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【ツルネ感想】弓道をアニメにする、京アニのチャレンジ精神

ツルネ1期

今回は『ツルネ -風舞高校弓道部-(以下、ツルネ1期)』について語っていく。

『ツルネ』は、KAエスマ文庫で刊行されているライトノベルが原作だ。これが2018年秋クールからTVアニメ1期が放送される。

アニメ制作は京都アニメーションが担当した。

『ツルネ1期』の感想

ネタバレ注意!

京アニのチャレンジング精神

言わずもがなだが、弓道は地味なスポーツだ。数多くのスポーツの中で最も地味だといえるかもしれない。とにかく静かだし、対戦スポーツでもないからだ。ただひたすら、ミスしないように、弓を引くだけのスポーツだ。

それを、たくさんの資本を投じて、アニメにしようとする京アニのチャレンジ精神は、賞賛されるべきものだろう。

実際に僕が見ていて、『ツルネ』から学ぶことは多かった。弓道の専門用語について学べたし、弓道の奥深さも知れた。特に、団体戦の弓道は、めちゃくちゃ面白い。緊張感も伝わった。

団体戦になると、チームの仲間や、対戦相手のチームのことを急に意識してしまう。そうすると、的に集中できなくなり、ミスしてしまうのだという。相手に惑わされず、自分のやるべきことをしっかりやる。これは簡単なようだが、精神力が強くないと、できないことだろう。

といったことが、『ツルネ』からビシビシ伝わってきた。制作陣が、弓道のことを相当勉強して、それをアニメに落とし込むのに相当量の思考を費やしたのがよく分かる。

大人って、どこからが大人なの?

『ツルネ1期』の終盤では、風舞高校のコーチを務める滝川雅貴が深掘りされる。その際に、風舞高校弓道部の一人である竹早静弥が、「小学生の頃、高校生のことが大人に見えたよな」みたいな感じのことを、弓道部員に問いかける。そして彼らは、実際に高校生になってみて、自分たちが全然大人になれてないことに気づく。だから滝川コーチも、大人ってわけではないんじゃないかと、気づき始めるのだ。

現在、僕は22歳なのだけれど、自分が大人だと感じたことは一度もない。というか、大人になるべきではないと考えたりすることもある。まあ、それは、大人の定義によるのだろうけれど。

それはおそらく、何歳になっても同じことで、年寄りになっても、同じことを考えるのだと思う。

『ツルネ』の評価

※個人的な評価です

作画88点
世界観・設定80点
ストーリー80点
演出80点
キャラ75点
音楽70点

作画

流石京アニ、という感じのクオリティだった。水泳アニメである『Free!』と比べると、動きは小さい。けれども京アニ特有の繊細な作画が、弓を引くシーンに、しっかり活きていた。

世界観・設定

やはり『弓道』をテーマにしたチャレンジ精神を評価したい。それと、なんだかんだで日本独自の文化である神道の要素を組み込んでいる。海外ウケも、ちょっと狙ってる。

ストーリー

『Free!』と同様に、序盤は基本的な落ち着いている。しかし、中盤で試合のシーンが描かれてから、一気に激アツになる。そしてラストの勝利シーンは、やはり感動モノだった。

演出

弓を引く際の動きの美しさが伝わってくる。それぞれのキャラの体配も、個性が感じられた。また、試合のシーンの緊張感もリアルだった。

キャラ

主人公の鳴宮湊が、とにかく地味。そこが『Free!』との最大の違いかもしれない。どちらかと言うとサブキャラの方が、人気が出そうだ。でもそれはそれで、リアルな高校生像なのかもしれない。

それとなんだかんだで女性キャラが可愛い。僕は花沢さんが良かったなぁ。

音楽

OPもEDも、京アニの割には大人しい印象。EDはもっとハッチャケても良かったと思うけれど、NHK放送だから自粛したのかな?

さいごに

『ツルネ1期』の続編となる『劇場版ツルネ -つながりの一射-』が2022年8月から上映されている。そして2023年1月からは『ツルネ2期』も放送予定だ。こちらもぜひとも視聴するべきだろう。

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