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【ONE PIECE FILM Z感想】正義という名の信念の最期を見届ける

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今回は『ONE PIECE FILM Z(以下、FILM Z)』について語っていく。

『FILM Z』は2012年に上映された長編アニメーション映画だ。アニメ制作は東映アニメーションが担当している。

『FILM Z』の感想

ネタバレ注意!

ゼファーが最高にカッコいい

言わずもがなだけれども『FILM Z』の主人公はゼファーだ。ゼファーは元海軍大将で、今の海軍の将校たち全員がお世話になった海兵だった。しかし七武海などが理由で世界政府に嫌気が刺したゼファーは、新世界を破壊するために海軍を抜けて「ネオ海軍」を結成することに。そのタイミングでルフィと巡り合わせることになる。

そして『FILM Z』のクライマックスでは、ルフィがゼファーを殴り倒すも、大将黄猿が率いる海軍の精鋭たちが登場。そこでゼファーが最後のケジメとして、自らの教え子である海軍将校を相手にするのだ。ここで流れる『海導』もいい曲で、ゼファーの最期にふさわしい。

2022年に『ONE PIECE FILM RED』が上映された。『FILM RED』は音楽がテーマとなっていたものの、『FILM Z』ほどの感動を、個人的に感じることができなかった。その理由は、楽曲とアニメの親和性にあると僕は考えている。『FILM Z』の『海導』は『FILM Z』のために作られた曲だ。一方『FILM RED』の楽曲は作品のためだけでなく、音楽会社や配信の事情も考慮されている。だから親和性が100%に近づけることができないのだ。

戦闘シーンのカメラワークに注目

作画でいうと、戦闘シーンのカメラワークが印象的だった。ルフィVSゼファーや、ゾロVSアインの戦闘シーンは、『進撃の巨人』の立体機動装置のシーンを彷彿とさせる作画だ。

あのカメラワークは、実際の映画撮影で実施することは非常に難しい。ドローンを駆使しないと撮影できないだろう。しかしアニメであれば、クリエイターの想像力が働く限り、自由なカメラワークを作り出すことができる。

強いて言うなら、背景のクオリティが微妙だったので圧倒的な迫力があるというわけではなかった。でも2012年制作であれば十分すぎるクオリティだったと思う。

『ONE PIECE FILM Z』の評価

※個人的な評価です

作画88点
世界観・設定85点
ストーリー88点
演出90点
キャラ90点
音楽85点

作画

作画は先述した通り。戦闘シーンの迫力が良かった。映画館で見たかったなぁと思わせる作画だ。

世界観・設定

元海軍大将を登場させるという豪華な設定。ただ、エンドポイントを3ヶ所崩壊させるだけで新世界滅亡っていうのはなぁ……。

ストーリー

ストーリーは全体的に良かった。青キジが中盤で麦わらの一味の前に登場したので、それが良い感じのスパイスになったのだと思う。

演出

ゼファーの最期の演出は本当に感動した。日常シーンのギャグも面白かったな。やっぱりブルックが最高すぎる。

キャラ

ゼファーが本当に最高の敵キャラだった。海軍のキャラを見ていると、それぞれで別々の正義を抱えてるのだなぁと思う。

音楽

主題歌でアヴリル・ラヴィーンを起用できたのがデカい。『FILM Z』の荘厳なラストから一気に明るい雰囲気を作り出した。それとやっぱり『海導』が素晴らしく良い。

さいごに

『FILM』シリーズの最高傑作は『STRONG WORLD』だと僕は思っているが、ストーリーに関しては『FILM Z』がNo.1だと思っている。というかゼファーのキャラが強烈すぎる。本編で出しても良かったのではないかと思うほどだ。

海軍のエピソードを初めて深掘りしたようなストーリーで、海兵によって正義が異なるのだなぁと改めて実感するストーリーだ。今までの『ONE PIECE』において、ルフィは海賊と対峙することがほとんどなので、海軍や世界政府のエピソードが語られることがほぼなかった。やっぱり『FILM Z』は最高だ。

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