今回は『ガールズ&パンツァー これが本当のアンツィオ戦です!(以下、「ガルパン(アンツィオ)」』について語っていく。
TVアニメの『ガルパン』が2012年秋クールに放送された後、OVAとなる『ガルパン(アンツィオ)』が2014年7月に発売された。
アニメ制作はアクタスが担当している。
https://terukun.blog/garupan/『ガルパン(アンツィオ)』の感想
『ガルパン(アンツィオ)』ではアンツィオ高校との試合が深掘りされた。TVアニメではなぜかあっけない感じだったので、それが深掘りされた形となる。
興味深かったのは、戦時のイタリアの状況をアンツィオ高校と重ねている部分だ。『ガルパン』の公式サイトによると、戦時のイタリアは裕福ではなく、比較的安価な豆戦車『CV33快速戦車(L3/33)』を大量に保有していたそうだ。この設定がアンツィオ高校にも引き継がれていて、イタリア同様にとても貧乏な感じだった。また、イタリアらしく、食事には一切の妥協がないのも面白い。
そう考えると、『ガルパン』に登場する戦車や学校は、それぞれの国がモチーフになっていたことに今更気付かされた。
- 聖グロリアーナ女学院(イギリス)
- サンダース大学附属校(アメリカ)
- アンツィオ高校(イタリア)
- プラウダ高校(ソ連)
- 黒森峰女学園(ドイツ)
これを抑えておくと、『ガルパン』の見方が大きく変わってくると思う。意外に奥深い設定だったわけだ…。
ちなみに大洗女子学園は、様々な国の戦車が集められている。
『ガルパン(アンツィオ)』の評価
作画 | 70点 |
世界観・設定 | 75点 |
ストーリー | 70点 |
演出 | 70点 |
キャラ | 70点 |
音楽 | 70点 |
作画
作画はTVアニメと特に大きな変化はない。
世界観・設定
アンツィオ高校はイタリアをテーマにした学校。ということで、イタリアで用いられていた戦車が登場した。戦時中裕福ではなかったイタリアの要素をしっかり引き継いでいるのが面白かった。
ストーリー
ストーリーはいい感じのテンポで進んでいた。普通に面白かったかも。
演出
演出は普通。戦闘シーンはやっぱり見応えがある。
キャラ
アンツィオ高校のキャラが紹介されるのはもちろんのこと、大洗女子学園のカバさんチームも深掘りされた。TVアニメでは大洗女子学園のメンバー全員を深掘りできなかったので、OVAや劇場版を通して深掘りしていくのだろうな。
音楽
OPとEDもTVアニメの『ガルパン』と変化がない。EDはアンツィオの主要メンバーが歌えば良かったのに…。
さいごに
『ガルパン』は劇場版も上映されている。興行収入は25億円を突破している大ヒット作品なので、こちらも絶対視聴だろう(参考までに『劇場版まどマギ』の興行収入は20億円)。
https://terukun.blog/garupan-movie/ https://terukun.blog/garupan-seichi/