今回は『賭ケグルイ××(以下、賭ケグルイ2期)』について語っていく。
『賭ケグルイ1期』が2017年夏クールに放送された後、2019年冬クールに『賭ケグルイ2期』が放送された。
『賭ケグルイ1期』に引き続き、『賭ケグルイ2期』もMAPPAがアニメ制作を担当している。
『賭ケグルイ2期』の感想
ネタバレしているので、未視聴の人は気をつけてください!
夢子が可愛くなった?
『賭ケグルイ2期』でも蛇喰夢子(CV.早見沙織)が主人公だ。そもそも『賭ケグルイ』といえば、少しリアルなキャラクターデザインが特徴だ。良くも悪くも萌え要素が省かれている。純粋に「夢子が可愛い!」と思う人は、中々いないはずだ。
だが、『賭ケグルイ2期』では、なんだか夢子が可愛く見えてしまった。僕と同じように感じた人は少なくないはず。具体的にはキャラクターデザインが少し幼くなった気がする。それと、鈴井涼太(CV.徳武竜也)に対して、女の子らしい対応を取るようになった。
それもこれも、全ては『賭ケグルイ1期』のラストで見せた鈴井涼太のギャンブル精神が要因だろう。夢子は涼太のギャンブルに強く感激し、恋愛感情に近い感情を涼太に抱くようになった。その設定は『賭ケグルイ2期』に反映されて、夢子が少し女の子っぽく描かれるようになったのだろう。
お金以外を賭けるようになったのがいい
『賭ケグルイ2期』では生徒会選挙という名のギャンブルNo.1決定戦がテーマとなっている。今までの主な代償はお金だった。だが、今回は”票”が主な代償となっている。そして適度に”命”が代償となる感じだ。
この方向転換は凄くいいと思う。これがずっとお金だったら、いずれインフレしすぎて、現実味がなくなる数字になるところだった。大半の人間は”億”までなら価値が分かると思う。だが、”兆”を超えてしまうと一気に分からなくなってしまうものだ。
だからといってお金ではなく”命”ばかり賭けていては、ただの殺し合いになってしまう。そこで”票”の登場だ。『賭ケグルイ』の舞台となっている百花王学園は、実質的に国を支配しているといっても過言ではない。そこで生徒会長になるということは大きな意味を持つ。
残念なことに、『賭ケグルイ2期』では生徒会選挙の決着がつかなかった。順当に行けば夢子が筆頭だけれども、そう簡単に決まるとは思えない。なんなら、鈴井涼太が生徒会長に…というビジョンもあり得る。どちらにせよ、生徒会選挙の行方は非常に気になる。『賭ケグルイ3期』は制作してほしいなぁ。
『賭ケグルイ2期』の評価
作画 | 80点 |
世界観・設定 | 75点 |
ストーリー | 78点 |
演出 | 80点 |
キャラ | 75点 |
音楽 | 70点 |
作画
作画のクオリティは相変わらず高い。なんだかんだでキャラデザの乱れもないし、ギャンブルシーンの動きもいい。
世界観・設定
お金の賭けのほとんどを排除したのは凄くいいと思う。ただ、そうなってくると”命”ばっかり賭けることになってしまう例えば、拷問に近い罰ゲームとかいいと思うけどな。
ストーリー
『賭ケグルイ1期』と比べると、1話完結のエピソードが少なくなった感じ。だから次が気になってドンドン見てしまう。それと、テンポ感がよかった。
演出
ギャンブルシーンの演出は相変わらずだ。メリハリがあるのが良い。
キャラ
一気に新キャラが登場した。だけど個性が強いし、それぞれのキャラに「暗殺」「拷問」などのテーマが決まっているため、覚えやすかった。
音楽
『賭ケグルイ1期』より主題歌は好き。相変わらずセンス抜群だ。
さいごに
『賭ケグルイ3期』は制作決定していないけど、早乙女芽亜里(CV.田中美海)が主人公の『賭ケグルイ双』が2022年8月からNetflixで独占配信される。これはこれでめちゃくちゃ楽しみなので、視聴したらブログにしようと思う。