賭ケグルイ(TVアニメ1期)評価:感想→射幸性が煽られます

賭ケグルイ
星島てる
アニメ好きの20代。ライターで生活費を稼ぎながら、アニメ聖地の旅に出ている者です。アニメ作品の視聴数は600作品以上。

今回は『賭ケグルイ』のTVアニメ1期について語っていく。

『賭ケグルイ』は月刊ガンガンJOKERで刊行されている漫画が原作で、2014年から連載されている。

そして2017年夏クール、『賭ケグルイ1期』が放送された。アニメ制作はMAPPAが担当している。

目次

『賭ケグルイ1期』の感想

ネタバレしているので未視聴の方は気をつけてください。

ギャンブルを通じて、人間の欲望や非合理性が描かれる

『賭ケグルイ1期』は射幸性を煽るタイプのアニメだ。ソシャゲやSNSにハマる感覚に近い。気がついたらサクサク見進めることができるアニメとなっている。

だが、だからといって、内容が全くないわけではない。『賭ケグルイ1期』ではギャンブルを通じて、人間の欲望や非合理性が描かれている。

僕もギャンブルが好きなので、『賭ケグルイ1期』の登場人物の心情がよく分かる。ギャンブルにハマる人には、大きく分けて2種類分けられると僕は考えている。

1つめは、負けず嫌いの人。純粋にギャンブルを勝負だと考えて、勝ったら喜ぶし負けたら落ち込む。だからギャンブルに負けた時に「次は勝つんだ…」という感じに沼にハマっていくのだ。『賭ケグルイ1期』の中だと、早乙女芽亜里(CV.田中美海)が典型的な例だろう。

そしてもう1つは、純粋にリスクを楽しんでいる人だ。ギャンブルでハラハラするのが楽しい人。ある意味、ぶっ壊れている人なのかもしれない。ちなみに僕は、完全にこっちのタイプ。一時期、パチンコにハマっていたことがあり、その時はリスクを楽しんでいたように思える。「あぁ、俺ってバカだなぁ」みたいな感じで。『賭ケグルイ1期』だと蛇喰夢子(CV.早見沙織)がこのタイプだ。

そして何かにハマればハマるほど、人間はどんどん非合理的な生き物になっていく。それと同時に、タガが外れてどんどん面白くなる。その過程を俯瞰して楽しんでいるのが生徒会長の桃喰綺羅莉(CV.沢城みゆき)ということだ。

『賭ケグルイ1期』の評価

作画80点
世界観・設定80点
ストーリー80点
演出80点
キャラ75点
音楽70点

作画

作画のクオリティはかなり高いように見える。日常シーンは普通だけど、ギャンブルシーンは中々のクオリティ。それと、夢子と夢見弖ユメミ(CV.芹沢優)のダンスシーンのクオリティも高かった。しっかり手描きだったし。

世界観・設定

ギャンブル×学園がテーマ。人間の欲望丸出しのギャンブルがメインテーマの時点で面白くないわけがない。ドーパミンを煽ってくる世界観だ。

ストーリー

次から次へと展開が進むのでサクサク見進めることができる。途中離脱しないようなストーリー構成を意識しているのがよく分かる。

演出

ギャンブルの時の演出が最高すぎる。中毒性が高い。

キャラ

普段は可愛らしいキャラなのに、ギャンブルになると途端に顔を歪ませる。萌えがあるのかどうかは分からんけど、魅力的なキャラであることは間違いない。ちなみに一番可愛いキャラは、どう考えても桃喰綺羅莉だと思います。

音楽

主題歌は『賭ケグルイ1期』にピッタリなエロい曲が採用されている。映像は少しだけ手抜き感が否めないけど、センスは感じられた。

さいごに

『賭ケグルイ』は2019年冬クールにTVアニメ2期が放送されている。こちらも視聴して、ブログにしようと思う。

ちなみに『賭ケグルイ』は現在、Netflixの独占配信となっている。Netflixは『賭ケグルイ』みたいな射幸性を煽る作品が大好きだなぁとしみじみ思う。

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