今回は『かげきしょうじょ!!』について語っていく。『かげきしょうじょ!!』はMELODYにて連載されている漫画が原作だ。2021年6月時点で累計発行部数が100万部を突破している。
これが2021年夏クールにアニメ化される。アニメ制作会社はPINE JAMだ。
『かげきしょうじょ!!』の感想
感想①:宝塚をモチーフにした世界観が新鮮
『かげきしょうじょ!!』は宝塚をテーマにしている。僕は今まで宝塚に触れてこなかった人生だったので知らなかったが、宝塚には専門の音楽学校が存在する。通常の高校とは異なり、予科1年・本科1年の計2年間。入試倍率は例年25倍ほどらしい…。国を代表する大人気コンテンツは伊達ではない。
そんな宝塚音楽学校を舞台にしたのが『かげきしょうじょ!!』だ。音楽学校では朝イチで掃除をしたりと、割とリアルに描かれているっぽい。『かげきしょうじょ!!』を視聴していくと、宝塚歌劇団のちょっとした知識も身につけることができる。僕も宝塚に興味が出たので、機会があれば鑑賞してみようかなと思う。
宝塚のファン層を見れば分かる通り『かげきしょうじょ!!』は女性向けの作品となっている。だが、もちろん男性でも楽しめる。僕が楽しめたのだから間違いない。萌え要素は少なめだが、刺さる人には刺さる内容だろう。
感想②:シリアスパートのストーリーが良い
『かげきしょうじょ!!』はシリアスパートのストーリーが良い。僕が個人的に好きだったのは第五幕『選ばれし乙女』と第八幕『薫の夏』だ。この2話はネット上でも”神回”ということで話題になっていた。
僕は『選ばれし乙女』をバスの中で視聴してしまったのだが、周りの目を気にせずガチで泣きそうになった。
『薫の夏』は青春ラブコメとしての完成度が非常に高い。そして『スターになるために青春を犠牲にする』というメッセージが込められていて、考えさせられるものがあった。
日常パートのストーリーも、テンポやキャラに慣れれば十分楽しめる。『かげきしょうじょ!!』は総合評価が高い名作だろう。
『かげきしょうじょ!!』の評価
作画 | 70点 |
世界観・設定 | 70点 |
ストーリー | 70点 |
演出 | 70点 |
キャラ | 70点 |
音楽 | 70点 |
作画
作画は普通。安定した作画だった。
世界観・設定
宝塚音楽学校をモチーフにした設定は斬新だった。
ストーリー
シリアスパートのストーリーがとても良い。ジーンときた。
演出
演出は良かったものの、日常パートの細かい部分もやってくれればもっと良かった。
キャラ
慣れると愛着が湧く。
音楽
OPも良いし、EDも良い。少女漫画作品のお手本のような楽曲だ。
さいごに
僕の周り(ネット上)では話題になった『かげきしょうじょ!!』だが、続編制作の報せはまだない。個人的には2期制作して欲しいところだけど、どうだろうか。宝塚からの協力があれば上手くいきそうだけど流石にそれはないか。笑
とりあえず宝塚は近いうちに鑑賞しようと思う。神戸に行ったら聖地巡礼もするかな。