今回は『生徒会役員共*(以下、生徒会2期)』について語っていく。2010年に放送された『生徒会1期』から4年の月日を経て、2014年冬クールに『生徒会2期』が制作された。放送終了後も原作コミックスが発売される度にOVA(OAD)が制作されている。
アニメ制作会社は『生徒会1期』に引き続き、GoHandsが手掛けている。
『生徒会2期』の感想
感想①:改めて見ると声優の演技が素晴らしい
僕は2020年の年末ぐらいに『生徒会』をdアニメストアで視聴し、2021年1月1日に『劇場版生徒会2』を鑑賞した。それから10ヶ月経過した2021年10月中旬に『生徒会2期』のOVAを見た。なぜこれだけ時間が開いてしまったのかと言うと、僕自身が忙しかった(言い訳)こともあるが、純粋にOVAを楽しみにしていたので取っておいたのだ。
というわけで久しぶりに『生徒会2期』を視聴したのだが、改めて見ると声優の演技が素晴らしいことに気づく。様々なアニメを見てきた僕だが、『生徒会2期』は声優のポテンシャルを最大限引き出す工夫が施されている。
『生徒会』はなんだかんだで11年以上制作され続けている作品なので、アニメーターの方々が声優の特徴を把握し、それに合わせた演出を展開することが可能になっているのだろう。僕が視聴していても制作陣が楽しそうに工夫しているのが目に浮かぶ。収録現場も楽しそうだ。
感想②:OVA版のクオリティが高いように見える
『生徒会2期』の放送が終了した後も、原作のコミックスが刊行される度にOVAが制作され続けてきた。原作コミックスは1年に2回ペースで刊行されるので、アニメは半年に1話ペースで制作されることになる。アニメ制作陣がどのようなスケジュールで組んでいるかによって変わってくるが、ある程度余裕のある制作スケジュールになっているのではないだろうか。
ということでOVA版のクオリティが高いように見えてしまう。『生徒会2期』はギャグアニメなのに、光の射し込みをしっかり演出している。それがOVA版だと、さらに磨きがかかっているように見える。こうして高いクオリティで制作されるのは、アニメファン達の応援の成果が大きいだろう。
感想③:主題歌がめちゃくちゃ良い
ここまでOVAのことばかり話してしまったが、『生徒会2期』は主題歌がめちゃくちゃ良い。特に印象に残っているのがEDの『ミライナイト』。七条アリアを演じている佐藤聡美による楽曲なのだが、雰囲気がとにかく良い。僕好みの楽曲だった。
そしてもちろん、OPの『花咲く☆最強レジェンドDays』も最高だ。特にCメロのぶっ飛んでる感じが良いので、ぜひフルで鑑賞してほしい楽曲となっている。
『生徒会2期』の評価
作画 | 75点 |
世界観・設定 | 75点 |
ストーリー | 85点 |
演出 | 80点 |
キャラ | 85点 |
音楽 | 90点 |
作画
『生徒会1期』と比べても良い意味で変わらない作画だったのが良かった。
世界観・設定
『生徒会1期』で世界観が構築されて、『生徒会2期』からは存分に下ネタを連発していた。
ストーリー
全然ネタ切れすることもなく、それぞれのキャラのお決まりのネタみたいなのも確立されているのが良い。
演出
『生徒会2期』まで見進めると、下ネタの演出に慣れてくる。
キャラ
『生徒会2期』になると、サブキャラたちもメインキャラぐらいの活躍をするようになってくる。新聞部の畑さんが最高にキマってる。
音楽
『生徒会2期』はOP・ED、どちらも『生徒会1期』よりもパワーアップしている気がする。特にEDの『ミライナイト』は歌詞もメロディーも声もどの要素も僕好み。
さいごに
『生徒会2期』が2014年に放送されたわけだが、それ以降ずっとOVAの制作が進んでいる。そして2017年には『劇場版生徒会』、2021年には『劇場版生徒会2』が上映されている。配信サイトで視聴できると思うので、こちらもぜひ視聴して欲しい。