今回は『僕のヒーローアカデミア Training of the Dead（以下、ヒロアカOVA第2弾）』について語っていく。
『ヒロアカ』は堀越耕平による漫画が原作で、2016年春クールにTVアニメ1期、2017年春クールにTVアニメ2期が放送された。
『ヒロアカOVA第2弾』は、TVアニメ2期の職場体験編が終了してからの物語となっている。
アニメ制作はボンズが担当した。
『ヒロアカOVA第1弾』の評価
※ネタバレ注意！
| 作画 | 80点 |
| 世界観・設定・企画 | 80点 |
| ストーリー | 82点 |
| 演出 | 80点 |
| キャラ | 82点 |
| 音楽 | 75点 |
作画
作品のクオリティーはまずまずだった。OVAだからといって、特別にクオリティが高いわけでもないし、手を抜いているわけでもない。
世界観・設定・企画
OVAらしくコメディー色が強い企画だった。「敵を全員ゾンビにしてしまう」というトンデモ能力で、1年A組のクラスメートがどんどんゾンビになっていく。そのギャップが面白かった。
言われてみれば、ゾンビ映画も立派なアメリカンスタイルで、アメコミを模した『ヒロアカ』と相性が良いのかもしれない。
ストーリー
今回も長さは20分だったけど、全体的によくまとまっていた。冒頭で蛙吹梅雨の回想シーンが挿入されたから、梅雨ちゃんの友情が深掘りされると思っていたけど、あっけなくゾンビになるというオチがこれまた面白かった。
演出
演出は普通。OVAだからといって演出にこだわりがあるわけではなかった。ゾンビ映画をモチーフにしているから、ホラー映画のような視線誘導を用いた演出があっても面白いと思うけど、そこまでリソースを回す余裕がなかったと思われる。
キャラ
前回のOVAでもそうだったけど、なんだかんだで梅雨ちゃんがよく活躍する。「蛙」っていう個性が強烈なのと、アニメ版だと声質がとても良いのかもしれない。悠木碧パワーだね。
音楽
前回のOVAと同じで、主題歌は特になかった。個人的には、主題歌を作ってもいいと思うんだけどなぁ。
『ヒロアカOVA第2弾』の感想
※ネタバレ注意！
OVAだな……って感じ
正直に言ってしまうと『ヒロアカOVA第2弾』で語る事はない。笑
『ヒロアカ』のOVAは、ファンディスク的な要素が強い。だから、テレビアニメではできないストーリーとか、映像表現みたいなものはない。強いて言えば、全体的にコメディーの要素が強いけれど、もともとヒロアカはコメディー要素が強い作品だったから、特別、OVAのコメディーが面白いというわけでもない。
この辺は、ジャンプのバトル系作品の意外なデメリットかもしれない。ラブコメ作品であれば、ヒロインのお色気シーンで何とかなるが、バトル作品では、そういうわけでもいかないだろう。『ヒロアカ』も一緒で、ラブコメ要素とか恋愛要素をめちゃくちゃ強くするとかしても良いのかもしれない。確かに八百万やイヤホン＝ジャックがデレデレしてるシーンは見たいちゃ見たい。笑
さいごに
一般的な視聴順でいくと、次は『ヒロアカ』初となる劇場版の視聴になる。
劇場版は原作にはないオリジナルストーリーということだから、楽しみにしたいと思う。