のんのんびよりのんすとっぷ(TVアニメ3期)評価:感想→ついに完結(泣)

今回は『のんのんびより のんすとっぷ(以下、のんのんびより3期)』について語っていく。
『のんのんびより3期』は原作の完結とタイミングを合わせて放送された。『のんのんびより1期』が2013年に放送されてから、多くのファンに愛された作品。『のんのんびより3期』も多くの人に見守られながら放送されていく。

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目次

『のんのんびより3期』の感想

感想①:サブキャラが大活躍

『のんのんびより3期』では、サブキャラが大活躍する。『のんのんびより』のメインキャラといえば、宮内れんげ(CV.小岩井ことり)、一条蛍(CV.村川梨衣)、越谷小鞠(CV.阿澄佳奈)、越谷夏海(CV.佐倉綾音)の4人だ。一方でサブキャラの宮内ひかげ(CV.福圓美里)、加賀山楓(CV.佐藤利奈)、富士宮このみ(CV.新谷良子)などは出番が控えめだった。

だが、ストーリーが進行するにつれサブキャラが活躍し始め、『のんのんびより3期』になってからはメインキャラと同等の活躍をしていた。今まで出番が少なかったこのみちゃんが、特に活躍していた印象だ。その理由としては、このみちゃんの後輩の新キャラ・篠田あかね(CV.田中あいみ)が登場したのもあるが、『のんのんびより3期』は完結編ということもあり、卒業エピソードを展開したかったからだと思われる。

感想②:ストーリーが最高傑作

『のんのんびより3期』は個人的に一番ストーリーが良かった。今までのTVアニメシリーズや劇場版でも数多くの名場面があったが、それの比ではない。『のんのんびより3期』は笑いあり涙ありの素晴らしいストーリーだった。

ギャグについてはどの回もセンスが良くて、たくさん笑わせてもらった。特に第10話「寒くなったりあったかくなったりした」で、ひかげが夏海とれんげの漫才をツッコんでいく展開が面白かった。このシーンだけで数分の尺を使っているが、これも『のんのんびより』にしかできない演出だ。

感動回については第11話「酔っぱらって思い出した」を挙げたい。この回では宮内一穂(CV.名塚佳織)と駄菓子屋(楓)が宅飲みする展開だ。すっかり泥酔してしまった一穂と楓が、昔のことを懐かしみ涙するシーン。特にラストシーンでれんげが楓の布団を整えるところを見てから、5分ぐらい放心してしまった。ちなみにこの回のギャグも中々面白い。

感想③:ついに堂々完結

ついに『のんのんびより』が完結してしまった。原作も2021年2月に完結したのだが、最終回は原作と全く同じだったので、完全に完結したと判断していいだろう。OVAは間違いなく制作されているだろうが、4期が制作されることはほぼないと思う。

『のんのんびより3期』の最終回は越谷卓の卒業シーンから始まる。今までのTVアニメシリーズでは卒業エピソードがなかったが、最後の最後で盛り込んできた。先程も述べたがこのみが活躍し始めたのも、卒業エピソードを盛り込むためだと思われる。

そして、ついに1年が経った。今までは春夏秋冬をループする展開だったが、やっと進級することができた。新しくしおりちゃん(CV.久野美咲)も旭丘分校に入学し、「またいつもどおりの1年が始まる」みたいな感じで完結した。最も無難な完結のやり方だと思う。

『のんのんびより3期』の評価

ここでは『のんのんびより3期』クオリティについて、私見たっぷりに評価していく。

作画80点
世界観・設定85点
ストーリー95点
演出90点
キャラ95点
音楽85点

作画

安定の作画。1期から変わらないクオリティをキープしている。現代アニメのクオリティの進化に遅れている気もするが、これはこれで『のんのんびより』らしい。

世界観・設定

ついに1年、時を進めることができた。これでやっと完結。今振り返ると、タイムリープ?はなんだかんだで良い設定だった。

ストーリー

今までの『のんのんびより』の中で一番面白かったし、一番感動した。ギャグセンスが爆上がりしていたのがよかった。

演出

ギャグシーンの演出も良かったが、感動シーンの演出も良かった。尺をたっぷりと使った『のんのんびより』らしい演出だった。

キャラ

今までサブキャラ扱いになっていたキャラも、メイン級の活躍をしてきた。それだけキャラの魅力があるということ。新キャラも何人か登場するが、自然にキャラの輪に入っていけている。

音楽

OPもEDは通常通り。「最終回のEDの演出をもっと工夫しても良かったのでは?」と思ったが、曲のクオリティ自体は良かった。

さいごに

ついに『のんのんびより』が完結した。サ○エさん枠にでもぶち込んで、ずっといつまでも続いてほしいと思うのだが、まあそういうわけにはいかないだろう。『のんのんびより3期』は原作の完結とタイミングを合わせるために、原作を大幅カットしている。ということなので、気が向いたら原作も読んでみようと思う。


本記事はYouTubeによる動画配信、Stand.fmによる音声配信でも語っています。気になる方は視聴してみて下さい。

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