凄惨な悲劇の前の日常回…【亡国のアキト第3章】

亡国のアキト第3章

今回は『コードギアス 亡国のアキト 第3章「輝くもの天より堕つ」(以下、亡国のアキト第3章』について語っていく。

前作の『亡国のアキト第2章』が2013年9月に上映。それから約1年半後、2015年5月に『亡国のアキト第3章』が上映された。

アニメ制作はサンライズが担当している。

目次

『亡国のアキト第3章』の感想

『亡国のアキト第3章』の前半は、日向アキト(CV.入野自由)たちの日常シーンがメインに描かれる。ここで日常シーンを挿入することで、第4章以降の悲劇を強める狙いがあるだろう。まあそもそも、『亡国のアキト第3章』のタイミングで明るい雰囲気を作っておかないと、ずっと暗い雰囲気のまま進行しちゃうしね。

その一方で、ユーロ・ブリタニア帝国で大きな動きが見られる。ジュリアス・キングスレイ(CV.福山潤)の正体はやはりルルーシュだった。ただ、皇帝のシャルル(CV.若本規夫)によって記憶が書き換えられている。そのルルーシュがユーロ・ブリタニアの指揮権を手に入れ、ルルーシュらしい戦略でユーロピア共和国連邦に奇襲を仕掛けるのだ。やっぱりこのシーンは爽快だったな。

けれども、ルルーシュの精神状態が悪化し、シン・ヒュウガ・シャイング(CV.松風雅也)がその隙を突いて、一気に主導権を握るようになった。そしてこの場面で、シンが率いる聖ミカエル騎士団が襲撃。それに対し枢木スザク(CV.櫻井孝宏)がランスロットで圧倒する。やっぱりランスロットは別格だった。

ただ結局のところ、ここでスザクとルルーシュは退場するっぽい。意外にあっけないなと思ったけど、終盤で復活する可能性も十分考えられるので、期待したい。

『亡国のアキト第3章』の評価

作画85点
世界観・設定80点
ストーリー80点
演出80点
キャラ80点
音楽77点

作画

今回は日常シーンが多め。そして登場人物の表情の変化がポイントとなった。また、今回は屋内での戦闘シーンが描かれた。屋内ならではの戦闘描写、具体的には屋上や壁をフル活用した戦闘スタイルとなっていて、中々カッコ良かった。

世界観・設定

『亡国のアキト第3章』では、平和ボケが目立つ。戦争の実態を知らない一般市民はもちろんのこと、既得権益に溺れる貴族が印象に残った。そしてそれをぶち壊そうとするルルーシュがカッコよく見えてしまうんだよな。

ストーリー

ユーロピア共和国連合サイドは日常シーンがメインとなった。その代わりに、ユーロ・ブリタニアサイドで大きな動きが見られた。アキト対シンの構図になりそう。

演出

日常シーンの演出が印象に残る。やはり『亡国のアキト』は「平穏」がテーマになっている。ここで平穏な印象を強めることで、ジェットコースターのように、今後の悲劇を一気に際立たせるのだろう。

キャラ

wZERO部隊のメンバーの表情や性格がどんどん柔らかくなっていく。特に、イレヴン3人組が、かなり良い子ちゃんになってしまった…。これはこれで愛着が湧くのでいいけれども。

音楽

ワルシャワが舞台となっていることもあり、ポーランド音楽がBGMに採用されていた。ノリノリになれる。

さいごに

『亡国のアキト第3章』は、シリーズの中でも休憩回にあたる。おそらく『亡国のアキト第4章』から、えげつないストーリーが展開されるはずだ。視聴次第、ブログにしていこうと思う。

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