ガールズ&パンツァー(TVアニメ ガルパン)感想:評価:レビュー

ガールズ&パンツァー

今回は『ガールズ&パンツァー(以下、ガルパン)』について語っていく。

『ガルパン』は2012年秋クールに放送されたオリジナルアニメだ。アニメ制作はアクタスが手がけている。

目次

『ガルパン』の感想

ネタバレしているので、未視聴の人は気をつけてください。

感想①:戦車道が意外に面白い

『ガルパン』は『JK×〇〇』の作品だ。2009年に放送された『けいおん!』が引き金となり、多くのアニメ制作会社が『JK×〇〇』の魅力に気づいてしまった。『ガルパン』もこの流れにあると見て間違いないだろう。

『ガルパン』は、とりあえず『JK×〇〇』を考えてみた時に一番やばそうな組み合わせを実行してみた結果だと、僕は思っている。どう考えても『JK×戦車(戦争)』はヤバい。

そして『JK×〇〇』をやる以上、”ほのぼの日常”も描かなければいけない。当然のことながら、少女たちが命懸けの戦争をするのは全然ほのぼのじゃない。だから”戦車道”という新たな概念を生み出すことにしたのだろう。ただ戦車で争うだけでなく、戦車を通じて”道”を学ぼうというのだ。

この考え方は意外にも、しっかり的を得ていた。
普通、戦争においてガチで勝ちたいのであれば、どんなことがあっても残虐なことをするのだろうと考える。僕だったら、敵を見かけたら容赦なく殺すと思う。
しかし実際は、そんなことはない。第一次世界大戦のクリスマス休戦が良い例だ。

第一次世界大戦中の1914年12月24日から12月25日にかけて西部戦線各地で生じた一時的な停戦状態である。この日、最前線で対峙していたドイツとイギリスの兵士たちが共にクリスマスを祝ったと伝えられている。

WIkipediaより引用

自分の命を懸けた戦いにもかかわらず、戦争には仁のような概念が存在している。思えば宣戦布告にも、似たような部分があるかもしれない。確実に攻め落とすのであれば、宣戦布告なんてしない方がいいからだ。

このようなことが戦車道から読み取ることができる。実際、『ガルパン』では戦車を通じて登場人物が成長する物語が描かれる。戦争の奥深さに触れられるアニメだった。

感想②:内容が超マニアック

僕はミリタリーに全く興味がない。だが『ガルパン』の中でJKたちが専門用語を連発すると、流石に興味が出てくる。

実際、内容は超マニアックだ。公式ホームページを見ると、各学校が利用していた戦車の詳細が表示される。こちらもぜひ見てほしい。

『ガルパン』を最大限楽しみたいのであれば、戦車における基礎知識を身につけておくのもいいだろう。ミリタリー関連の知識は、一見すると縁のない領域かもしれない。だが、ロシアとウクライナの戦争問題だったりで、正しい知識を取得するために、ミリタリーの知識を押さえておくのも必要になってきた。世界を俯瞰するためには必要な知識なのだ。

僕は『ガルパン』を通じて少しずつミリタリー関連の知識を手に入れようと思う。

『ガルパン』の評価

作画73点
世界観・設定80点
ストーリー70点
演出70点
キャラ70点
音楽75点

作画

作画は安定してた。戦車道の試合のシーンの3DCGの作り込みは中々すごい。それとdアニメストアではフルHDで楽しむことができたので、それが良かったかも。

世界観・設定

『JK×戦車』はやっぱりイカれてる。けれども、アニメオタクをミリタリーの世界に引き摺り込んだという意味では、中々面白い設定だった。もちろん、戦車関連の設定の作り込みは凄い。

ストーリー

ストーリーが大変そうだなぁと思う。ただ、吉田玲子が脚本を担当しているということで、整合性の取れたストーリーだった。

演出

冒頭シーン1発目から戦車目線のシーンを描くことで、グッと作品に引き込まれる。そしてやっぱり戦車の試合の演出がとても良い。バトル(スポーツ?)系として純粋に楽しめた。

キャラ

キャラの数が多い。名前は全然覚えられない(笑)。とりあえず、主人公の西住みほ(CV.渕上舞)が可愛かったなぁ。

音楽

僕が大好きなランティスが音楽制作を担当しているということで、OP・EDはどちらも好印象。特にOPの『DreamRiser』は良い曲。

さいごに

『ガルパン』のTVアニメの次は、OVAの『ガールズ&パンツァー これが本当のアンツィオ戦です!』だ。TVアニメだとあっけなく終わってしまったアンツィオ戦が深掘りされているらしい。こちらもしっかり視聴して、記事にしようと思う。

https://terukun.blog/garupan-ova/ https://terukun.blog/garupan-seichi/
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