異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術(TVアニメ1期)評価:感想→普通に面白い。

星島てる
アニメ好きの20代。ライターで生活費を稼ぎながら、アニメ聖地の旅に出ている者です。アニメ作品の視聴数は600作品以上。

今回は『異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術(以下、異世界魔王)』のTVアニメ1期について語っていく。『異世界魔王』は異世界転生系のよくあるやつだが、エロ要素がちょっと強いのが特徴だ。原作は講談社ラノベ文庫で出版されていて、発行部数(2021年2月段階)は300万部を超えている。中々のヒット作ではないだろうか。

目次

『異世界魔王』の感想

感想①:マジ魔王Ver.は中々だった

今回、『異世界魔王』を視聴するにあたって、僕は『マジ魔王Ver.』で視聴させてもらった。『マジ魔王Ver.』は規制が完全に排除された無修正のもの。露出がかなり激しくなっている。流石に局部が露出されることはなかったが、それでも十分楽しめることができた。

こういうエロ系のアニメは今のご時世、どう考えてもTV向けではない。コンプライアンスが厳しくなっているからだ。そのため、今までは円盤限定で超過激な絵面を提供していたのだが、配信サイトのおかげでギリギリの露出が許容されるようになってきた。いい時代だと思う。

感想②:メリハリがついているのが高ポイント

『異世界魔王』はシリアスパート、日常パート、お色気パートのバランスがとても優れていて、しかもメリハリがしっかりついているのが良かった。全体的にギャグ要素が強い一方で、それぞれのキャラはシリアスな問題を抱えている。
その問題を解決するシーンは、そのへんの異世界転生系のアニメと同等の熱さがあった。それに加えて、日常シーンのギャグセンスも中々だし、お色気パートは男性ならとても熱くなれるものだった。シリアスパートと日常パートのメリハリもしっかりついている。なんというか、普通に面白かった。

メインヒロインの2人である、シェラ(CV.芹澤優)とレム(和氣あず未)はそれぞれシリアスパートとお色気パートでしっかり活躍していたし、他の女性キャラもばっちりサービスしてくれた。キャラの個性も発揮されていて、隙がない印象だ。

感想③:普通に面白い。

結論を言うと、普通に面白い。

最近の異世界系アニメは陳腐なものが多いというか、あまりにも類似化してきている印象だった。だが、なんだかんだで『異世界魔王』は個性をしっかり発揮している。
主人公最強でエロ要素が強いアニメって意外に『異世界魔王』ぐらいしかないのだ。キャラデザが異世界チックなので、人を選ぶとは思う。だが、多くのアニメファンにとっては安心して見れる作品だろう。

『異世界魔王』の評価

ここでは『異世界魔王』のクオリティについて、私見たっぷりに評価していく。

作画75点
世界観・設定80点
ストーリー85点
演出70点
キャラ85点
音楽70点

作画

作画はかなり安定していた。マジ魔王Ver.だからかはわからないけど、キャラデザがとても良かったように思える。

世界観・設定

主人公最強系のエロ要素強めの設定。奴隷魔術っていう響きが男の性的興奮を煽るよね。

ストーリー

ストーリーそのものもいいし、ストーリー構成がしっかりしていたので、不快感がなく視聴することができた。

演出

演出はぼちぼち。ストーリーの雰囲気に沿った適度な演出だった。

キャラ

地味にキャラの魅力が高い。異世界系なので大衆向けのキャラデザではないけど、結構可愛い。そして声優の声がドハマリしてる。

音楽

OPもEDは良かったと思う。OPの作詞がTRUEの唐沢美帆だったり、EDをHoneyWorksが制作しているので曲のクオリティ自体は良かった。

さいごに

『異世界魔王』の円盤売上は1,500枚を切っているが2期制作が決定している。
視聴前は「なぜ『異世界魔王』の2期制作が決まったのだろう」と考えていたが、視聴してからは考えが変わった。普通に面白い。

内容はなんだかんだ面白いし、タイトルも心揺さぶられるものなので、配信サイトの再生数も良かったのだろう。加えて、原作の発行部数が300万部と中々のヒットとなっている。これらの影響を考えると2期制作は妥当な評価だ。『異世界魔王2期』もしっかり楽しもうと思う。

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