『コードギアス 反逆のルルーシュ Ⅱ 叛道』評価:感想

コードギアス叛道

今回は『コードギアス 反逆のルルーシュ Ⅱ 叛道(以下、コードギアス叛道)』について語っていく。

『コードギアス叛道』は劇場版総集編3部作のうちの第2作目だ。第1作目の『コードギアス興道』が2017年10月に上映された後、2018年2月に『コードギアス叛道』が上映された。

新規カットのアニメ制作及び既存カットの編集はサンライズが担当している。

目次

『コードギアス叛道』の感想

劇場版総集編3部作の中でも、『コードギアス叛道』は最もストーリーが長かった。

第1作の『コードギアス興道』はTVアニメ1期の第1話から第17話が総集された。一方『コードギアス叛道』はTVアニメ1期の第18話から第25話、それに加えTVアニメ2期の第18話までのストーリーが描かれた。つまり、26話分の内容を2時間に収めたのだ。

もちろんストーリーも大幅にカットされる。特にTVアニメ2期の前半部分は丸々カットされたと言っても過言ではない。ルルーシュの記憶喪失らへんの面白さがごっそり抜け落ちている。初見の人だと、理解不能な部分も多く出てくるはずだ。

ということもあり、TVアニメの『コードギアス』を既に視聴している人を前提に制作されていることが分かる。初見の人には厳しいストーリーだったといえる。

『コードギアス叛道』の評価

作画80点
世界観・設定80点
ストーリー80点
演出80点
キャラ80点
音楽70点

作画

作画のクオリティは相変わらず高い。キャラデザの乱れもほとんどなかったうえ、新規カットも自然な形で作画されていた。

世界観・設定

世界観もとても良い。最近、僕が個人的にシェイクスピアの作品に触れたこともあり、シェイクスピアの悲劇と『コードギアス』の設定で重なる部分を感じることができた。

ストーリー

『コードギアス叛道』とTVアニメの最大の変更点は、シャーリーを生存させたことだ。尺が足りない、というのが理由だろう。今後、シャーリーがどのように活躍するのだろうか。もしかしたら、今後は出番がほとんどない?

演出

やはりユーフェミア(CV.南央美)のシーンの演出が際立っていた。ストーリーをカットしていても、血染めのユフィのシーンはショッキングだ。

キャラ

ストーリーが削られた影響で、サブキャラの深掘りが少し足りなくなったように見える。だがその分、主要人物のやり取りがフォーカスされているように感じた。

音楽

主題歌はちょっと微妙だった。その一方で、劇伴のクオリティの高さは現代でも通用している印象だ。

さいごに

劇場版総集編第3作となる『コードギアス皇道』も上映されている。特に『コードギアス皇道』の場合、TVアニメ2期の第19話から第26話だけなので、ストーリーも面白くなりそう。そして『復活のルルーシュ』にどのように繋げていくのかが楽しみだ。

『コードギアス皇道』も、視聴してからブログにしておこうと思う。

https://terukun.blog/geass-movie3/
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