【STRONG WORLD感想】『FILM』シリーズの最高傑作

ONEPIECEFILMSTRONGWORLD

今回は『ONE PIECE FILM STRONG WORLD(以下、STRONG WORLD)』について語っていく。

『ONE PIECE』は言わずとしれた国民的海賊漫画だ。その劇場版10作目である『STRONG WORLD』が2009年に上映された。アニメ制作は東映アニーメーション、監督は境宗久が担当している。

目次

『STRONG WORLD』の感想

ネタバレしてません

なんだかんだで最高傑作

僕は、『ONE PIECE』における『FILM』シリーズは全て視聴している。そしてその中でもやはり『STRONG WORLD』は別格だった。

ストーリーの面白さに関しては、他の『FILM』シリーズとのクオリティに大きな違いはない。なんなら個人的には『FILM Z』のストーリーが1番好きだ。『STRONG WORLD』のすごいところは作画と演出にある。

まず作画に関していうと、戦闘シーンのクオリティが段違いだ。カメラワークが凄いし、大自然の環境をフル活用した戦闘描写になっている。ここ最近のアニメのようにエフェクトを盛り込んでいるわけでもないのに、技術とセンスだけで迫力を魅せてくるのもいい。

そして演出では、ギャグシーンが良かった。『ONE PIECE』といえばギャグの面白さも魅力の一つだけれど、『STRONG WORLD』は特にセンスがいい。間の使い方が非常に巧いのだ。本当に尾田栄一郎が監修してるんだなぁって感じがする。

『ONE PIECE STRONG WORLD』の評価

※個人的な評価です

作画90点
世界観・設定85点
ストーリー85点
演出90点
キャラ90点
音楽80点

作画

作画は先述した通り。個人的に、ブルックがアリの大群を殲滅するシーンが印象的だった。それ以外にもめちゃくちゃ印象に残る戦闘シーンが当たり前のように展開されているのが『STRONG WORLD』の凄さ。

世界観・設定

金獅子のシキが作り出した空島の世界観が中々面白い。弱肉強食の世界が故に、面白い形態をした動物が数多く登場する。

ストーリー

金獅子のシキがナミを奪い、それをルフィたちが取り返すというストーリー。麦わらの一味の中でナミってなんだかメインヒロイン的な存在な気がする。それと『ONE PIECE』は戦闘シーンに行き着くまでが退屈になりがちだけど『STRONG WORLD』は日常シーンがめちゃくちゃ面白いのも良い。

演出

日常シーンの演出が面白い。これぞ『ONE PIECE』って感じだ。

キャラ

麦わらの一味のメンバーの持ち味がしっかり出ている。それと敵役の金獅子のシキも良いキャラしてるよね。

音楽

劇伴がリズミカルで楽しかった。それと主題歌の『fanfare』も名曲。白ひげやエースが登場する演出が良かった。

さいごに

『ONE PIECE』の『FILM』シリーズ第1作となった『STRONG WORLD』だが、なんだかんだで最高傑作かもしれない。敵の存在感も文句なしだし、『ONE PIECE』らしさがギュッと詰まっている。

『STRONG WORLD』を視聴したのであれば、『FILM Z』もぜひ視聴してほしいところだ。

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