映画 この素晴らしい世界に祝福を! 紅伝説(劇場版このすば)評価:感想

今回は『映画 この素晴らしい世界に祝福を! 紅伝説(以下、劇場版このすば)』について語っていく。

前回の『このすば2期』の記事はこちら。

https://terukun.blog/konosuba2/
目次

あらすじ

交通事故(!?)によりあっけなく人生の幕を閉じるはずだった
ゲームを愛するひきこもり・佐藤和真(カズマ)は、
ひょんなことから、女神・アクアを道ずれに異世界転生することに。

「RPGゲームのような異世界で、憧れの冒険者生活エンジョイ!めざせ勇者!」

と舞い上がったのも束の間、転生したカズマには厄介なことばかり降りかかる。

トラブルメーカーの駄女神・アクア
中二病をこじらせた魔法使い・めぐみん
妄想ノンストップな女騎士・ダクネスという、
能力だけは高いのにとんでもなく残念な3人とパーティを組むことになったり、
借金で首が回らなくなったり、国家転覆罪の容疑で裁判にかけられたり、
魔王軍の幹部を討伐したり、たまに死んだり……。

そんなある日、駆け込んできた紅魔族の少女・ゆんゆんの爆弾発言にカズマたちは凍りつく。

「私、カズマさんの子供が欲しい!」

事情を聞けば、めぐみんとゆんゆんの生まれ故郷「紅魔の里」が、
滅亡の危機に瀕しているという。
里を救うために旅立ったゆんゆんを追いかけて、紅魔の里へ向かうカズマたちだが――!?

カズマたちパーティを襲う最大の危機!
平凡な冒険者カズマが過ごす、異世界ライフの未来はどっち!?

『映画 この素晴らしい世界に祝福を! 紅伝説』公式サイトより引用

『劇場版このすば』の感想

ここでは『劇場版このすば』の感想について語っていく。ネタバレもしていくので、未視聴の方は気をつけてほしい。

感想①:大人気キャラのめぐみんが活躍

本作は『紅伝説』ということで、めぐみんがメインのエピソードだ。本作は原作の5巻を映画化したもので、原作通りにストーリーが進行する。
『このすば』ではTVアニメのころからめぐみんが大人気だった。そのため、めぐみんがメインとなっている『劇場版このすば』もとても話題になった。

舞台はめぐみんやゆんゆんの故郷である紅魔族の里だ。魔王幹部も登場したりするのだが、相変わらずコメディ全振りなので楽しみながら見れる。それに加え、めぐみんとゆんゆんの懐かしいエピソードや、カズマとめぐみんの恋愛?パートもあったりと、めぐみん盛りだくさんだ。
僕もめぐみんが好きなので『劇場版このすば』は楽しみにしてたし、実際に視聴した特は笑いながら楽しめた。

感想②:アニメのクオリティがちょっと向上?

『劇場版このすば』からアニメ制作会社が変更になった。TVアニメではスタジオディーンが手がけていたが、『劇場版このすば』ではJ.C.STAFFがアニメ制作を担当している。スタジオディーンは『七つの大罪』や『ログ・ホライズン』を手がけている。『七つの大罪』に関しては、作画崩壊で有名だった。『このすば』もTVアニメの作画が苦手だった人が多かったそうだ。
確かに原作のイラストに比べるとアニメのキャラデザは少し雑だし、作画もかなり乱れている。だが、それが逆にコメディ要素に活かされているとも僕は感じていた。

『劇場版このすば』は作画のバランスがちょうどいい塩梅になっている。さすが、コンスタントに制作することが得意なJ.C.STAFFだろう。TVアニメほど作画が崩れることはなく、原作並の丁寧なキャラデザではない。『このすば』の醍醐味であるコメディを軸として制作されたイメージだ。

そのため『劇場版』とはいえ、決して力が入っていたわけではない。どちらかというと、力が抜けていたような感じだ。だからこそ視聴者はゆるく楽しめることができた。
もし、『このすば3期』が制作されることになったら、ぜひJ.C.STAFFに制作してもらいたい。

『劇場版このすば』の評価

ここからは『劇場版このすば』のアニメとしてのクオリティについて、個人的な目線で評価していく。

作画75点
世界観・設定80点
ストーリー90点
演出90点
キャラ95点
音楽65点

作画

現代アニメにおいては普通のクオリティだろう。劇場版ということもあって、CGは豪華に制作されていた印象だ。

世界観・設定

『このすば』の冒険者っぽい雰囲気が好きだったりするのだが、今回はそういうエピソードではなかった。劇場版だから仕方ない。

ストーリー

シリアスな内容にもできるはずなのに、しっかりコメディ全振り。しかもラストはカズマがなんかカッコいいという完璧な内容だ

演出

『劇場版このすば』もTVアニメ同様にギャグの演出が上手い。普通に笑ってしまう。

キャラ

今回はめぐみんがメインとなっていたが、アクアやダクネスも強烈だった。また紅魔族も一人一人のモブキャラですら、個性が強い。

音楽

こちらも『このすば』らしい雰囲気の主題歌だったと思う。ただ、「まあ普通かな」というのが正直な感想。TVアニメのEDみたいにすればよかったのに。

さいごに

『劇場版このすば』でひとまず、『このすば』シリーズは終了だと思っていいだろう。同じ原作者の新しいアニメがスタートするので『このすば3期』は厳しいのではないかと思う。
一方で『異世界カルテット』の続編がまだ制作されないのも気になる。これに合わせて、『このすば3期決定!』みたいなこともありえるので、ファンは気長に待ってみるのがいいだろう。

僕は待てないので原作を購入することにしている。1巻から購入しているが、『劇場版このすば』の続きの6巻でもいいだろう。ぜひ検討してほしい。

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