転生したらスライムだった件(転スラ1期)評価:感想

こんにちは、てるくんです。てるくんのアニメブログのこだわりは以下の通りです。

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今回は通称「転スラ」こと「転生したらスライムだった件」の感想記事です。

想像以上に深い物語で何回かウルっとしてしまいました。

原作もアニメも大人気なのは単純なストーリーだからかと思いましたが、キャラクターを深く掘り下げていくスタイルで、魅力的なストーリーです。

関連作品含めた発行部数は1900万部越えのメガヒット。アニメも2021年に3クール一挙放送が決まっている大人気作品の魅力に迫ります。

目次

転スラは王道ストーリー

超王道の主人公スライム

転スラはタイトル通り主人公がスライムの姿で異世界に転生する物語です。

異世界に転生する前の主人公は三上悟(CV.寺島拓篤)で、大手ゼネコンに勤務していた37歳童貞です。

そして、転生してスライムになって与えられた名前がリムル・テンペスト(CV.岡咲美保)です。

リムルは正義感と思いやりの気持ちが強い超王道的な主人公です。

ラノベ原作は少し癖のある主人公であることが多く、内面的に弱い部分があることが多いのですが、リムルは少年漫画のような主人公です。

ストーリー自体はワンピースに近く、魅力的な主人公のもとにどんどん見方が増えていくものです。

王道スタイルのストーリーはそのジャンルにおいて先手を取れないと、確立することができません。リゼロや幼女戦記のように他の異世界系アニメは少し設定に工夫がされていますが、異世界系アニメの王道ストーリーは間違いなく転スラです。

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魅力的なキャラが味方になっていく

暴風竜・ヴェルドラ

リムルが転生して初めて出会った仲間が暴風竜・ヴェルドラ(CV.前野智昭)です。

リムルとヴェルドラの出会いが転スラの物語の原点です。この2人が出会っていなければ、リムルはここまで勢力を拡大させることもできなかったでしょう。

ウェルドラは1期では序盤以外ほとんど登場しませんが、終始影響力が強いキャラクターです。おそらく、作中でもトップレベルの実力者でしょう。

リムルの愛犬・ランガ

リムルが味方していたゴブリン村を襲撃した牙狼族のボスの息子であるランガ(CV.小林親弘)です。

仲間になってからはリムルの足として、世界中を走りまくります。

狼ですが犬みたいな立ち振る舞いで、喜んでいるときは舌を出して尻尾を振っているのが可愛いです。

大鬼族(オーガ)の生き残り

大鬼族の生き残りである、ベニマル(CV.古川慎)・シュナ(CV.千本木彩花)・シオン(CV.M・A・O)・ソウエイ(CV.江口拓也)・ハクロウ(CV.大塚芳忠)・クロベエ(CV.柳田淳一)です。

彼らも最初はリムルと敵対していたものの、次第に打ち解けリムルに名前をつけてもらい、有能な部下として活躍しています。

特にベニマル・シオン・ソウエイはリムル軍の一大戦力となっています。

シュナ・ハクロウ・クロベエは街の中でバックアップを担当していますが、ハクロウに関してがかなりの戦闘力があります。

また、シュナが可愛くて、絶対ネット上でも人気高いです。

超重要人物・シズ

転スラの物語の中核を握っているのがシズ(CV.花守ゆみり)です。

このキャラクターの説明をしているとほとんどネタバレになってしまうほどの転スラにおける超重要人物です。

一つ説明できることがあるとすれば、主人公であるリムルは強い目的を持っていなかったのですが、シズとの出会いがきっかけとなり、大きな宿命を抱くことになります。

そして僕はシズにまつわるシーンで感情を動かされました。

転スラをただの王道ストーリーで終わらせなかったのは間違いなくシズです。

魔王・ミリム

1期の終盤に登場する魔王ミリム(CV.日高里菜)です。

魔王なので作中でもトップクラスの実力者となりますが、めちゃくちゃ可愛いです。

リムル・シュナよりも人気だと思います。多分No.1です。

天真爛漫の性格の持ち主で、子供っぽいのがいいです。それなのにめちゃくちゃ強いという設定も許せます。

転スラの魅力あふれる設定

背景の作画が絵本調

転スラの作画は少し独特と言えるかもしれません。

特に背景の作画が絵本調になっているのが印象的でした。

てるくん

ガビルが目立っているのはごめんなさい…。

この背景を見て貰えばわかると思いますが、木々が絵本のように軽く書かれています。

これによって絵本の中のようなファンタジーな世界になっています。

1期では基本的に森の中が舞台となっているのですが、リアルにしすぎてしまうと明るい雰囲気になりづらいんですよね。

それをこのような絵本調の明るいタッチで表現したことで、全体的に明るい雰囲気に仕上げることができています。

魔物の命名制度

魔物の命名制度はとても面白い設定だと思います。

転スラの世界の魔物は名前を与えられることで急激にパワーアップすることが可能です。

しかし、名前をつけるのにとてつもない魔力を消耗するので、簡単に名前を得ることはできません。

ですが、主人公であるリムルは膨大な魔力を持ち合わせているということもありますが、面倒を一度見たら必ず名前を与えるようにしています。

名前をつけられた魔物は当然、リムルに忠義を尽くすようになるので自然とリムルがいいやつに見えるようになります。

敵役を味方にするのってとても大変なことだと思いますし、ストーリーの構成も考える必要がありますが、魔物の命名制度を用いることで簡略化することができるのはいい設定です。

転スラのOP・ED

転スラのOP

転スラの前半パートのOPは寺島拓篤さんの「Nameless Story」です。

寺島拓篤さんは作中でも主人公の転生前である三上悟を担当しています。

タイトルの「Nameless Story」ですが様々なことを考えさせられます。

そのまま訳すと「名前のない物語」となりますが、名前のない魔物の人生についても歌っているように感じます。

少なくとも「自分の人生に名前を付けれるように全力で行動し続けろ!」というメッセージを感じさせます。

OPらしいアップテンポのメロディーで、心躍らされます。

気になったのは、OPの映像が思いっきりネタバレなんですよね。

1クール目どころか1期であまり登場しないキャラクターとの戦闘シーンが描かれているということです。

それと作中と比べてOPの方がいい意味で作画が乱れています。つまり、動きがいいんです。

これに関してはネット上ではかなり高評価で、作画が乱れていることよりも動きをしっかりつけている点で注目されています。さすが江畑諒真さんだなという感じです。

転スラの後半パートのOPは寺島拓篤さんの「メグルモノ」です。

「メグルモノ」の印象に残っているのはやはりイントロのメロディーではないでしょうか。

映像ではメロディーに合わせてシズとリムルが目配りをしているのですが、これがまたいいんですよね。

ネタバレはできませんが、これはとてもいいシーンで僕も好きです。

それと「Nameless Story」よりも作画が安定しています。

「Nameless Story」では動き重視でしたが、「メグルモノ」ではキャラのデザインがブレていなかったので、まあよくも悪くも安定していました。

転スラのED

転スラの前半パートのEDはTRUEさんの「Another colony」です。

てるくん

これ普通にOPでも起用できますよね?

と思ったのが第一印象です。それぐらいアップテンポで王道でしかもメロディーがいいです。

ちなみに第4話までは各話のダイジェストが流れていましたが、第5話からシズと大鬼族が中心の映像となっています。

そして前半パートのOPである「Nameless Story」同様、動きがしっかりつけられています。

転スラの後半パートのEDは田所あずささんの「リトルソルジャー」です。

「リトルソルジャー」はOPよりもEDにあっている曲だなと感じています。

てるくん

個人的には転スラの曲の中では一番好きです。

「リトルソルジャー」はサビのメロディーがとても心地良いです。小刻みにビートを刻んでいる感じがいいんですよね。

作画ですが、シズの教え子たちとのエピソードで始まり、サビはジュラ・テンペスト連邦国のメンバーで大円団となっています。

シズの教え子たちは物語の中核を担いそうな気がしてたまりませんが、リムルの器の大きさを改めて知ることができるエピソードでした。

そんなシズの教え子たちがメインのEDとなっているので思い出補正が強い曲でもあります。

さいごに

転スラは超王道ながらも要所要所で感情を揺さぶってくる安定した作品となっています。

そして異例の3クール連続の放送も決まっています。

転スラがあるので2021年はひとまずアニメで楽しめそうです。

それと転スラの公式アカウントはかなり活発なのでフォローしてみるといいですよ。

それでは転スラの魅力をまとめてみます。

転スラの魅力まとめ
  • 主人公スライムのリムル・テンペストが魅力的
  • キャラクターの深掘りがしっかりされている
  • 転スラはラノベ原作では珍しい超王道ストーリー
  • 基本的に安心して見れる
  • 曲はEDの方が高評価かも

こんな感じですね。改めて振り返ってみると基本的に安心して見れる部類だと思います。

王道ストーリーですし、アニメ初心者にもおすすめできるアニメといえそうです。

©川上泰樹・伏瀬・講談社/転スラ製作委員会

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