ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会(TVアニメ1期)評価:感想:レビュー

虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会
星島てる
アニメ好きの20代。ライターで生活費を稼ぎながら、アニメ聖地の旅に出ている者です。アニメ作品の視聴数は600作品以上。

今回は『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会(以下、虹ヶ咲1期)』について語っていく。

前シリーズの『ラブライブ!サンシャイン!!』の劇場版が2019年に上映された後、『ラブライブ!』シリーズ第3作となる『虹ヶ咲』のTVアニメ1期が2020年秋クールに放送された。

アニメ制作はサンライズが担当している。

目次

『虹ヶ咲1期』の感想

ネタバレしているので未視聴の人は気をつけてください!

『ラブライブ!』シリーズで最高傑作だと思う

これまでμ’s、Aqoursの『ラブライブ!』を鑑賞してきたが、『虹ヶ咲』は現段階で間違いなく最高傑作だと僕は思う。

特に素晴らしいのは楽曲だ。今までの『ラブライブ!』は、グループ全体の楽曲がほとんどだった。だが、『虹ヶ咲1期』では、キャラソンがメインとなっている。そのため、楽曲の個性がより強くなり、キャラの魅力が十二分に発揮されている。

しかも、楽曲が挿入されるシーンの演出のクオリティが非常に高い。各キャラのPV風な演出となっていて、今までの『ラブライブ!』シリーズとは比べ物にならないほどのこだわりを感じる。また、3DCGのクオリティも向上し、手書きと区別がつかないぐらいになった。

もちろん、μ’s、Aqoursのストーリーや設定が前提になっているからこそ、『虹ヶ咲1期』のような展開は可能になる。前作がなければ成立しないストーリーかもしれない。でもそれを加味しても、「『虹ヶ咲』は最高傑作かもしれない」という感想を抱いてしまった。

『ラブライブ!』シリーズはTVアニメ2期終盤がクライマックスとなっている。『虹ヶ咲』の最終的な評価は、TVアニメ2期終盤のクオリティ次第で決定されるだろう。

『虹ヶ咲1期』は日常系であり、現代アニメでもある

今までの『ラブライブ!』は、スクールアイドルという設定を活用したスポ根だった。だから良くも悪くも、古さを感じてしまう。スポ根独特のノリみたいなものだ。

しかし『虹ヶ咲1期』は違う。タイトルを見て分かる通り、部活ではなく同好会なのだ。だから、大会に出て結果を出すわけではなく、あくまでも趣味の延長線上としてスクールアイドルを楽しんでいる。設定だけ見ると、スポ根というよりは日常系に近い。『けいおん!』と対して変わらないと思う。

そのためか、『ラブライブ!』特有のあのノリ(古さ)が、『虹ヶ咲1期』では感じられなかった。おかげさまで、現代アニメ的になって、見やすくはなった。だが、『ラブライブ!』らしさがかなり減少した感じもする。

『虹ヶ咲1期』の評価

作画85点
世界観・設定80点
ストーリー80点
演出80点
キャラ80点
音楽80点

作画

作画のクオリティは非常に高い。楽曲シーンはもちろんのこと、日常シーンの動きも良かった。

世界観・設定

今までの『ラブライブ!』とは異なり、部活ではなく同好会となっていた。新しい『ラブライブ!』という感じ。それと個人的に「好きなことで生きていく」っていう感じの設定が好きなので、評価は高め。

ストーリー

9話までは完全に1話で独立したエピソードとなっている。それはそれで非常に分かりやすいストーリー構成だったなぁと思う。

演出

楽曲シーンの演出のレベルが段違い。質の高いPVが毎話流れるのだからお得すぎる。それと終盤の上原歩夢の(CV.大西亜玖璃)の闇堕ちの演出も中々良かった。

キャラ

『サンシャイン!』に負けないぐらいキャラが良かった。それと前作からメインスタッフが大幅に変更されていることもあり、キャラデザが従来のものとはだいぶ違う。『ラブライブ!』特有のクセが無くなっている。万人受けしやすいキャラデザになった。

音楽

今までの『ラブライブ!』の楽曲は、全て畑亜貴が作詞を担当していた。しかし『虹ヶ咲1期』では、畑亜貴はほとんど参加していない。数少ない担当曲のEDである『NEO SKY, NEO MAP!』は個人的にかなり好きだ。

さいごに

2022年春クールで『虹ヶ咲2期』が放送される。調べてみると、新キャラが3名追加される異例の事態となっているようだ。今までとは違うストーリー展開になることが予想される。『虹ヶ咲2期』が非常に楽しみだ。

視聴し終わったら、すぐに記事にしようと思う。

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