【暦物語感想】ラノベの短編集は大体面白い→ヒロインがほぼ全員登場!

暦物語
星島てる
アニメ好きの20代。ライターで生活費を稼ぎながら、アニメ聖地の旅に出ている者です。アニメ作品の視聴数は600作品以上。

今回は『暦物語』について語っていく。

『暦物語』は公式アプリ『暦物語』内にて、2016年1月より毎週無料配信された。1話あたりの尺は約14分ほどで、一般的なTVアニメの半分ほどのボリュームである。

アニメ制作はシャフトが担当した。

目次

『暦物語』の評価

※ネタバレ注意!

作画85点
世界観・設定90点
ストーリー90点
演出90点
キャラ95点
音楽93点
※個人的な評価です

作画

作画のクオリティはいつも通り高いけれども、戦闘シーンが非常に少なかったので、大迫力のシーンは一切なかった。

世界観・設定

相変わらずの世界観。『暦物語』はシリアス回がほとんどなく、基本的には日常ミステリー的な設定。だからキャラの掛け合いを純粋に楽しむことができる。

ストーリー

全12話のストーリーで、1話ごとに一月進んでいくシナリオ構成。そのため『化物語』や『セカンドシーズン』の裏側が語られている。特に第10話『こよみシード』は、本編との繋げ方がとても綺麗だった。そして最後の最後で衝撃的な結末を迎える……。

なお、1話あたり10分程度の尺なので、飽きずに楽しむことができるのも特徴。個人的には『物語シリーズ』の中でも『暦物語』のストーリーはかなり好き。

演出

アプリでの配信だからか、いつもよりもパロディ演出が多い気がする。個人的には『進撃の巨人』のパロディが印象的だけど、よく考えたら『物語シリーズ』と同じ講談社作品か。

キャラ

老倉育以外のヒロインが全員登場する。そして『暦物語』が日常ミステリー的なストーリーを展開していることもあり、羽川翼が活躍する機会が多い。

あと、忍野メメを久しぶりに見た。笑

音楽

それぞれのヒロインのキャラソンがOPとなる。だから『恋愛サーキュレーション』も『白金ディスコ』も『オレンジミント』も全部出てきた。特に『ファーストシーズン』のOPが懐かしかったなぁ。

それとEDの『whiz』も中々の良曲。

『暦物語』の感想

※ネタバレ注意!

短編集は大体面白い説濃厚

ライトノベルにはSS巻なるものがある。SSとは「ショートストーリー」や「サイドストーリー」の略称のことで、まあ簡単に言えばSS巻とは短編集のことだ。

今回の『暦物語』は全12話で、1話あたり一月経過するように構成されている。そのため時系列的に『化物語』や『偽物語』と被るわけだが、『暦物語』では本編の裏側のエピソードが語られていた。

全く関係のない話から本編に繋がるような話まで様々。だが総じて、ミステリー形式で物語が進んでいく。1話あたり1つのミステリー作品を視聴しているようなものなので、そんなに飽きないし普通に面白い。

そして『暦物語』は完全にスピンオフというわけではない。最後の最後で本編に繋がっていくのだ。この「スピンオフに見せかけて本編に絡めてくる」という構成が、ライトノベルにおける短編集の面白さなのである。しかも『暦物語』の場合、まさかの”阿良々木暦死亡”という衝撃的なラストを迎えた。マジでめちゃくちゃ面白い。

ライトノベルの短編集は大体面白い説が、僕の中でかなり濃厚になってきている。

さいごに

“阿良々木暦死亡”で、しかも僕が大好きな八九寺真宵が再登場したので、一刻も早く続きが見たいのだが、放送順でいくと一旦『傷物語』を挟むことになる。まあ『傷物語』も楽しみにしていたアニメ映画だ。全部で3編あるのだが、しっかり視聴してブログにしようと思う。

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