ARIA The BENEDIZIONE 評価:感想→完結だけど終わった感じがしない

今回は『ARIA The BENEDIZIONE』について語っていく。TVアニメ10周年企画の『蒼のカーテンコール』の最終章が『ARIA The BENEDIZIONE』だ。つまり、長く続いた『ARIAシリーズ』の完結編である。

前作の『ARIA The CREPUSCOLO』は2021年3月に上映された。そして2021年12月に『ARIA The BENEDIZIONE』が上映される。アニメ制作はJ.C.STAFFが担当している。

目次

『ARIA The BENEDIZIONE』の感想

ネタバレしていないので、未視聴の方でも読めます! ぜひ最後まで読んでみてください。

感想①:ついにARIAが完結…

『ARIA The BENEDIZIONE』をもって、『ARIAシリーズ』が完結することになる。僕は今年から『ARIA』を見始めた新参者だが、『ARIA』にはそれなりに愛着がある。ならば、TVアニメ放送時から『ARIA』を応援していた人からすれば、もっと愛着が強いことだろう。

個人的に、作品としてのストーリーに関しては『ARIA The AVVENIRE』と『ARIA The CREPUSCOLO』の方が好みだ。

『ARIA The BENEDIZIONE』は一応完結編ということになっているが、不思議と終わった感じがしない。僕の前の席に座っていた人も「これでARIA終わりなの?」とコメントしていたぐらいだ。

なんだか呆気ないような気もした。だが、作品の中の彼女たちからしたら”当たり前の日常”がこれからも続くわけだ。だから”終わった感じ”がしなかったのかもしれない。そういう意図が制作者から感じた。

感想②:観客は中年だらけ

『ARIA The BENEDIZIONE』の観客のほとんどが中年だった。ペルソナ想定をするならば、「10代・20代の頃にリアルタイムでARIAを視聴して思い入れが強くなり、最近になって懐かしくなった」人たちだろう。2005年にTVアニメが放送されてから16年経っている。そうすると当時のファンのほとんどが中年になるはずだ。

ちなみに僕はまだ21歳。『ARIA1期』放送当時は5歳だ。現在のアニメのほとんどが刺激的なものだが、だからこそ僕の中に『ARIA』が響いたのではないかなと思う。少なくとも、現代の若者で『ARIA』を嗜んでいる人は絶対に性格が良い人だ。僕含めてね!

『ARIA The BENEDIZIONE』の評価

作画70点
世界観・設定75点
ストーリー75点
演出75点
キャラ75点
音楽80点

作画

作画は普通。背景が良かった。

世界観・設定

『ARIA』らしい、ほのぼのした空気が良かった。

ストーリー

今回は姫屋の物語。藍華と晃は個人的に好きだったから良かった…。

演出

演出は普通。ARIAらしさを最後まで貫いた。

キャラ

TVアニメの頃と比べると声優の演技が流石に変化している。だが、藍華と晃に関してはほとんど変化がない。それがなんだか2人らしいな。

音楽

OP・EDがよかったし、何よりもBGMがいい。

さいごに

先ほども述べた通り、『ARIA』は完結してしまったが終わった感じがしない。ビジネス的には絶対黒字になるので、作ろうと思えば続編も作れるはずだ。制作陣のモチベーションがあれば…。

ちなみに僕は”アニメをもう一度見返す”ということを基本的にしない人間だ。だが、数あるアニメの中で唯一『ARIA』は「もう一度見返したい」と思っている。こんな素敵な作品に出会えて本当に良かった。お世話になりました。

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