ラブライブ!The School Idol Movie(映画)評価:感想

今回は『ラブライブ! The School Idol Movie』について語っていく。TVアニメ1期が2013年冬クール、TVアニメ2期は2014年春クールの放送された。そして2015年6月、『ラブライブ! The School Idol Movie』が劇場上映される。興行収入は28億円となり、大ヒットとなった。

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『ラブライブ! The School Idol Movie』の感想

ネタバレするので、未視聴の方は気をつけてください!

感想①:ミュージカル調が非常に強い

やはり『ラブライブ!』はミュージカルアニメだ。『ラブライブ!The School Idol Movie』は、TVアニメと比べても特にミュージカル要素が強かったのだ。

『ラブライブ!The School Idol Movie』では、ミュージカルのように、日常シーンと音楽シーンがシームレスに繋がる。音楽シーンでは日常の風景の中で踊って歌う、まさにミュージカル。僕の中では、ライブシーンよりも印象に残っているシーンが多かった。

『ラブライブ!』を楽しむには、ミュージカルと同じような目線で見る必要があるだろう。

感想②:スクールアイドルの意義を問う

『ラブライブ!The School Idol Movie』では、スクールアイドルの意義がメインテーマになっていた。

まず前提として、TVアニメの段階で、μ’sは3年生の卒業と同時に解散することを決定していた。これを決めるために、μ’sのメンバーはどれほど悩んだことか。

だが『ラブライブ!The School Idol Movie』では、ライバルチームのA-RISEが、卒業後もアイドルを続けることを高坂穂乃果(CV.新田恵海)に告げる。

また、すでに多くのファンが構築されていたことをμ’sは知ってしまった。これにより「ファンの期待に応えなければ…」「スクールアイドルを普及させなければ…」という想いが芽生えてしまう。

しかし結局のところ、μ’sは解散することになる。

青春にはいつか終わりがあり、それが青春を生み出し、だからこそ美しい。

こんな感じに着地した。これが妥当なラストだと僕も思う。

『ラブライブ! The School Idol Movie』の評価

作画70点
世界観・設定70点
ストーリー70点
演出70点
キャラ75点
音楽70点

作画

TVアニメよりもダンスシーンに磨きがかかっていた。また、先ほど紹介したミュージカル調のシーンも良かった。日常シーンも動きがいつもより良い。

世界観・設定

スクールアイドルの設定を最後までやり切った感じ。これで現実世界でもスクールアイドルを普及させられたら凄かったけど、流石にそれは無理か。

ストーリー

ミュージカルだと思って視聴すれば、あの無茶苦茶なストーリーも理解できる。特にスクールアイドルが集合するシーンは、ミュージカルだと思って見ないとダメだ。笑

演出

音楽が挿入される際の演出は、個人的にとても好き。また、高坂穂乃果の回想シーンもメッセージ性があって良かった。

キャラ

TVアニメ2クールと映画を視聴すると、キャラに愛着が出てくる。卒業後どうなったのか知りたいところだ。

音楽

TVアニメの主題歌ほどの名曲は誕生しなかった。ただ、ツボにハマりそうな曲が展開された印象ではある。

さいごに

これでμ’sの物語は終了だ。当時のファンは、それはそれは悲しんだのだろうな。興行収入28億円突破が、ファンの熱心な応援を証明している。

これ以降『ラブライブ!』シリーズが続いていく。おそらく、長く親しまれるコンテンツになるだろう。しっかり見続けようと思う。

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