今回は『コードギアス 亡国のアキト 第4章「憎しみの記憶から」(以下、亡国のアキト)』について語っていく。
2015年5月に上映された『亡国のアキト第3章』のあと、わずか2ヶ月後の2015年7月に『亡国のアキト第4章』が上映された。
アニメ制作はサンライズが担当している。
『亡国のアキト第4章』の感想
ついに物語が佳境に突入した。wZERO部隊のイレヴンたちは、レイラ(CV.坂本真綾)の尽力もあり、イレヴン特有の心の闇から、ほぼ完全に救い出された。そしていよいよ、wZERO部隊とユーロ・ブリタニアの戦いに突入することになる。
『亡国のアキト第4章』では、「信用」がキーワードとなっていたように感じる。分かりやすい例で言えば、レイラは人のことを完全に信用することができるキャラだ。一見すると素晴らしいことだけど、完全に信用してしまうがために、人に騙されたりもする。『亡国のアキト第4章』でも、ユーロピア共和国将軍のジィーン・スマイラス(CV.石塚運昇)に完全に騙された。
一方で、『亡国のアキト』におけるラスボスでもあるシン・ヒュウガ・シャイング(CV.松風雅也)は「信用なんかできるはずがない」と考えているキャラだ。その結果、世界を支配しようとしているのだから、本当に人を信用していない。
そしてこの2人のキャラに挟まれているのが主人公の日向アキト(CV.入野自由)だ。序盤では人を全然信用してなかったけど、『亡国のアキト第4章』を見る限り、人を信用するようになってきている。
そしておそらく、ギアスの呪いが全てをぶち壊すのだと思う。『亡国のアキト第5章』のラストが非常に気になるところだ。
『亡国のアキト第4章』の評価
作画 | 85点 |
世界観・設定 | 80点 |
ストーリー | 80点 |
演出 | 80点 |
キャラ | 80点 |
音楽 | 77点 |
作画
『亡国のアキト第4章』は終始、戦闘シーンが繰り広げられた。やはり戦闘シーンの作画は素晴らしい。ロボットの動きはキレッキレだ。
世界観・設定
『亡国のアキト第4章』では、人間を信用するべきかどうかの問題提起がされていた。『コードギアス』シリーズは、人間の欲望を描くのがとても上手い。
ストーリー
物語もいよいよ佳境に入ってきた。個人的にはスザク(CV.櫻井孝宏)とルルーシュ(CV.福山潤)の立ち回りが気になるところ。
演出
これまで主題歌として採用された『モアザンワーズ』が挿入歌として用いられる演出は、中々良かった。物語前半の、アキトの葛藤とレイラの想いが交錯する演出も良かったな。
キャラ
キャラの立ち直りがちょっと早い気がする。尺が短いのでしょうがないけど、イレヴンの闇が簡単に払拭され過ぎている感じ。
音楽
『亡国のアキト第4章』から、主題歌が変更されて『アルコ』になった。ラストを飾るのにふさわしい楽曲だ。
さいごに
『亡国のアキト』は、それなりに賛否両論の評価となっている。だが少なくとも、『亡国のアキト第4章』の段階では、めちゃくちゃ良い作品だと、僕は思っている。なんで『亡国のアキト』に批判が集まるのかがよく分からない状況だ。
まあそれも全て『亡国のアキト第5章』で明らかになるのだろう。視聴次第、ブログにしようと思う。