【幼女戦記】ロリ系だと思っていたら度肝を抜かれる本格戦争アニメ【感想】

星島てる
アニメ好きの20代。ライターで生活費を稼ぎながら、アニメ聖地の旅に出ている者です。アニメ作品の視聴数は600作品以上。

こんにちは、てるくんです。

今回は「幼女戦記」の感想記事です。

異世界かるてっとを見るために視聴しました。

タイトルからえげつない展開なのだろうと思っていましたが、案の定想像通りの展開でした。

しかし、他のアニメにはない魅力を感じたので、結構ハマりましたね。

好き嫌いがはっきり別れそうなアニメではありますが、クオリティはかなり高い作品だと思います。

目次

幼女戦記は設定が結構重い

異世界転生というよりはタイムトラベル

幼女戦記の主人公は神様ともいえる存在Xによって異世界に転生させられます。主人公は生前に部下に殺されてしまうんですよね。転生以降存在Xがターニャの思惑を邪魔し続けます。

幼女戦記の舞台である異世界は現実世界でいうと第一次世界大戦がモチーフになっています。

第一次世界大戦がモデルとなっていますが、この世界では魔力の概念があり、魔力を使って攻撃したり空を飛ぶ事ができます。これは他の作品には中々ない設定です。

転生させられたターニャ・デグレチャフ(CV.悠木碧)は帝国に生まれ、元々の魔力の数値が高いこともあり、若くして(幼女)隊長になります。

この帝国は第一次世界大戦でいうとドイツがモデルとなっています。もしかしたら第一次世界大戦と同じ結末を迎えるかもしれませんね。。。

このように他の異世界転生のようなRPG風の中世ヨーロッパを彷彿とさせるようなファンタジーな世界ではなく、幼女戦記は戦時を彷彿とさせる残酷な世界が舞台です。

希望が全く見えない

そして、存在Xの手回しもありターニャの未来に希望は中々訪れません。ターニャはエリートの道を突き進んで、現実世界の管理職のように早く楽に暮らせるように頑張っています。しかし、それをことこどく存在Xに邪魔されます。

しかも、戦争というテーマが怖いのも事実です。

戦争は仮に勝利する事ができたとしても、憎しみから新たな戦いが始まってしまうからです。

幼女戦記は「憎しみ」もテーマとなっています。

てるくん

主人公も憎まれたのが原因で殺されていますしね。

また、勝利したところでこちらの国も疲れ切ってしまうのも事実。

現に、第一次世界大戦ではヨーロッパが疲弊したところでアメリカが美味しいところを全部持っていってしまいますし。(歴史を勉強しましょう!)

この手の作品は中々種類がないです。というか異世界転生で戦争をテーマにしているのは幼女戦記ぐらいでしょう。そのため、ラストが全く想像できないです。死亡エンドもありえるかもしれないですし、存在Xを倒すハッピーエンド?もあるかもしれません。現段階では全く読めないので僕はかなり楽しめています。

幼女戦記は作画の個性が強い

キャラの作画は独特

幼女戦記はキャラの作画がかなり独特です。

ターニャ(CV.悠木碧)

主人公であるターニャも幼女という設定を忘れてしまうほど、恐ろしい形相をして戦います。

ターニャを担当している悠木碧さんは、他の作品としてはまどマギの鹿目まどか俺ガイルの比企谷小町SAOのユウキを担当しています。色々な演技ができるタイプの声優といえそうです。

https://terukun.blog/oregairu/

ヴィーシャ(CV.早見沙織)

ターニャの右腕である通称「ヴィーシャ」ことヴィクトーリヤ・イヴァーノヴナ・セレブリャコーフ(CV.早見沙織)の作画はムー◯ンのようだと賛否両論です。

ヴィーシャを担当している早見沙織さんは魔法科の司波深雪俺妹の新垣あやせ俺ガイルの雪ノ下雪乃などを担当しています、現在のアニメ界の一角に位置する本格派の声優です。

https://terukun.blog/oreimo2/ https://terukun.blog/oregairu/

やはり、ターニャとヴィーシャの作画の印象が強いです。

やろうと思えば可愛く表現することもできたはずですが、作風をしっかり貫き通すという方針なのだとてるくんは考えています。

てるくん

異世界かるてっとのターニャはとても可愛らしいので、チェックして欲しいです。

戦闘シーンはかなりレベルが高い

戦闘シーンはめちゃくちゃレベルが高いです。割と神作画だと思います。

魔法を使った空中戦がほとんどなので、目まぐるしく視線が変わる動きの激しい戦いをします。

そんな中でも、線がブレずにキャラをしっかり描いています。

僕の記憶の中だと戦闘シーンはワンパターンでしたが、その分作画に変化を付けている印象です。

幼女戦記における戦闘シーンは戦いの中の駆け引きというわけではなく、少しでも判断を誤ったら殺されるという緊迫感があります。

これが戦争系のアニメの特徴であり、魅力でもありますね。

幼女戦記はこのギリギリの連続をよく表現しています。

幼女戦記のOP・ED

幼女戦記のOP

幼女戦記のOPはMYTH &ROIDさんの「JINGO JUNGLE」です。

KADOKAWAアニメを担当する事が多いMYTH&ROIDさんらしい、かっこいい曲です。

MYTH&ROIDさんはリゼロ、オーバーロードのようなKADOKAWA作品の多くの曲を担当してます。

https://terukun.blog/rezero/ https://terukun.blog/overload/

幼女戦記らしい攻撃力がある曲に仕上がっています。

おそらく幼女戦記を見た事ない人は「タイトルに幼女という言葉が入っているから見ない」というケースが多いと思います。

しかし、このOPを見れば「あぁ、これはロリ系じゃないんだな」という事が分かりますね。

9月30日までですが、YouTubeに映像付きのOPが公式チャンネルによって公開されています。

あわせて読みたい
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幼女戦記のED

幼女戦記のEDはターニャ・テグレチャフ(CV.悠木碧)の「Los! Los! Los!」です。(YouTubeの公式チャンネルでは公開されていませんでした)

これは中々中毒性が高い曲に仕上がっています。

歌詞がかなり残酷ですが、悠木碧さんの声でなんとかバランスを取れています。これが男性ボイスだったら独裁国やテロ組織の軍歌になってました。

「命を捨ててでも銃を打ち続けろ!死ぬまでひたすら打ち続けろ!」みたいな事をひたすら連呼しています。

幼女戦記らしいというかターニャらしい曲になっています。

さいごに

幼女戦記は劇場版が公開されていますが、2期製作があるのかというところが気になる作品です。

個人的には可能性が高いと思います。

円盤、劇場版の売り上げが高いこともありますし、異世界かるてっとの3期製作が決定していることもでかいです。

異世界かるてっとが続編をやっていて本編が続編をやらないというのは考えづらいです。原作のストックも十分あります。

問題はアニメ制作会社で、幼女戦記のアニメ制作を担当しているNUT次第になるかと思います。

そのため、2021年になってから放送されるのが手堅いかなと思います。

© カルロ・ゼン・KADOKAWA刊/幼女戦記製作委員会

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