今回は『からかい上手の高木さん』のTVアニメ1期について語っていく。
『からかい上手の高木さん』は、2013年から連載が開始された漫画が原作だ。原作者は山本崇一郎。現在は小学館の『ゲッサン』で連載されている。2021年9月時点で、累計発行部数が1,000万部を突破している。サンデーの漫画より売れてる…。
そして2018年冬クールにTVアニメ1期が放送された。アニメ制作はシンエイ動画が担当した。
『からかい上手の高木さん1期』の感想
ネタバレしているので、未視聴の人は気をつけてください!
感想①:4年振りに見た
『からかい上手の高木さん1期』が放送された当時、僕は卒業間近の高校3年生だった。たまたま高校の図書室に、なぜか『からかい上手の高木さん』の原作漫画が置いてあって、それに夢中になってた記憶がある。今思うと、『からかい上手の高木さん』がキッカケで、ラブコメにハマっていた気がする。
そして、僕にとってドンピシャのタイミングで、『からかい上手の高木さん1期』が放送された。当時、リアルタイムで視聴していたし、楽曲も速攻で購入して、バイトの休憩時間に聴き込んだ記憶がある。
それから4年後、再び『からかい上手の高木さん1期』を視聴してみた。以前と比べると、僕は明らかに目が肥えていて、アニメに対する考えも強烈になっている。それでもやはり、『からかい上手の高木さん』は色褪せてなかった。むしろ、僕の脳がアニメに浸ってる影響で、以前よりも楽しく視聴できたと思う。
感想②:『クリティカル』が強烈な理由
『からかい上手の高木さん1期』は、基本的に、高木さん(CV.高橋李依)が西片(CV.梶裕貴)をからかい続けるストーリー構成となっている。その中で稀に、西片がさりげなく高木さんに不意打ちをするシーンがある。それが第11話の『クリティカル』だった。
しかしこのシーン。何回見てもキュンキュンさせられる。超強烈だ。
ではなぜ、『クリティカル』が強烈になるのか。それはすごく単純で、フリとオチが設定されているからだ。高木さんが西片をからかい続けるシーンが壮大なフリとなっているからこそ、『クリティカル』のオチが凄いことになっている。
また、最終話のラストシーンで、高木さんが足をバタバタするシーンに関しては、アニメオリジナルの演出だ。もちろんこのシーンも、例外なくキュン死する。制作陣の手のひらで踊らされてる感じだ。
『クリティカル』のようなシーンが楽しみになるので、高木さんが西片をからかう展開もマンネリ化しづらい。キャリーオーバーみたいなもので、高木さんが西片をからかい続けるほどフリが蓄積し、オチの衝撃度が増大するからだ。だから『からかい上手の高木さん』は全然退屈しない。比較的イッキ見しやすいコンテンツだといえる。
『からかい上手の高木さん1期』の評価
作画 | 70点 |
世界観・設定 | 75点 |
ストーリー | 83点 |
演出 | 85点 |
キャラ | 80点 |
音楽 | 85点 |
作画
作画は、かなり安定していた。動きが少ないけれど、『からかい上手の高木さん』の場合、これで十分。
世界観・設定
今までありそうでなかった、新感覚のラブコメ。キュンに全振りしてる感じ。Mっ気のある男性はイチコロだろう。
ストーリー
単調なストーリーだけど、なぜか病みつきになる。『クリティカル』みたいな変化球も仕込んでくるのがズルい。
演出
高木さんと西片の「2人だけの世界」がしっかり演出されている。それと『クリティカル』と最終話のラストの演出がエグい。
キャラ
高木さんと西片はもちろんのこと、原作漫画と比べると、サブキャラの印象度が強い。小原好美が強い。
音楽
往年の名曲を高木さんがカバー。その相性がとにかく抜群だし、毎回エンディングが楽しみになる。
さいごに
『からかい上手の高木さん』はTVアニメ2期も放送されている。時系列的を考えると、冬を用いたストーリー展開が予想される。こちらもしっかり視聴してブログにしておきたい。