ラブライブ!サンシャイン!! The School Idol Movie Over the Rainbow 感想:評価:レビュー

劇場版ラブライブ!サンシャイン!!
星島てる
アニメ好きの20代。ライターで生活費を稼ぎながら、アニメ聖地の旅に出ている者です。アニメ作品の視聴数は600作品以上。

今回は『ラブライブ!サンシャイン!! The School Idol Movie Over the Rainbow(以下、劇場版サンシャイン)』について語っていく。

『サンシャイン2期』が2017年秋クールに放送された後、2019年1月に『劇場版サンシャイン』が上映される。

アニメ制作は前作に引き続き、サンライズが担当した。

目次

『劇場版サンシャイン』の感想

μ’sの劇場版はOVA的な要素が強かった。TVアニメで既に物語が完結していたからだ。その一方『劇場版サンシャイン』は、TVアニメの正統な続編だったといえる。3年生の3人が卒業した後の葛藤に苦しんでいたからだ。

思えばμ’sは、3年生が卒業する段階で、μ’sを解散することが決定されていた。しかしAqoursは、3年生が卒業しても、新生Aqoursとして活動を続けることを決定していた。Aqoursの物語はまだまだ続いていくのだ。

しかし、3年生が卒業してしまったことが原因で、Aqoursのパフォーマンスが大きく落ちてしまう。その葛藤と向き合うストーリーが『劇場版サンシャイン』で描かれる。

物語前半、3年生が卒業してしまったAqoursは意気消沈し、「0に戻ってしまったのではないのか」と自信喪失に陥っていた。だが、イタリア旅行やSaint Snowとのやり取りを経て、高海千歌(CV.伊波杏樹)は「0に戻ることはない!」と結論づける。そして全く新しいAqoursであること、つまり、「自分らしさを発揮できればいいんだ!」と割り切ることができた。

『劇場版サンシャイン』は3年生の門出を祝うと同時に、新生Aqoursの新たなスタートを描いたストーリーだったといえる。

『劇場版サンシャイン』の評価

作画75点
世界観・設定70点
ストーリー70点
演出70点
キャラ80点
音楽75点

作画

作画はいつも通り。映画上映ということで、美術に力が入っていたのが印象的だった。

世界観・設定

μ’sの時と同様に海外が舞台となっている。今回はイタリア。特にヴェネツィアが舞台となっていて、『サンシャイン』の”水”のイメージにピッタリだ。

ストーリー

イタリアでの小原鞠莉(CV.鈴木愛奈)の親子関係、Saint Snow、新生Aqoursなど、色んなストーリーを盛り込んできた。それでもある程度まとまっていたのが凄い。

演出

演出はぼちぼち。やっぱり劇場版になると、ミュージカル要素が非常に強くなる。どんどん新曲を盛り込んでくるので、ちょっとビジネス臭がしてしまう。ちなみに『劇場版マクロスF』も、新曲をガンガン盛り込んでくるけど、ビジネス臭はしなかった。

キャラ

曜ちゃんの従兄弟の渡辺月(CV.黒沢ともよ)が新キャラとして追加。個人的にはお気に入りのキャラだけど、新キャラとして登場させるほどの理由があるように思えない…。

音楽

音楽は普通。ただ全体的にライブ受けしそうな曲だなぁと思う。主題歌の『Next SPARKLING!!』は王道のロック曲で個人的に好み。それとSaint Snowの楽曲がツボ。

さいごに

これで『サンシャイン』シリーズが終了。だが、2022年現在も、声優の方のAqoursは活動を続けているようで、2022年6月には東京ドームでライブが開催されるらしい。なんだか凄いな…。

それと新たな『ラブライブ!』として『虹ヶ咲』シリーズが展開されている。こちらもしっかり視聴して、ブログにしようと思う。

また、スピンオフ作品として『幻日のヨハネ』も2023年夏クールに放送されている。

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