今回は『ポプテピピック(POP TEAM EPIC)』について語っていく。『ポプテピピック』は2014年から連載されている4コマ漫画が原作だ。これが2018年、神風動画によってアニメ化された。
キャッチコピーは「どうあがいても、クソ」「世界一無駄な30分」といった感じに、とにかくクソアニメだ。
『ポプテピピック』の感想
ネタバレしていないので未視聴の方でも読めます!
感想①:パロディが理解できない
『ポプテピピック』のストーリーの基本路線は、パロディネタの連発だ。これが誰にでも分かるようなパロディならまだしも、超マニアックな部分を突っ込んでくる。なので全く理解できない。それでも面白いから不思議だ。
おそらく、『ポプテピピック』の全てのパロディを頭の中で理解している人は、世界で10人もいないだろう。というか、1人いるかすらも怪しい。ちなみに僕は、1話あたりに1個ぐらいしか理解できるパロディがなかった。
そしてWikipediaによると、パロディで問題になった際の責任問題をハッキリさせるために、製作委員会方式ではなくキングレコード単独の製作となっているそうだ。こんなことのために単独製作…(笑)。
感想②:『ポプテピピック』はなぜ面白いのか
パロディが理解できないのになぜ『ポプテピピック』は面白いのだろうか。そのヒントは”飽きさせない演出”にある。
まず、各話のAパートBパートで声優を変更しているのが面白い。『ポプテピピック』は全12話で展開されているので、48人の声優が演じていることになる。だから、どんなに理解できないネタでも飽きない。それに加えて、演じている声優とのギャップもあるので、声優人気が凄まじい現代アニメ界で大きくウケたのだろう。
そして、『ボブネミミッミ』に代表されるように、ところどころで作風を劇的に変化させているのも面白い。「これめちゃくちゃお金と時間かけてるんじゃ…」と思わせる作風も見られた。
しかし、やっぱりクソアニメであることには変わりない。これは本当に間違いない。
『ポプテピピック』の評価
作画 | 50点(採点不可) |
世界観・設定 | 70点 |
ストーリー | 70点 |
演出 | 70点 |
キャラ | 50点 |
音楽 | 70点 |
作画
基本的に作画のレベルは高い。だが、『ボブネミミッミ』のような底辺レベルの作画を展開することもあるので、もはや採点不可だ。
世界観・設定
様々な世界観が展開されていて、それはそれで面白かった。その度に作風を変化させているので、見ていても飽きない。
ストーリー
ストーリーは意味不明。だが、それが逆に面白い。
演出
演出はとても面白かった。毎回違った演出を見せてくるので、見ていて飽きない。
キャラ
声優48人が演じたことで、様々なポプ美とピピ美を見ることができた…。
音楽
どの楽曲も基本的にメロディーは良い。歌詞が終わってるけど…。
さいごに
2021年秋クール、『ポプテピピック』が声優をリミックスして再放送された。そしてその際に、TVアニメ2期の制作が発表されたという。ということで、クソアニメがまだまだ続くようだ。
なんだかんだで覇権アニメだったかもな…。