今回は『劇場版マクロスF 虚空歌姫 〜イツワリノウタヒメ〜(以下、イツワリノウタヒメ)』について語っていく。TVアニメの『マクロスF』が2008年春クールから2クールにかけて放送され、『イツワリノウタヒメ』は2009年に上映されている。
アニメ制作はエイトビットが担当している。
『イツワリノウタヒメ』の感想
『イツワリノウタヒメ』はTVアニメの総集編の位置付けで制作されていたらしい。だが、結果的に新規カットが7割を占める構成となった。後半はオリジナルストーリーといっても過言ではない。
そして今回はシェリルの新曲が目立った。序盤のライブシーンで登場した『ユニバーサル・バニー』と『pink monsoon』、そして終盤の『オベリスク』だ。作曲はもちろん菅野よう子。
僕は『イツワリノウタヒメ』を視聴する前に、『マクロスF ギャラクシーライブ2021』を鑑賞していたので、新曲の存在を知っていた。特に『ユニバーサル・バニー』はメロディーが超尖っているので、印象的だった。
また、シェリルのライブシーンが凄まじいほどにパワーアップされていた。3DCGを惜しげもなく使い、アニメだからできるライブ演出が繰り広げられた。映画館で見たかった。
それとランカのCMソングが大幅に追加されたのも良かった。めちゃくちゃ可愛らしい…。
『イツワリノウタヒメ』の評価
作画 | 85点 |
世界観・設定 | 85点 |
ストーリー | 80点 |
演出 | 85点 |
キャラ | 75点 |
音楽 | 95点 |
作画
TVアニメと比べると、作画は大幅にパワーアップされた。一切の隙がないし、ライブシーンが大迫力になっている。
世界観・設定
TVアニメ『マクロスF』を視聴済みだと、復習感覚で世界観を眺めることができるので良い。
ストーリー
TVアニメ『マクロスF』に比べ、サクサクストーリーが進むので、見ていて飽きない。
演出
音楽を用いた演出が最高すぎる。2時間の尺の中で10曲以上挿入されている。
キャラ
TVアニメを既に視聴しているためか、キャラに対する愛情が増した。シェリルがめちゃくちゃ可愛く見えてしまう。
音楽
音楽は文句なし。『星間飛行』がしっかり挿入されてたら100点だったかも。
さいごに
『イツワリノウタヒメ』はTVアニメの復習のようなものになった。だが、続編の『サヨナラノツバサ』はそうもいかないらしい。絶対に視聴しようと思う。