どうも、てるくんです。今回は『神達に拾われた男』を語っていきます。
『神達に拾われた男』ってあまり注目されてない作品だと思いますが、妥協なくしっかり語ります。
『神ひろ』って略称使っている人、ほとんどいないだろうなw
あらすじ
ブラック企業にシステムエンジニアとして勤めている39歳の独身サラリーマン竹林竜馬はひとりアパートであっけない最後を遂げる。
天界に召された竜馬だったが、創造神、愛の女神、生命の神に協力を求められ、子どもの姿で異世界へ転生!?
深い森で一人、のんびり暮らし始めた8歳のリョウマは、魔法でテイムしたスライムたちの研究にのめり込みながら新しい人生を謳歌する。
やさしい人たちに囲まれて毎日が楽しい、
引用:『神達に拾われた男』公式サイト
まったり異世界スローライフファンタジー!
『神ひろ』の感想
詳しく語っていきますが、ネタバレをガッツリします。まだ見てない人は気をつけてください。
感想①:ゆるゆるすぎてつまらなかった
正直、つまらんかった。最終回までちゃんと見たんですけど、苦しみながら消化してました。ゆるゆるしすぎなんですね。
例えば同じ異世界転生の中でも、色々なジャンルがあります。『リゼロ』や『盾の勇者の成り上がり』みたいな胸糞悪い系、『このすば』みたいにギャグ要素を盛り込む系、そして『転スラ』や『オーバーロード』みたいに主人公最強系を盛り込むアニメもあります。
さて、『神ひろ』は何系なのか。これからアニメ化されることも多くなる、スローライフ系の異世界転生で間違いないでしょう。別の言い方だと日常系。そして日常系で明暗を分けるのはギャグセンスとキャラの魅力です。
例えば、僕が好きな日常系アニメの『のんのんびより』と『ごちうさ』は、ギャグも面白いしキャラも可愛い。だからみんなに愛されて3期まで放送されてます。
しかし、『神ひろ』はどうでしょうか。ギャグもつまらないしキャラの魅力もない。「じゃあどこで『神ひろ』は勝負してるんだろ」と考えた時にパッと思いつかない。
なんで原作のシリーズ累計発行部数が200万部(2020年12月時点)いくのかよく分からん。原作読めってことですかね、僕は読みませんけど。
感想②:何がしたいのか方向性が分からん
『神ひろ』のストーリーはどこに向かっているのだろうか。僕は原作を読んでいないから、どんなストーリー展開になっているかは何も知らない。
そもそも日常系はゴールを設定しづらい。
先ほど紹介した『のんのんびより』や『ごちうさ』もゴールは基本的に存在していない。『のんのんびより』に関しては時間がループしているわけだから、「卒業しておしまい」という展開もないだろう。けど、それが「終わらない世界観」を生み出しているから、熱狂的なファンは作品に入り浸るわけだ。
しかし、『神ひろ』で難しい点は日常系でもあり異世界転生系でもあるということ。そもそも異世界転生系の最終回ってどうなるのだろうか。現実世界に戻るのだろうか。
最近、『このすば』の原作が完結した。僕も原作は読んでいるのだけれども、時間がなくて最後まで読めてない。『このすば』には魔王を倒すという明確なゴールが一応あったわけだけど、そのあとはどうなったのだろうか。
しかも『神ひろ』は中途半端な主人公最強系でもあるのが厄介だ。主人公最強系は『魔法科』みたいにバトルで無双したり、『よう実』みたいに頭脳で読者も驚かせるから楽しい。『神ひろ』みたいに生活におけるスキルで無双されてもピンとこない。
話が行ったり来たりしたが、『神ひろ』がこれからどこへ向かっていくのだろうか。逆に気になるけど、それでも僕は原作を読みません。
感想③:曲だけは地味に良かった
『神ひろ』で唯一評価できるのが、曲が地味に良かったという点。
田所あずさのOP「ヤサシイセカイ」は正直、めっちゃ良い。この曲を聞いて『神ひろ』の世界観を辛うじて掴むことができた。社会に揉まれている若者に響く歌詞とメロディーだ。共感する人も多いだろう。
一方でEDの『BLUE ROSE knows』はメロディーがカッコいい。僕はライブハウスに流れるような曲が個人的に大好きなのだが、この曲は僕のツボにどハマりだ。
『神ひろ』が放送された2020年秋クールは粒揃いのアニソンが揃っていて、レベルが高かった。音楽だけなら『神ひろ』も負けていない。
『神ひろ』の評価
ここでは『神ひろ』を個人的な目線で評価していきます。
作画 | 50点 |
世界観・設定 | 30点 |
ストーリー | 30点 |
演出 | 30点 |
キャラ | 30点 |
音楽 | 70点 |
作画は現代アニメの最低ラインギリギリということで、ど真ん中の50点。
世界観・設定は中途半端感が否めなかったので低めの30点。主人公最強を日常系に取り組むのは難しいですよね。
ストーリーもどこに向かっているのか、良く分からなかった。ということで30点。
涙を誘えるシーンがあったので、演出次第では泣かせられたと思う。このクオリティでも心に響いた人が多かったみたい。あとは世界観に引き込める演出ができれば良かったはず。
キャラはなんだかんだでみんな同じ顔。個性がなかったので30点。
音楽は個人的に好きなので70点。どのアニメも最近のアニソンは安定して高クオリティですね。
さいごに
『神ひろ』を好きな人がいるのも分かるけど、僕はダメでした。といっても、もし2期があったら見ますけどね。
ちなみに、ここでは批判することが多くなってるけど、僕はアニメ見る範囲広いですからね。一応、最後までちゃんと見てます。それにアニメを見てる時はしっかり楽しんでます。『てるくんブログ』では、アニメを客観的に評価しているだけです。