今回は『あの日見た花の名前を僕たちはまだ知らない。(以下、あの花)』について語りました。
『あの花』はいわゆる泣きアニメです。
実際に僕も終盤は泣いてばっかりいましたし、最終回は泣きすぎてえづいてしまいました。笑
あの花はアニメ原作
深夜アニメはラノベ原作や漫画原作であることが多いのですが、あの花はアニメ原作です。
アニメ原作はラノベ原作や漫画原作とは異なり、有名なコンテンツから派生しているわけではないので、知名度を挙げるのは難しいです。
例えば「とある魔術の禁書目録」はラノベでしっかり知名度を上げて盤石の状態でアニメ化されたため、アニメでも問題なく成功させています。
しかし、アニメ原作は作品のクオリティそのもので勝負する必要があるわけです。
一方で「とある魔術の禁書目録」のようなラノベ原作はアニメで放送するためにある程度エピソードをカットすることが多く、原作より作品のクオリティが落ちてしまうことがよくあります。
しかし、アニメ原作であればアニメ制作を基準にストーリーを作ることができるので、キリのいい終わり方ができます。
このような感じでアニメ原作の作品のクオリティはピンキリですが、「コードギアス」や「まどマギ」のような神アニメが誕生することもあります。
深夜放送帯で高視聴率を獲得したあの花も十分神アニメと呼ばれる立ち位置にいるでしょう。
あの花のめんまは魔性の女
登場人物
主人公は宿海仁太・じんたん(CV.入野自由)、ヒロインは本間芽衣子・めんま(CV.茅野愛衣)です。
その他にも幼なじみとして安城鳴子・あなる(CV.戸松遥)、久川鉄道・ぽっぽ(CV.近藤孝行)、松雪集・ゆきあつ(CV.櫻井孝宏)、鶴見知利子(CV.早見沙織)が主な登場人物となります。
当時はそうでもなかったかもしれませんが、この声優のメンツはえげつないですね。
そして幼いときに不慮の事故で亡くなってしまっためんまを幼なじみである5人はそれぞれ十字架を背負って生きていたんですよね。
作中も基本的に心苦しい展開が多いです。
魔性の女だっためんまはみんなの心の中に深く刻み込まれていました。
魔性の女とは?
魔性の女タイプのキャラがいる作品は強いです。
ここでいう魔性の女とは、自分の美しさをわかっていて利用する女性ではなく、無意識的に異性に大きな影響を与えるキャラのことを指しています。
僕のイメージですとあだち充さんの漫画のヒロインキャラは魔性の女が多いです。
- 浅倉南(タッチ)
- 古賀春華(H2)
- 月島若葉(クロスゲーム)
ちなみに僕はあだち充さんのさんの作品の中でH2が一番好きで、古賀春華推しです。
立ち位置で見れば、めんまは月島若葉に似ています。
幼い時に死んでしまい、残された人々は現在でもそれを引きずってしまう。
この葛藤がとても切なくて作品としていい味を出すことが多いです。
あの花は曲の入れ方がずるすぎる
OP
あの花のOPはGalileo Galileiさんの「青い栞」です。
とても爽やかな曲となっています。
いかにも夏休みだな〜といった曲です。
声質も爽やかでメロディーも小刻みにリズミカルです。
それに気持ち良くなるような音の使い方をしているので、聞いていて気持ちいいです、
アニメでは一番しか流れませんが、二番では全く異なるメロディーとなっているので是非聞いてみてください。
ED
あの花のEDは本間芽衣子(CV.茅野愛衣)、安城鳴子(CV.戸松遥)、鶴見知利子(CV.早見沙織)がカバーする「secret base〜君がくれたもの〜(10years after ver)」です。
この曲は元々ZONEさんの曲で、あの花のキャラがカバーした曲です。
ちなみに編曲にはハチさん(米津玄師)も参加しています。
この曲がズルすぎます。笑
まず、茅野愛衣さん、戸松遥さん、早見沙織さんの3人が元々歌が上手いです。
特にバラード系が印象的です。
この3人が歌うのはズルイです。
それにEDとして流すときの流し始めるタイミングが卑怯です。
完全に泣かせにきてます。
この曲が流れるだけで毎回、感動的なラストっぽい雰囲気になってます。
さいごに
深夜帯でありながら高視聴率を達成したあの花は幅広い層に受け入れられました。
このような深夜アニメ入門向けの作品が増えはじめれば、アニメ市場も拡大させることができます。
この場合、ラノベや漫画が原作だと幅広い層をターゲットにしづらいです。
アニメ原作であればストーリーの自由度が高いので、アニメ制作会社や積極的にアニメ原作の作品を作り続けられるといいですね。
それではあの花をまとめてみます。
- あの花は涙必須の神アニメ
- 曲がめちゃくちゃいい
- あの花から十字架の重さを学べる
十字架の重さはあの花から学ぶことができますね。
ここまで多くの人々の人生を変えてしまうのが「死」です。
この背中にのしかかる十字架をどのように乗り越えるのか。あの花は少しファンタジー気味で非現実的ですが、学べることがあるのではないでしょうか。