今回は『ガヴリールドロップアウト(以下、ガヴドロ)』のTVアニメについての感想記事だ。
『ガヴドロ』は2013年から『コミック電撃だいおうじ(KADOKAWA)』で連載されている漫画が原作だ。それが2017年冬クールにアニメ化される。
アニメ制作会社は動画工房だ。
『ガヴドロ』の感想
ネタバレ注意!
ザ・動画工房という感じの良作
「動画工房らしいな」というのが、『ガヴドロ』に対する大雑把な感想だ。萌え要素をたっぷり含んだキャラクターに、シリアスパートがほとんどない日常系のストーリー。それでいて、作画がそれなりによくできていて、ギャグの演出のセンスもいい。”ザ・動画工房”的な作品となっている。
『ガヴドロ』の場合は、キャラクターが普通に可愛かったのが良かった。ネトゲのせいで堕天してしまった天使の主人公・ガヴリール(CV.富田美憂)を始め、悪魔なのにしっかり者のヴィーネ(CV.大西沙織)、厨二病全開の痛い系悪魔・サターニャ(CV.大空直美)、天使なのに性根が腐ってるラフィエル(CV.花澤香菜)など、登場するキャラがどれも手堅く可愛らしかった。
それと『ガヴドロ』は本当にシリアスパートがなかった。通常の日常系作品であれば、何かしらのシリアスパートがあるものだったりする。だが、『ガヴドロ』は圧倒的にギャグ要素が強い。だから安心して視聴できた。
サターニャが痛すぎる
一応、主人公はガヴリールなのだけれど、主人公的な活躍をしていたのはサターニャだと思う。『ガヴドロ』のストーリーの大半で、サターニャが起点になっていたからだ。まずサターニャがトラブルとか面倒臭いことを考え始めて実行する。そしてそれに対してヴィーネが対処したり、ラフィエルが乗っかったり、ガヴリールが面倒臭そうにするという流れとなっているのだ。
ただ、サターニャは厨二病全開なので、見ていてマジで痛い。しかも、ガヴリールやラフィエルがイタズラを仕掛けるので、それも見ていて痛い。さらに、『ガヴドロ』に登場する天使や悪魔は、人間よりもかなり丈夫にできている設定となっている。だからイタズラのレベルもかなり高い。普通にぶん殴ったり、縄で縛られたりする。
という感じで、とにかくサターニャが痛すぎて目立つ。ガヴリールも中々癖の強いキャラだけど、印象としてはサターニャの方が強かったと思う。
『ガヴドロ』の評価
※個人的な評価です
作画 | 72点 |
世界観・設定 | 72点 |
ストーリー | 77点 |
演出 | 77点 |
キャラ | 80点 |
音楽 | 78点 |
作画
動きが少ないけれど、作画は非常に安定していた。キャラクターデザインも可愛らしかったし、動画工房らしさが抜群に発揮されている。
世界観・設定
超優秀な天使がネトゲにハマって堕天するという設定がハマってる。これぞ日常系という感じの内容だ。
ストーリー
1クールの中で1年間進んでいたので、季節のイベントに盛り上がる天使と悪魔を見ることができる。サクサク進むのでテンポ感もいい。僕も数日ぐらいであっという間に視聴してしまった。
演出
キャラクターを可愛らしくみせる演出や、ギャグシーンの演出をしっかりこだわるのが動画工房の強みだ。『ガウドロ』でも、その強みがしっかり発揮されている。特に『ガヴリールの数え歌』は、個人的にハマっている。
キャラ
キャラクターは中々萌え。主人公のガヴリールを始め、個性的なキャラ設定となっている。ちなみに、僕の推しはヴィーネだ。
音楽
OPの『ガヴリールドロップキック』は前山田健一(ヒャダイン)が楽曲制作したということで、ガツガツの電波ソングとなっている。もちろん、良曲だ。
さいごに
『ガヴドロ』はTVアニメ2期を制作してもいいぐらい面白かったし、それなりに売上も出せていると思う。というわけで続編制作を期待したいところだけど、TVアニメ1期から5年が経過してるし、もうキツイかなぁ。
TVアニメ2期とか劇場版が決まったら、絶対視聴しようと思う。