今回は『コードギアス 復活のルルーシュ(以下、復活のルルーシュ)』の感想を述べてみた。
TVアニメの『反逆のルルーシュ』が2008年まで放送された後、TVアニメの内容を編集した劇場版3部作が2018年まで上映される。そして2019年2月、『復活のルルーシュ』が上映される。
アニメ制作はサンライズが担当している。
『復活のルルーシュ』の感想
「やっぱりそうなるよね」という感じのストーリーだった。
『反逆のルルーシュ』のエンディングは、C.C.が不完全燃焼だったように見受けられた。だから『復活のルルーシュ』ではC.C.の想いが報われるエンディングになると、僕は予想していたけど、それがちゃんとその通りになっている。いわゆるC.C.エンドというやつだ。
これに対し、「カレンやシャーリーが報われないじゃないか!」という見方もある。でもやはり、C.C.の特異性(不死身、孤独)と、ルルーシュの立場を考えると、C.C.×ルルーシュになるのは必然だと思う。
『復活のルルーシュ』では、ルルーシュをどのように登場させるかが肝だといえる。『反逆のルルーシュ』で、”レクイエムゼロ”という完璧なエンディングをやり遂げた後に、ルルーシュを復活させるのだ。ハードルは極めて高いだろう。
そして、それに関しては、ルルーシュを”あっさり”と登場させることで解決された。物語序盤であっさりと登場させることで、視聴者は「あ、ルルーシュ普通に生きてるじゃん」という入りで物語を見ることができる。そしてルルーシュが完全復活してギアスを使うシーンで「やっぱりこれがコードギアスだ!」という感じにさせられるのだ。
にしても、これまで様々なキャラがギアスを使ってきたけど、ルルーシュのギアスが一番かっこいいよね。ルルーシュが完全復活するシーン、本当に最高だった。
『復活のルルーシュ』の評価
作画 | 80点 |
世界観・設定 | 83点 |
ストーリー | 85点 |
演出 | 80点 |
キャラ | 80点 |
音楽 | 80点 |
作画
作画のレベルは中々高いと思う。ただし、戦闘シーンに関しては『亡国のアキト』のほうが上回っているだろう。
世界観・設定
ルルーシュをどのように復活させるかが肝だったけど、そこは案外あっさりと解決されていた。平和になった後の世界でも戦争をやめられない国、中東の国をモチーフにしていたのが印象的だった。
ストーリー
「『復活のルルーシュ』のエンディングはこれしかない!」と思わせるストーリーだった。やっぱりC.C.の想いが報われないと、真のハッピーエンドにはならないよね。
演出
ルルーシュが登場するシーン、特にギアスを使うシーンはやっぱりカッコいい。
キャラ
なんだかんだで、各々のキャラが、そのキャラ通りに動いていたと思う。C.C.がルルーシュを復活させるのも納得がいくし、それに対するスザクやカレンの反応も十分納得がいく。
音楽
個人的にはFLOWが出て欲しかった。だけど、OPの『この世界で』とEDの『リバイブ』も素晴らしく良い曲だった。
さいごに
『コードギアス』シリーズは、『復活のルルーシュ』で終わりではない。新作アニメーションとなる『奪還のゼット』の制作が決定されている。『復活のルルーシュ』の1年後が舞台となっているようで、ルルーシュやアキトが登場する可能性も十分にある。
こんなの、放送されたら絶対に視聴するわ。