今回は『生徒会役員共(以下、生徒会1期)』について語っていく。アニメーション制作はGoHands、2010年夏クールに放送された。原作は週刊少年マガジンで連載していて、2008年から現在(2021年5月)まで連載中とのことなのでベテラン枠になりつつもある。
『生徒会1期』の感想
感想①:高レベルな下ネタ
『生徒会役員共』といえば下ネタだ。とにかく下ネタ連発して笑いを誘うギャグ漫画となっている。しかもその下ネタが良い意味でも悪い意味でも分かりづらい。というのもある程度の性知識を所持していないとついていけないレベルなのだ。しかも下ネタそのものも、かなりギリギリのところを突いてくるので「これはどういう意味だ?」という症状にも陥りやすい。
とりあえず女子には絶対にオススメできないし、純粋な人にもオススメできない。変態思考についていける人、例えば官能小説とかを楽しめるレベルに下ネタ脳が形成されていないと、『生徒会1期』は楽しめないと思う。
感想②:2010年制作の割には高クオリティ
『生徒会1期』は2010年制作とのことなのだが、その割にはクオリティが高い。ちゃんと太陽光を考慮した明暗の使い分けがされている。学園もののアニメでは光の表現が非常に重要なのだが、『生徒会1期』では高いクオリティで光の表現がされている。
僕の経験上、光の表現がとても丁寧な学園系のアニメは大体面白い。『リトバス』とかね。逆に光の表現が雑なものは大体微妙だったりする。最近だと『おさまけ』とかがそうかもしれない。兎にも角にも、陰影をしっかりつけておいた方が作画クオリティとしては無難なのだ。
それに『生徒会1期』は下ネタを連発していくのだが、基本的にキャラデザが崩れることが少ない。真顔でシュールなネタを展開していくタイプのギャグだからだ。ということなのでキャラデザを丁寧にしながら制作されている印象がある。
『生徒会1期』の評価
作画 | 75点 |
世界観・設定 | 75点 |
ストーリー | 80点 |
演出 | 80点 |
キャラ | 85点 |
音楽 | 85点 |
作画
作画はギャグアニメの中では、それも下ネタ系のアニメの中ではトップレベルだと思う。
世界観・設定
下ネタ特化のための設定・世界観が構築されている。まあ結果論で多分作者は何も考えてない。笑
ストーリー
基本的に早いテンポで進んでいくし、飽きずに楽しむことができる。お酒を呑みながら見ると楽しいよ。
演出
下ネタの演出は慣れるのに時間がかかる。シーン間のスタンプの演出はマジでマニアックなところを攻めてくるので、慣れないと厳しそう。
キャラ
どのキャラもみんな魅力的だった。僕はスズ派ですね。
音楽
『生徒会1期』に関してはOP・ED、どちらも良曲。青春って感じがして良い。
さいごに
『生徒会役員共』はもちろん2期が制作されている。『生徒会2期』も同じようなテンポでストーリーが制作されているので、同じ感覚で楽しむことができる。ぜひ見てほしい。