【劇場総集編ぼざろ後編感想】映画館の音響の良さと映像表現

劇場総集編ぼざろRe

今回は『劇場総集編ぼっち・ざ・ろっく! Re:(以下、ぼざろRe:)』について語っていく。

『ぼざろ』は、はまじあきの漫画(まんがタイムきららMAX)が原作で、2022年秋クールにTVアニメが放送された。そして、その劇場総集編が前後編で2024年6月に上映される。アニメ制作はCloverWorksが担当した。

目次

『劇場総集編ぼっち・ざ・ろっく! Re:』の評価

※ネタバレ注意!

作画90点
世界観・設定・企画85点
ストーリー85点
演出88点
キャラ85点
音楽90点
※個人的な評価です

作画

映画館の大画面で見ていても、やっぱり作画面白い。いろいろな映像表現を用いているのがわかるし、それを逆に活用するのが『ぼざろ』の最大の魅力だと思う。

ライブシーンもよかった。

世界観・設定・企画

改めて母ざるを見ていると、作品全体としてとても現代的だなぁと思う。登場人物の活躍の場が、学校や部活動ではなく、ライブハウスというのが、窮屈な現代教育に対するカウンターのように感じられる。

ストーリー

全後編に分かれた劇場総集編なのだが、全体的にストーリーがよくまとめられているし、やはりギャグが強烈なので飽きる事はなかった。

演出

音楽の使いところが渋い。アニメでよく見るセリフなしで時間経過を表現するシーンのBGMで、結束バンドの挿入歌を採用している。これにより、ストーリーを効率よくまとめられるだけでなく、楽曲もしっかりアピールすることに成功している。

キャラ

こうして見ると、ぼっちちゃんの次に重要なのは虹夏な気がしてきた。まあお姉ちゃんがライブハウスを経営していて、そのお姉ちゃんのために結束バンドを有名にしたいのだから、背景がちゃんとしてるのは事実だ。

音楽

正直、TVアニメ放送時は「ちょっと普通すぎない?」とか思ってたけど、こうして映画館の音響で聴いてみると、中々にいい。『ギターと孤独と蒼い惑星』とか低音が効いていて、Aメロとかライブで盛り上がると思う。

『劇場総集編ぼっち・ざ・ろっく! 』の感想

※ネタバレ注意!

映像表現が素晴らしい

本作を視聴して、あらためて映像表現が素晴らしいことに気づかされた。『ほざろ』と言えば、過激なギャグの印象が強いけど、そのためにどれだけの工夫がなされているかを考えると、すごいものがある。動画工房の太田雅彦監督作品並みの過激さがある。

そしてそれに加えて、シンプルにカメラワークにも力が入っている。ところどころで実写的なカメラワーク・構成が用いられていて、それが映画館だと尚更映える。そのうえで、あくまでも逸脱しすぎてないのも興味深い。「アニメーションだからこそできるカメラワーク」というよりは、実写映画でありがちなカメラワークに終始している。その傾向は、とりわけライブシーンで強い。それこそ、まるでMVのようなのである。

やっぱり音響がいい

映画館でアニメ映画を視聴することの醍醐味と言えば、やはり音楽である。大音量で流せるだけでなく、スピーカーの物理的なサイズ感の違いにより、低音が出しやすい。本作で言えば『ギターと孤独と蒼い惑星』のAメロの低音が最高だった。

音響がいいので、結束バンドがグダグダな演奏をしていたシーンが、初心者視点でもよくわかる。

それに加えて、適所で挿入歌も用いられていて、90分の映画の中で、全部で6曲用いることに成功している。

まさに、理想通りの劇場総集編という感じだ。後編にも期待できる。

さいごに

なんだかんだで原作漫画もちょろっと読んでいた僕だが、やはりアニメオリジナル要素が多い。特に、ギャグシーンとライブシーンの演出は、アニメーションだからこそできるものだ。

後編にも期待したいと思う。

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