鍛治師の実態がメインストーリーとなった。
それと、サブストーリーでは薬剤師にも焦点が当たっていた。『ダンまち』の世界では、冒険者以外の職業も発展しているようだ。
ヴェルフは世界で数少ない、魔剣を作れる鍛治師だ。そんなこともあり、多くの冒険者は魔剣のためにヴェルフに近づこうとする。だが、ベルは違った。魔剣ではなく、”ちゃんと”ヴェルフ自身と向き合ったのだ。ベルの良さが分かるストーリー展開だった。
ダンまち 外伝 ソード・オラトリア
『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 外伝 ソード・オラトリア』より引用
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか５
『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか５』より引用
ダンまち 外伝 ソード・オラトリア２
『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 外伝 ソード・オラトリア２』より引用
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか６
『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか６』より引用
ダンまち 外伝 ソード・オラトリア３
『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 外伝 ソード・オラトリア３』より引用
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか７
『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか７』より引用
ダンまち 外伝 ソード・オラトリア４
『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 外伝 ソード・オラトリア４』より引用
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか８
『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか８』より引用
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか９
『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろう９』より引用
ダンまち 外伝 ソード・オラトリア５
『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 外伝 ソード・オラトリア５』より引用
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか１０
『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか１０』より引用
ダンまち 外伝 ソード・オラトリア６
『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 外伝 ソード・オラトリア６』より引用
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか１１
『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか１１』より引用
ダンまち 外伝 ソード・オラトリア７
『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 外伝 ソード・オラトリア７』より引用
ダンまち ファミリアクロニクル episodeリュー
『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか ファミリアクロニクル episodeリュー』より引用
ダンまち 外伝 ソード・オラトリア８
『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 外伝 ソード・オラトリア８』より引用
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか１２
『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか１２』より引用
ダンまち 外伝 ソード・オラトリア９
『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 外伝 ソード・オラトリア９より引用
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか１３
『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか１３』より引用
ダンまち 外伝 ソード・オラトリア１０
『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 外伝 ソード・オラトリア１０』より引用
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか１４
『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか１４』より引用
ダンまち 外伝 ソード・オラトリア１１
『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 外伝 ソード・オラトリア１１』より引用
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか１５
『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか１５』より引用
ダンまち 外伝 ソード・オラトリア１２
『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 外伝 ソード・オラトリア１２』より引用
ダンまち ファミリアクロニクル episodeフレイヤ
『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか ファミリアクロニクル episodeフレイヤ』より引用
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか１６
『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか１６』より引用
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか１７
『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか１７』より引用