ライトノベル

俺ガイルの原作ラノベの正直な感想「面白い?つまらない?」

『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。(以下、俺ガイル)』の原作ライトノベル全巻の感想をまとめた記事だ。

参考までに僕の読書プロフィール(俺ガイルを読み始めた当時の)を紹介しておく。

  • 読書は基本的にKindle端末
  • ライトノベルだけではなく、マンガ、ビジネス書など幅広いジャンルを嗜む
  • 年間で100冊ぐらい読む
  • ラノベは『よう実』『禁書』が全巻読破、『このすば』『魔法科』は途中まで読んでる

こんな感じなので参考にしていただければと思う。

Contents
  1. 『俺ガイル』の全巻感想

『俺ガイル』の全巻感想

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。

青春は残酷だ!?ひねくれ男の妄言ラブコメ

――青春は嘘で欺瞞だ。リア充爆発しろ!
ひねくれ者故に友達も彼女もいない高校生・八幡が生活指導の先生に連れてこられたのは、学園一の美少女・雪乃が所属する「奉仕部」だった――。
さえない僕がひょんなことから美少女と出会ったはずなのに、どうしてもラブコメにならない残念どころか間違いだらけの青春模様が繰り広げられる。
俺の青春、どうしてこうなった?

『僕は友達が少ない』の平坂読氏も(twitterのつぶやきを)注目する期待の新鋭、『あやかしがたり』で第3回小学館ライトノベル大賞、ガガガ部門大賞受賞の渡航(わたり・わたる)が残念系ラブコメに参戦!?

『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』より引用

アニメでも描かれている内容だったのでもちろんストーリーは知っている。カットされているシーンもあまりないように思う。アニメとは違って登場人物の心情が描かれるのがライトノベルの醍醐味なのだが、八幡の心情が強烈過ぎて面白い。

陰キャを突き詰めるとここまでの面白さになるのかと痛感した。クラスのそこら辺にいる陰キャもこれぐらい面白いのかもしれない。

1巻単体で見ると八幡の強烈ぶりはまだ発揮されていないように思える。葉山くんのような陽キャたちにどのように切り込んでいくのか、2巻以降が非常に気になる(ストーリーは知っているけど八幡の心情を知りたい)。

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。2

話題沸騰!ひねくれ男のダメ青春第二弾!!

相も変わらず、ひねくれ者故に友達も彼女もいない高校生・八幡。毒舌残念美少女の雪乃、ちょっぴりおバカな結衣と美少女2人と奉仕部で過ごすも、だらだらとマンガを読むなどする日々。リア充とはほど遠い0点の青春を送る八幡たちに奉仕部に持ち込まれた新しい依頼は、クラス内での「事件」の解決だった!?
得意技はクラス内で気配を消すことと人間観察。適職は忍者と豪語する八幡の能力が発動!?
どう考えても頑張りどころを間違え、さらに加速するひねくれ男のダメ青春。新キャラ登場&八幡の妹・小町も活躍の第二弾登場!
第3回小学館ライトノベル大賞、ガガガ大賞作家の渡 航(わたり・わたる)が残念系ラブコメに参戦。売り切れ店続出で大注目のシリーズ。

『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。2』より引用

『俺ガイル』2巻を読んでいて感じたのだが、そういえば俺ガイルってあの交通事故が全ての始まりだった。TVアニメの2期や3期のラブコメっぶりしか覚えてなかったので、ちょっと新鮮だ。

由比ヶ浜結衣は相変わらず可愛いが、雪ノ下雪乃もやっぱり可愛い。ガハマさんはセリフよりも動作が好き。雪ノ下雪乃は棘のあるセリフがユーモアがあって面白い。

それと戸塚や在木座の出番が多い気がする。次巻もこれぐらいの頻度で出てきてくれると嬉しいな。
TVアニメで見た内容とはいえ、心情描写が入ってくるだけで印象が全然変わってくる。やっぱり面白いな、『俺ガイル』は。

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。3

ひねくれぼっちに降りかかる新たな悩み!

日々は相変わらず。友達もなく彼女もなく間違った青春……のはずが、八幡の中に生じた慣れない居心地の悪さ。それはやはり、部室にいない一人の女子が原因なのか。
それを解決できるほど器用な人間は奉仕部にいるはずもなく……。男だらけのゲーセンデート、わんにゃんショー、そして脱衣トランプ!?
間違いだらけのイベントの中で、ぼっち・八幡と奉仕部の日常はもどってくるのか……?

ひねくれぼっちの八幡だけでなく、オタクの材木座、そして平塚先生……いろいろなキャラのダメさが暴走する第三弾!
第3回小学館ライトノベル大賞、ガガガ大賞作家の渡 航(わたり・わたる)が残念系ラブコメに参戦。発売直後から話題を呼び、次々と版を重ねる注目のシリーズ。

『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。3』より引用

僕は『俺ガイル』のアニメを全話視聴したわけだが、『俺ガイル』3巻に関しては初見のシーンがめちゃくちゃあった。

特に材木座と戸塚のやり取りはアニメでほとんど描かれていないように感じる。原作ラノベの場合、材木座と戸塚はゆきのんやガハマさんとやり取りさせるとめちゃくちゃ面白い。

それとダブル大富豪は結構熱かったなぁ。八幡の叫びも良かったし、ギャグとして普通に面白かった。巻末のガハマさん誕生日パーティも中々面白かった。あれをアニメ化させなかったのは罪だと思う。

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。4

ぼっちの夏休み。群れず、騒がず、働かず。

夏休み。
誰とも会わず、遊ばず、一人悠々自適な生活を送る八幡に、平塚先生から招集がかかる。キャンプ場でのボランティアを強制される奉仕部だが、なぜかそこにいたのは葉山、三浦などの「リア充」組。
「君たちは別のコミュニティとうまくやる術を身につけた方がいい」
強制的に発動された「青春」っぽいイベントに、八幡たちはどう立ち向かう?
水着に花火に肝試し。キャンプの夜の会話、そして風呂?
さらにはそれだけじゃない、予期せぬ出会いやハプニング。
大人への階段――。
夏休みは、ぼっちにとって味わいたくない(!?)危険な誘惑でいっぱい。
由比ヶ浜や雪乃たちとの関係にも、進展が……?
相変わらず間違い続ける青春、第四弾!

『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。4』より引用

4巻の内容はTVアニメでも印象に残るものだったから、ストーリーはなんとなく覚えていた。小学生のキャンプに同行することになった八幡達が、色々と問題を解決していくストーリーとなっている。

ここら辺から、八幡のえげつないソリューションが展開されていく。肝試しで人間関係を壊しにいくとか…、さすが八幡…。

3巻は原作だけのエピソードが多かったけど、4巻の内容はちゃんとアニメ化されていたっぽい。次回が気になるところだ。

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。5

間違い、すれ違い……少しずつ変わる景色。

長いようで短い夏も、もうすぐ終わり。
小町といつもの日々を過ごす八幡の家に、結衣が訪れる。
さらには戸塚からの誘い、クラスメイトからの頼み事……そして花火大会で偶然再会したのは、雪乃の姉・陽乃だった!
孤高を貫く“ぼっちの達人”八幡のスルースキルをもってしても、見過ごせない、やり過ごせない事実が雪乃、結衣、八幡の3人の関係を少しずつ変えていく。

「みんなが選ぶベストライトノベル2011」1位、「第一回ラノベ好き書店員大賞」2位など、各所で高い評価を受け、今最も注目を集めるシリーズ。
間違い続ける青春模様、第5弾!

『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。5』より引用

今回は夏祭り編。TVアニメでも印象に残るエピソードばかりだったけど、やっぱりガハマさんが可愛い。そんなガハマさんに対する八幡の対応も良い。

そして本巻で、雪乃も”あの事件”に関わっていたことが判明する。以前は”あの事件”の影響で由比ヶ浜と疎遠になりかけていた八幡だったが、今度は雪乃とギクシャクすることになるのだろうか。

“あの事件”はTVアニメでも描かれていたが、それがストーリーにおいてどのような影響を及ぼすのかは分かりづらかったように思える。少なくとも僕は、”あの事件”に関しては完全にスルーしていた。しかし、原作ライトノベルでは心情描写が描かれているので、”あの事件”の影響によるモヤモヤ感がよく描かれている。

6巻は俺ガイルの中でもトップクラスに面白い文化祭編となる。めちゃくちゃ楽しみだ。

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。6

慣れない役割、ぎこちない関係。

文化祭。面倒な仕事をスルーする方法は……呼ばれても返事をしない、なるべく面倒くさそうな気持ちを顔に出す!?
ぼっちのスキルをフル活用して文化祭の準備をサボる気満々の八幡。しかし、授業をサボっていたら、不在なのをいいことに文化祭の実行委員にさせられてしまう。
慣れない役割とぎこちない関係。
新学期が始まってからの八幡は、どこか調子がおかしい。クラスでも、部活でも。雪乃への疑問は消えないまま、そしてそれを問わないまま……学校中が祭の準備で浮かれた空気の中、取り残されているのが当たり前のはずの八幡なのに、居心地の悪さは消えない。
まちがえてしまった答えはきっとそのまま。
人生はいつだって取り返しがつかない。
前に進まず、後戻りも出来ない二人、雪ノ下雪乃と比企谷八幡。近づきも遠ざかりもしない不変の距離感に変化は訪れるのか。

アニメ化も決定、話題のシリーズ第6弾。

『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。6』より引用

今のところ、俺ガイルの中で一番面白い巻だった。文化祭編はTVアニメで見ても面白かったけど、原作ライトノベルも最高だ。

八幡の「誰も傷つかない世界」の概念が最高すぎる。その世界に八幡自身がいないのだから、確かに「誰も傷つかない世界」だ。その後の平塚先生の説教も良かった。

TVアニメと同じ展開であれば、修学旅行編、生徒会選挙編に突入するはず。そこでも八幡のヒールっぷりが発揮されるだろうから、とても楽しみだ。

それと、「成長停止」が1つのテーマになっていたように思う。雪ノ下雪乃は姉である雪ノ下陽乃のことを追いかけていた。しかし、八幡は「本当に追いかける必要があるのか?」と問題提起をしている。

世間一般的には「過去を振り返らず未来を見よう」みたいなものがある。だが、八幡はそこに疑問を持ち「今の自分がそこまでダメなのか?」と考えている。これはとても良い視点だよなぁ。

それと文化祭での由比ヶ浜のシーンもさりげなく熱かった。そろそろラブコメ展開が進んでいくだろう。

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。7

修学旅行。それは恋愛とトラウマの多発地帯!

京都への修学旅行を前に、どこか浮き足立つクラスの雰囲気。
文化祭以来、教室内でさらに微妙な立ち位置になった八幡だったが、最初から地位なんてないようなもんだしな、と我関せず……。
ところが、奉仕部に持ちかけられた意外な人物からの「恋の相談」。そこにはまた別の人物の思惑も重なって……。
旅行は一気に波乱の予感。クラス内の人間関係、そして複雑な気持ちが渦巻き、答えを出せないまま八幡たちは京都へ。
まちがっている青春模様は、まちがっているラブコメ=恋愛模様を生み出すのか。
TVアニメ化でさらに盛り上がりを見せるシリーズ第7弾。

『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。7』より引用

修学旅行編もやっぱり最高だった。序盤・中盤は純粋に修学旅行のエピソードが面白かった。陰キャ(八幡)の修学旅行の葛藤とかめちゃくちゃ面白い。

由比ヶ浜と雪ノ下とのエピソードも面白いし、今回は三浦や川崎も活躍していたのが良かった。個人的に川崎が好きになってきた…。

そして終盤の八幡の告白シーン。これが爽快すぎる。やり方が間違えまくってるけど、結果を出しているから文句のつけようがない。八幡のヒールっぷりが最高だ。

それと7巻にはボーナストラックとして文化祭の後の後夜祭のエピソードが盛り込まれていた。ボーナストラックは怒涛のギャグ展開が続くので、めちゃくちゃ面白い。

次回の7.5巻はスピンオフとなっているので、アニメには一切登場しないエピソードであることが予想される。こちらもとても楽しみだ。

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。7.5

奉仕部の日常が賑やかに詰まった短編集!

奉仕部に送られてくるようになった「お悩み相談メール」、そして、平塚先生から持ち込まれた「結婚がらみ」の相談事……。
(八幡的には)不本意にも忙しい奉仕部の活動。コスプレからガチ格闘技対決まで、多岐にわたりすぎて大変なことに。
日々の些末な出来事にこそ、真実は宿る……奉仕部&おなじみのキャラクターたちが生き生きと輝く「いつもの日常」をたっぷりと!

この4月から放送されたTVアニメも大反響の「俺ガイル」、大幅書き下ろし&レアな小説未収録エピソードをぎゅっと詰め込んだ珠玉の短編集!

『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。7.5』より引用

本巻は初めてのSS集。お悩み相談のメールや、柔道部の問題解決がメインだった。特に柔道部の問題解決は、普通に本編でもやれそうなストーリー展開。

そしてここで初めて、いろはすが登場する。次巻の生徒会選挙で活躍するための布石ともいえる登場だった。

また、前巻では3人の関係がギクシャクした状態で終了した。だが、7.5巻では時系列が異なるのか、ギクシャクした関係はないことになっている。そのため、いつも通りの俺ガイルのテンポとなっていて、めちゃくちゃ笑わせてもらった。

次巻は気まずいスタートになると思うので、序盤から集中して読み進めていきたい。

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。8

彼は変わらない。だから周囲は変わっていく

雪ノ下雪乃は「……あなたのやり方、嫌いだわ」と、否定した。
由比ヶ浜結衣は「人の気持ち、もっと考えてよ……」と弱々しく呟いた。
後味の悪さを残した修学旅行を終え、日常に戻った奉仕部。三人の関係はまたぎこちないものに戻ってしまうのか……。
そんな折、奉仕部に新たな依頼が持ち込まれる。内容は生徒会長選挙に関わるものだった。
お互いのやり方を認められないままの奉仕部の三人は、それぞれが別のやり方で依頼に対することに。
ばらばらの奉仕部。分かっていた。この関係はいつまでも続かないことも、自分が変わることができないことも。
――君のやり方では、本当に助けたい誰かに出会ったとき、助けることができない――
自然消滅か、空中分解か。誰のやり方でも奉仕部は解散を免れない。
その行動は誰のために。――それでも自分のやり方を貫き藻掻こうとする“彼”は、大きな失敗を犯してしまう――。

『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。8』より引用

ついにいろはすがメインの登場人物として登場する。やっぱりいろはすは可愛い。そして修学旅行編の後味の悪さもあり、本巻も終始雰囲気が悪い。ここから3人の本物を探す旅が始まる、といった感じだ。

特に印象に残っているのは、八幡の「変わらなくてもいいんじゃないか」という心情。雪乃は自らが生徒会長選挙に立候補することで、自分自身を変えようとしていた。しかし、自分自身を変えるということは今までの自分を否定することになる。今までの自分は決して間違っていなかったはずなのに。

結局八幡は、いろはすにやる気を出させることで雪乃の生徒会長立候補を阻止することになる。だがそれは、雪乃自身が変わるチャンスを失ったことにもなる。この複雑な感じが次巻に持ち越されることになった。

ラブコメとは思えないほど深い内容だった。

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。9

聖なる夜。届かぬ想い、かなわぬ祈り。

もうすぐクリスマスがやってくる。
小さい頃はプレゼントがもらえる日だったが、いまはもうそんなことはない。
何より、願うことも、欲しいものもなくなってしまった――。
生徒会長選挙の日以来、何かが決定的に終わってしまった関係を引きずりながら、逃げ出さないため、ただそれだけのために部室に集まる八幡たち。
そんな折、新たな依頼を持ち込んだのは、先の選挙で生徒会長となった一色いろはだった。
他校との合同のクリスマスイベントを手伝って欲しいという依頼に対し一人で行動しようとする八幡。
しかし、一筋縄ではいかない依頼に、事態は次第に悪化していく……。
気付かれず、心の奥にしまわれる想い。叶わぬと諦めてしまった祈り。聖なる夜に、もし、願うことがあるならば――。

『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。9』より引用

ここでまた、いろはすが大活躍。生徒会長になってしまったいろはすの責任を取るために、物語前半は八幡が奮闘する。しかし、どう考えても八幡だけでは問題を解決することはできない…。そこでついに、八幡が結衣と雪乃を頼ることに。そのシーンがとにかく良すぎる。

僕はTVアニメで『俺ガイル』のストーリーを全て把握しているので、どのようにストーリーが展開されていくか把握している。そんな中、3人がやっと本物を掴みかけるこのシーンはとても感動してしまったし、今後のストーリー展開を考えると涙なしには読めない気がする。

『俺ガイル』、最高すぎる。

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。6.5

文化祭直後、体育祭ストーリー&スペシャル。

6巻の文化祭直後、体育祭のエピソードを文庫本一冊に収録したものを電子化。
文化祭が終わった後、城廻めぐりから来た依頼は、「体育祭を盛り上げたい」というもの。
奉仕部として手伝うことになった八幡や雪乃たちだが、そもそも体育祭実行委員長も決まっていない。
そこで担ぎ上げられたのは、文化祭でも実行委員長を務めた、あの相模南だった……。
TVアニメシリーズで著者自らが脚本を手がけた番外編「だから、彼らの祭りは終わらない」のサイドストーリーを文庫本用にディレクターズカットし、再構成した総集編として修正。ドラマCD特装版で音声収録された9巻直後のクリスマスパーティーのエピソードの小説版も加えて収録。

『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。6.5』より引用

本巻はTVアニメ1期のOVAに収録されていた体育祭エピソードの裏側が追記されているものだ。体育祭エピソードはあんまり覚えていないけど、文化祭同様に相模さんに焦点があたっている。

作者のあとがきにもある通り、『俺ガイル』の登場人物の中で最も人間らしいキャラが相模だ。そして文化祭編の時以上に相模の成長?にフォーカスしたストーリーとなっている。その分、シリアスパートも多かった。

また、終盤はドラマCD特装版の小説版のエピソードが挿入されている。クリスマスパーティということだが、なんだかんだでただの打ち上げになっている。ただ、八幡が2人に対してクリスマスプレゼントを贈る重要なエピソードも挿入されていたので目が離せない。

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。10

新しい年、新しい関係、新たなる想い。

冬休み。のんびりとした年の瀬、そして年明け。
合格祈願の初詣や買い物など、予定外の外出が重なる八幡が新年の街で出会ったのは、雪ノ下陽乃と葉山隼人、そして……。
教室で、部室で過ごしてきた時間で、お互いのことを少しは知ったように思えた。でも知らないことの方がたくさんあるのだろう。今も、そしてこれからも。

冬休みが終われば、2年生という学年ももうあとわずか。新学期にざわめく教室にはある人物の「噂」が流れていた。
望むと望まざるとに拘わらず、同じ場所で過ごす時間は刻一刻と減っていく。
そんな雰囲気だからなのか、奉仕部に持ち込まれた、ある依頼……その依頼は今までに知ることのなかった彼ら、彼女らの別の一面を映し出すことに。
自分のしたいことが、相手の望むこととは限らない。本当の気持ちが伝えたい気持ちとも限らない。誰かが知っているその人が、その人の本当の姿とは限らない。
今を大切にしたいと思えば思うほど臆病になって、考えているのに答えは見つからないし、走っているのにゴールが見えない。
彼ら彼女らの、新たなる季節、新たなる関係。

『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。10』より引用

今回は「雪乃と葉山が付き合ってるんじゃいか」という噂を払拭するというエピソード。それに合わせて、葉山の文理選択を聞き出すというミッションが奉仕部に課される。TVアニメ化された部分のはずだが、個人的にこのエピソードをほとんど覚えていない。ということもあり、新鮮な気持ちで楽しむことができた。

実際に読み進めてみると、本巻のエピソードはアニメ化の際にかなりカットされていたことがわかる。アニメだと説明不足だった部分が、しっかり説明されている感じだ。

今回は葉山と三浦がフォーカスされたエピソードとなった。そして葉山は、奉仕部とは別のアプローチで”本物”を見つけようとしていた。皮肉なことに、それに気づくことができたのが、真逆に位置する人間である八幡だったわけだが。

そして個人的に、いろはすが可愛い。確か10巻が刊行され始める頃は、いろはすの人気が可視化されてきた時だったはず。ということで、いろはすの出場回数を増やしたのかもしれない。

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。10.5

2015年春、アニメ第2期放送直前!冬の日常を描く短編集。

雪乃、結衣と過ごすおなじみ奉仕部での活動から、小町の受験を心配したり、いろはのわがままに振り回されたり、さらには男子からのあるお願い事まで舞い込み……!? 八幡の短くも慌ただしい冬の日常を描く短編集。

『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』より引用

いろはすがとにかく可愛かった巻。もはやレギュラー化しちゃってる。特にいろはすとのデート回は最高に面白かった。そしていろはすは奉仕部のグダグダの関係に対して色々とアクションを起こしていく。普段は邪悪な要素の強いいろはすだけど、奉仕部の人たちのことをちゃんと考えているんだよな。

それと今回は、材木座もメインの活躍をする。TVアニメ2期以降は、材木座がほとんど登場しない。だが、原作ライトノベルではそれなりの存在感を発揮している。「材木座が面白い」というよりは、材木座に対する毒舌が面白い。今回はいろはすと材木座が初めて絡む。それが中々面白かった。

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。11

まちがい続け、いつまでも手の届かない答え。

一色いろはの依頼を受け、バレンタインデーのイベントを手伝うことになった奉仕部。そのイベントには三浦や海老名、川崎などいつものメンバーも加わり、より大規模なものになっていく。穏やかで暖かな空気の中、だんだんと見過ごせなくなってくる小さな違和感、慣れないことで戸惑っているのだと自分に言い聞かせようとしても誤魔化せない気持ち。
本物から目をそらしてでも、この時間がずっと続けばいいのかもしれない--。
何も気づかないほうが良かったのかもしれない--。
提案される「彼女の相談、彼女の依頼」。
雪は静かに降り積もり、彼ら、彼女らの今という景色を変えていく。

『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。11』より引用

本巻ではバレンタインデーのイベントのエピソードとなっている。中盤まではバレンタインデーのチョコイベントが開催され、終盤は奉仕部3人でのデートが描かれる。

僕は『俺ガイル』の聖地に2回巡礼しているので、コミュニティセンターとか雪乃のタワーマンションとか、結衣のマンション群とかの位置関係が大体分かる。それと終盤のデートの場所も葛西臨海公園で、そこにも2回足を運んでいるので、位置関係が分かる。ということもあり、想像がとても捗って楽しく読み進めることができた。小説と聖地巡礼はセットなんだぁと思う。

そしてついに、結衣が奉仕部の人間関係にメスを入れ始める。これからの展開を知っている者としては、とにかく結衣が尊い。ガハマさんは本当に良いやつだ…。次巻からTVアニメ3期の内容となり、ラブコメ展開が急速に進み始める。めちゃくちゃ楽しみだ。

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。12

たとえ、その選択を悔いるとしても。

バレンタインデーのイベント、水族館での雪の日を経て、自分たちが踏み出すべき一歩を定める八幡たち。
そんな奉仕部に、ある大きな依頼が持ち込まれる。
その依頼に対して、今までとは違ったやり方で取り組むのは、三人にとっては自然な流れのはずだった。
それが、自分たちの求めていることなら――。
たとえ、その選択を悔いるとしても。
時間の流れがいつか自分たちを大人にするのかもしれない、出会いと別れを繰り返して人は成長するのかもしれない。でも、いつだって目の前には「今」しかなくて――。
雪乃、結衣、八幡。それぞれの想いを胸に抱えながら、各々が選択する「答え」とは。
新たなる青春群像小説、物語は最終章へ。シリーズ12巻。

『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』より引用

ついに最終章に突入。奉仕部の3人はいろはすの依頼を受けることに。その依頼はプロムを開催したいというもの。そして雪乃が「1人で挑戦したい」と意思表示し、八幡と結衣はそれに従うことにした。だが、雪ノ下家が口出し(悪気はない…と思われる)。結局、八幡が助けようとするのだが、結衣が取り残されてしまう…。という感じだ。

やっぱり結衣目線だとめちゃくちゃ辛い。僕もガハマさん推しなので、ここはどうしても感情移入してしまう。頭の中で『俺ガイル完』のED『ダイヤモンドの純度〜Yui Ballade〜』が流れてきた。

それと陽乃の「共依存」という言葉がめちゃくちゃ刺さる。奉仕部の関係性を一言で括られてしまった。しかしラストの場面、八幡は「雪乃に依存する」という選択をしたように見えるが…。次が非常に気になる。

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。13

エンドロールが流れる前に。

暦は雪解けの季節を迎えるが、新しい希望の芽吹きはまだ遠く感じられる3月。
それぞれの想いを言葉にし、行動しようとする雪乃、結衣、八幡。そして、それは今のままの関係でいることを終わらせることでもあって――。
雪ノ下雪乃は、最後まで見届けて欲しいと願った。由比ヶ浜結衣は、このままずっと一緒にいられたらと祈った。美しい夕日に時が止まればと願っても、落日を迎えなければ新しい日はやってこない。前に進むために諦めること、終止符を打つこと。悩むまもなく、巻き戻すことも出来ず、エンドロールは流れ始める……。

『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。13』より引用

ついにプロムの決着が付く。そして雪乃が「この関係を終わりにしよう」ということで、事実上、奉仕部は消滅。八幡と雪乃が会話する機会がめっきり減った。そして雪乃は願い事として「由比ヶ浜さんの願いを叶えてあげて」と八幡に頼む。徐々にエンディングに近づいている感じだ。

また、様々なサブキャラクターが3人の関係に切り込むシーンが見受けられた。13巻だと、いろはす、葉山、陽乃、海老名さんといった感じだろうか。みんな「これで本当に良いのか」と切り出し、それに対し八幡がごまかす形になっている。

特に陽乃が口にした「共依存」が八幡の精神を常に圧迫している感じだ。果たしてどのようなエンディングを迎えるのか(アニメで知ってるけど)。次の最終巻が早く読みたい。

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。14

まちがい続ける青春模様、シリーズ完結。

季節はまた春を迎えようとしていた。
同じ日々を繰り返しても、常に今日は新しい。悩み、答えに窮し、間違えを繰り返しても、常に飽きもせず問い直すしかない――新しい答えを知るために。
言葉にしなければ伝わらないのに、言葉では足りなくて。いつだって出した答えはまちがっていて、取り返しがつかないほど歪んでしまった関係は、どうしようもない偽物で。
――だからせめて、この模造品に、壊れるほどの傷をつけ、たった一つの本物に。故意にまちがう俺の青春を、終わらせるのだ――。
過ぎ去った季節と、これから来る新しい季節。
まちがい続ける物語が終わり……そしてきっとまだ青春は続いていく。シリーズ完結巻。

『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』より引用

ついに完結した。3人の関係は「共依存」という言葉では表せないほど、複雑で、厄介な関係性なのだ。「好き」という言葉で片付けていい関係でもなかった。だからめちゃくちゃこじらせながら、八幡、雪乃、結衣は、3人とっての本物を掴み取る選択をした。めちゃくちゃ『俺ガイル』らしいと思う。

TVアニメの違いについて触れておくと、遊戯部や材木座とのくだりが楽しめるのがいい。特に今回のプロムに関しては、遊戯部や材木座は大活躍だった。ちなみに、TVアニメでは遊戯部がなかったことになっているので、カットせざるを得なかった。

それとガハマさんを八幡が間接的に振るシーンでは、八幡の心情描写がめちゃくちゃ丁寧に描かれている。TVアニメでは心情描写がほどんど含まれなかったので、これはぜひ、原作ラノベで楽しむべきだろう。

そして終始、平塚先生の立ち回りが良かった。八幡を「共依存」の呪縛から解き放ってくれたのも平塚先生だし、そもそも『俺ガイル』の始まりは平塚先生からだった。そしてラストの平塚先生とのダンスや会話のくだりは、それはもう最高だった。八幡×平塚先生のルートも見たいな…。

次巻からはアンソロジーということで、二次創作的な短編が集まる。どれだけ改造されるか分からないけど、個人的には、ガンガン改造された『俺ガイル』を読んでみたいなぁと思う。

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。アンソロジー 雪乃side

「俺ガイル」アンソロジー4冊刊行!

『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』のアンソロジー小説、2か月連続、計4冊刊行!
青春群像小説の金字塔「俺ガイル」がついに完結! 9年の軌跡とアニメ3期の放映を祝し、アンソロジーを2020年3月、4月に2冊ずつ、計4冊を連続刊行。
本作「雪乃side」は、「雪ノ下雪乃」にまつわる短編とイラストを収録。
うかみ、春日 歩、切符、ももこといった大人気イラストレーター、石川博品、さがら 総、天津 向、水沢 夢、裕時悠示といった超豪華作家陣が参加!! 夢のコラボが実現しました。
そしてさらに、ぽんかん(8)と渡 航による、本作にあてた完全かき下ろし作品も収録!
ここでしか読めない、珠玉の物語集!

『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。アンソロジー 雪乃side』より引用

やばい、めちゃくちゃ面白かった。

読む前は、「二次創作だから違和感だらけで退屈なんだろうなぁ」とか思ってた。けれども、二次創作だからこそ、今までにはなかった面白さがあった。

特に、一番最初の「チーバくんは発情しているとしか思えない」のくだりは最高すぎた。ここで一気に、二次創作に引き込まれた感じがする。チーバくんが発情とか、千葉県の人に怒られないのかな? それと今まで以上に声優ネタをぶっ込んでくるのも印象的だった。

そしてラストは、渡航の短編。雪ノ下父目線で雪ノ下家を描いたストーリーで、今までにはない渋い心情描写だった。雪乃と陽乃と雪ノ下ママの戯れがよく描かれているなぁと思う。特に陽乃が良かった!

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。アンソロジー2 オンパレード

「俺ガイル」アンソロジー4冊刊行!

青春群像小説の金字塔「俺ガイル」がついに完結! 
9年の軌跡とアニメ3期の放映を祝し、アンソロジー4冊を2か月連続刊行。
本作は、俺ガイルに登場する個性豊かなキャラクターに焦点を当てた短編とイラストを収録。比企谷小町、平塚静、戸塚彩加、材木座義輝、葉山隼人たちの物語がオンパレード!
しらび、戸部淑、紅緒、うかみといった大人気イラストレーター、白鳥士郎、伊達康、田中ロミオ、天津向、丸戸史明といった超豪華作家陣が参加!! 夢のコラボが実現しました。
そしてさらに、ぽんかん(8)と渡 航による、本作にあてた完全かき下ろし作品も収録!
ここでしか読めない、珠玉の物語!

『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。アンソロジー2 オンパレード』より引用

本巻も相変わらず面白い。特に一番面白かったのが、八幡・戸塚・葉山の3人でサッカー観戦をする回。『りゅうおうのおしごと!』で有名な白鳥士郎先生の短編だったのけれども、めちゃくちゃ面白かった。

僕はスポーツ系の作品は、ライトノベルに合わないかと思っていた。けれども、戦略面を重点的に深掘りするスタイルであれば、実はライトノベルとスポーツは、めちゃくちゃ相性がいいのだ。これが分かっただけでも、かなり大きい収穫だった。

それと渡航先生が描く短編も良かった。本編の続きの内容で、小町が奉仕部の部長として活動しているエピソード。小町といろはすのやり取りをもっと見たいなぁと思う。

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。アンソロジー3 結衣side

「俺ガイル」アンソロジー4冊刊行!

『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』のアンソロジー小説、2か月連続、計4冊刊行!
青春群像小説の金字塔「俺ガイル」がついに完結! 9年の軌跡とアニメ3期の放映を祝し、アンソロジーを2020年3月、4月に2冊ずつ、計4冊を連続刊行。

第3弾は、「由比ヶ浜結衣」にまつわる短編とイラストを収録。
うかみ、U35、春日 歩、くっか、クロ、しらび、戸部淑ら大人気イラストレーターと、川岸殴魚、境田吉孝、白鳥士郎、田中ロミオ、八目 迷、水沢 夢といった超豪華作家陣が参加!! 夢のコラボが実現しました。
さらにぽんかん(8)と渡 航の原作コンビも参加。
すべてかき下ろし作品。ここでしか読めない、珠玉の物語集!

『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。アンソロジー 3 結衣side』より引用

ガハマさん推しの僕としては最高の内容だった。特に白鳥士郎先生の、ラーメンのお話はめちゃくちゃ面白かった。ただの二次創作では終わらせない感じが凄い。やっぱり『りゅうおうのおしごと!』は読むことにしよう。

それと八幡がカンストしたっていうエピソードも良かった。ガハマさんだけが八幡の存在に気付くのもガハマさんっぽいし、美容院のくだりも面白かった。

ガハマさんは『俺ガイル』に登場するキャラの中でも、心情が読みづらい部分がある。そういった中で二次創作がされているので、多少の違和感はあるけれど、これで当たり前なのだと思う。

ちなみに、渡航先生の短編は最高に面白かった。ガハマさんが唯一冷たい対応を取るガハマパパの目線で、由比ヶ浜家の日常が描かれる。ガハマさんのツンデレが見られるのはそうそうない…。

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。アンソロジー4 オールスターズ

超豪華作家陣が紡ぐ、『彼ら』の多様な軌跡。

青春群像小説の金字塔「俺ガイル」がついに完結! 
9年の軌跡とアニメ3期の放映を祝し、アンソロジー4冊を2か月連続刊行。
本作は、一色いろはをはじめとする俺ガイルの様々なキャラクターに焦点を当てた短編とイラストを収録。
平塚静、戸塚彩加、川崎沙希、葉山隼人らをはじめとしたオールスターが集結!
エナミカツミ、えれっと、ななせめるち、U35、ももこ、うかみといった大人気イラストレーターと、石川博品、王 雀孫、川岸殴魚、境田吉孝、さがら 総、天津 向など超豪華作家陣が参加!! 夢のコラボが実現しました。
さらに、ぽんかん(8)と渡 航の原作コンビも参加。本作にあてた完全書き下ろし作品も収録!

ここでしか読めない、珠玉の物語!

『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。アンソロジー4 オールスターズ』より引用

まず1本目の短編が衝撃的だった。二次創作という次元を超えて、『俺ガイル』のファンが描かれている。しかも、ヒロインは余命宣告を受けていて途中で亡くなるのだ。主人公は、ヒロインの死を受け入れながら、『俺ガイル』の感想を綴っていく。『俺ガイル』は約10年続いているので、1巻を高校生の時に読んでいた人は、完結時に立派な社会人になっている。それが短編で上手く表現されていて、個人的にかなり面白く読めた。

それと今回も葉山が登場。そして葉山らしくない言動のオンパレードで、戸部がツッコミ側に回る珍しい展開になる。

そしていろはすのアピールっぷりも良かったなぁと思う。いろはすと小町のやり取りがやっぱり面白いし、ガハマさんとゆきのんが露骨に八幡にアプローチを仕掛けるのもいいね。

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。14.5

奉仕部、世代交代!?賑やか年下短編集!!

だから、まだまだ青春は終わらない。

青春とは人それぞれ。特に、この二人にとっては青春もまた全然違う見え方をするようで――。

「あざとかわいい」を体現する、最強の後輩で世界一可愛いクソ女(?)こと一色いろは、
そして、計算か天然か、「ちゃっかりだけどどこか抜けてる」世界の妹・比企谷小町。

八幡、雪乃、結衣とはまったく違うタイプの二人が巻き起こす、今までとはひと味違った日常! 
3人だけだった奉仕部に、新たな風景が描き出される――。

最高に可愛くて、最強で末恐ろしい、俺ガイルの中でも異彩を放つ年下ヒロインによる賑やかなエピソード。
単行本未収録SS、さらに完全書き下ろしストーリーもたっぷり入った珠玉の短編集!!

『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。14.5』より引用

14巻の後日談的なお話。なので時期は3年生の4月から5月らへん。ひたすらゆるゆる続くのかと思っていたけれど、3年生の3人が卒業した後のことを考えてしまうエピソードだった。小町が奉仕部に一人ぼっちになってしまうかもしれない。けれどももしかしたら、小町は新しく素晴らしい奉仕部を作り上げるかもしれない。

個人的には卒業式までやってほしいと思う。八幡・雪乃・結衣の3人の関係は変わらなくて良いから、いろはすと小町の心境の変化を見てみたい。たぶん泣ける。

それとデレゆきのんがめちゃくちゃかわいい。悶絶してしまった…。

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。結1

「俺ガイル」もう一つの物語。

冷たい木枯らしの吹くクリスマス。
ささやかながらも暖かなパーティーの後、結衣は自身の心にもある“想い”が灯っていることに気付く。
届かない祈りも、叶わない願いもきっとある。でも、欲しいものがある。
本当は、嘘でもいい。
たとえ、まちがっていても、正しくなくても、その手を握っていたいーー
数多の人が欲しいものを願う夜。願いの数だけ、想いの数だけ語られない物語がある--。
だから、これは、由比ヶ浜結衣の物語。

『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。結1』より引用

実は本巻はライターの仕事の関係で『俺ガイル』2巻の次に読み始めた。とはいえ、『俺ガイル』の大まかなストーリーはTVアニメで体感しているので、まあ矛盾点とかなしに読み進められた。

由比ヶ浜結衣が深堀りされると思われたが、まあ、いつも通りの『俺ガイル』といった感じ。クリスマス編あたりからストーリーが開始される。

基本的には比企谷八幡目線のストーリーとなっているが、たま〜に由比ヶ浜結衣視点になる。そして、特に気になるところでいくと、折本かおりの存在がある。ガハマさんやゆきのんとの関わりが薄い折本だが、「比企谷八幡の同級生”だった”」でもある。それを見てガハマさんは、「卒業したらこんな関係になってしまうのでは?」と考えてしまう。決してそんなことはないと思うのだが…。まあ、この辺の思い違いが間違っているのだろう。

それにしても思ったより折本かおり、可愛かったな…。

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