俺の妹がこんなに可愛いわけがない。(俺妹2期)評価:感想

星島てる
アニメ好きの20代。ライターで生活費を稼ぎながら、アニメ聖地の旅に出ている者です。アニメ作品の視聴数は600作品以上。

こんにちは、てるくんです。

今回は通称「俺妹」の2期である「俺の妹がこんなに可愛いわけがない。」の感想の記事です。

1期の感想記事はこちらになります。

https://terukun.blog/oreimo/

やっぱり俺妹はキャラクターがいいですね。

アニメの制作会社が1期から変更されていますが、よりパワーアップしてキャラクターが描かれています。

目次

俺妹のキャラが成長していく

サブヒロインの活躍

2期ではメインヒロインの高坂桐乃(CV.竹達彩奈)だけではなく、サブヒロインである黒猫(CV.花澤香奈)新垣あやせ(CV.早見沙織)来栖加奈子(CV.田村ゆかり)にスポットが当てられていきます。

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僕はやっぱりあやせ派ですねぇ。

このサブヒロイン3人はいずれも主人公である高坂京介(CV.中村悠一)とそれぞれ何かしらの形で恋愛が発展します。

どんな終わり方だったのかはここでは書きませんが、それぞれキャラが強いので印象的なエピソードでした。

そして放送終了から7年がたった今、このサブヒロインたちのifエピソードがラノベとして制作されることが決まりました。

https://twitter.com/oreimo_eromanga/status/1289125126374531075?s=20

面白いのが、桐乃黒猫のTwitterのアカウントがあるんです。プロフィールで公式であるとの説明がされていませんが、桐乃役の竹達彩奈さんがフォローしているので、公式っぽいです。現在もたまにツイートをしています。作品愛が感じられますね。

登場人物の成長が見られる

漫画やアニメの楽しみの一つとして登場人物の成長がありますが、俺妹は他のアニメと比べてキャラクターの成長を感じました。

何故だかわかりませんが、オタクをテーマにしているのもあって共感しやすいのかもしれません。実際、俺妹を見ているほとんどの人はアニメ好きですよね。

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僕がアニメを見始めた初期の段階で俺妹は試聴しましたが、時間が経ってアニメ脳になるにつれて、僕の中の俺妹の評価が上がっています。

そしてやっぱり京介と桐乃の兄妹愛がいいです。

この二人も1期当初と比べればお互いのことを理解するようになって、自分の本当の気持ちに気づいてしまうんですよね。

もちろん、普通に考えてしまえば社会的に見たときに異常だと感じてしまいますが、その社会の目に対してどのような行動を取るのか。

その場面の二人の真価が問われているストーリーでした。

俺妹2期のOP・ED

俺妹2期のOP

俺妹2期のOPはClariSさん「reunion」です。

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この楽曲はYouTubeの公式チャンネルでは投稿されていませんでした。YouTubeにあるものは非公式のものなので、CDを購入するかストリーミングサービスで聞くようにしましょう。

ClariSさんは1期に引き続いてOPを努めています。

やっぱりClariSさんの曲はファンシーで印象に残りますね。歌詞もキャッチーで可愛らしいです。

俺妹2期OPのタイトルでもある「reunion」は、再会という意味です。

1期のラストのあのエピソードの意味も含めてのタイトルでしょうね。それとも過去の思い出との「再会」でしょうか。僕は後者の方が意味合いが強そうだと感じます。

俺妹2期のED

俺妹2期のEDは1期同様、ニコニコ動画で行われた応募作品から制作されました。

イラストも応募作品の中から利用されています。

ニコニコ動画全盛の時代で、ニコニコ動画の利用者も巻き込んだことで、俺妹は2期もブレークさせることができました。

この巻き込み方は非常に上手いですし、制作された楽曲はそのままキャラクターソングとしてCD販売されます。

俺妹は人気度の割には原作の発行部数は意外と普通です。ここまでアニメ人気が出たのは、原作勢に加えて多くのファンを獲得したことが大きいでしょう。それに作品としてオタクが共感しやすい内容というのも、アニメがブレークしたきっかけでしょう。

俺妹はオタク文化について考えさせてくれる

俺妹は1期に比べてよりストーリーの賛否両論が激化しています。

ネタバレなので詳細はお伝えしませんが、やはりラストの怒涛の展開は中々凄かったです。。。

てるくん

中途半端な終わり方といいますか、完全なハッピーエンドかと言われるとそうでもないような気がします。

ただ、僕が俺妹から感じたのはオタク文化について考えさせられたことです。

2020年現在のオタクの印象がアニメ全盛期の時と比べて、ライトな雰囲気になって誰でも参入しやすくなったこともあって、社会に認められているような気がしています。

しかし、俺妹放映当時はアニメオタクは陰湿というイメージが強く、ニュースでは「オタクが事件を起こした」というように印象操作もされていました。

そして、俺妹はオタクに対する偏見を一つのテーマとして見ることができます。桐乃はもちろんですし、あやせのオタクに対する見方の変わり方もそうですよね。

ラストシーンの幼なじみとのあのやりとりも、オタクとはあまり関係ないですが、見方を変えるとだいぶ偏見ですよね。本人たちが決めたことなので、「それを普通ではない」と言って批判してはいけないのです。(俺妹のラストを知っていてかつ深く考えないと分からないかもしれないです。。)

オタクと主人公が決めた選択は当時の社会から見てみれば「少数派」であり、「異常」だったわけです。

てるくん

このようにして見ていくと俺妹って意外と深い内容かもしれませんね。

まとめ

俺妹は1期含めて全体的にストーリーがまとまっていました。

原作を読んでいるわけではありませんが、電撃文庫のアニメ化は省略されることが多いと聞きます。

確かにとあるや劣等生は原作の方が面白いんだろうなぁと感じましたが、俺妹はアニメで満足できる内容でした。(だから発行部数が思ったよりも少ない?)

では俺妹の特徴をまとめます。

てるくんの俺妹の特徴まとめ
  • ストーリーに賛否両論があるが、ifエピソードが制作されるほどキャラクターが良かった
  • ClariSをデビューさせたことでまどマギに繋がった
  • OPの映像を毎回変えたり、EDは毎回異なる曲を流すといったように製作者の作品愛を感じる
  • ニコニコ動画の利用者を巻き込むようなプロジェクト、オタクをテーマにしたストーリーで多くのファンを獲得した

こんな感じですね。

アニメ好きであるなら一度目を通した方が良さそうですね。

©伏見つかさ/アスキー・メディアワークス/OIP2

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