今回は『映画 私に天使が舞い降りた!プレシャス・フレンズ(以下、映画わたてん)』について語っていく。
TVアニメの『わたてん』が2019年冬クールに放送され、その後、『映画わたてん』が2022年10月14日に上映された。
アニメ制作はTVアニメに引き続き動画工房が担当している。
『映画わたてん』の感想
僕が『映画わたてん』で学んだこと。それは”友達の条件に年齢は関係ない”ということだ。このフレーズだけ見ると素晴らしい考えのように思える。だが、『映画わたてん』が幼女百合アニメであることを考慮すると、意味合いが一気に変わってくるのが怖い。
まあつまり、だ。「友達の条件に年齢は関係ないから、大人が小学生を友達にしても大丈夫!」ということなのである。……これマジで幼児犯罪者予備軍を大量生産しちゃうんじゃないかな。笑
しかも『映画わたてん』ではお年寄りの女性同士が百合展開している。「それは美しい友人関係だ」という見方もできる。でも僕はまだ完全に百合アニメに染まったわけではないので、少々見苦しく感じてしまった。
まあどちらにせよ、『映画わたてん』は日常系百合アニメとしては最高にキマってたと思う。
『映画わたてん』の感想
作画 | 70点 |
世界観・設定 | 65点 |
ストーリー | 68点 |
演出 | 70点 |
キャラ | 75点 |
音楽 | 75点 |
作画
日常系アニメなので、スクリーンの大画面を活かした作画を取り込むのは厳しそうだった。作画は全体的に安定していて、所々で可愛らしい動きがある感じだ。
世界観・設定
TVアニメと比べると百合要素が強くなった気がする。幼女どころかお年寄りの百合展開が出てくるあたり、普通にヤバい。
ストーリー
約60分という尺がちょうどよかった。ストーリー展開は少々強引な気がする。けど、ほとんどのキャラの個性がしっかり発揮されているシナリオだったので、まあOK。
演出
さすが動画工房。萌えキャラをかわいく魅せる演出が手堅すぎる。
キャラ
TVアニメよりも百合要素が強い。みやこ×花、ひなた×乃愛が熱かった。むかし、僕の友人が「ひなたが推し」って言っていて、当時の僕は全く理解できなかったけど、『映画わたてん』でそれがなんとなくわかった気がする。『物語シリーズ』の阿良々木火燐に似てる感じ。
音楽
僕が個人的に注目している伊賀拓郎が、TVアニメに引き続き音楽を担当。挿入歌の『大切な気持ち』が良かった。
さいごに
『わたてん』は数少ない良質な百合アニメなので、それなりの人気がある。今回の『映画わたてん』の売り上げ次第では、TVアニメ2期やOVA制作が決定する可能性もあるだろう。
あとは動画工房がそれを引き受けてくれれば最高だ。まあ気長に待ってみようと思う。気長に待てない方は原作コミックスを読むしかないかも。