出会って5秒でバトル(TVアニメ)評価:感想→注目のWEB漫画だったが…

星島てる
アニメ好きの20代。ライターで生活費を稼ぎながら、アニメ聖地の旅に出ている者です。アニメ作品の視聴数は600作品以上。

今回は『出会って5秒でバトル』について語っていく。『出会って5秒でバトル』は裏少年サンデー、マンガワンにおいて2015年から連載されたWeb漫画が原作だ。2020年11月時点では200万部を突破している。これが2021年夏クールにアニメ放送される。アニメ制作会社はSynergySPベガエンタテイメントの共同だ。

目次

出会って5秒でバトル』の感想

感想①:3DCGのクオリティが…

『出会って5秒でバトル』では戦闘シーンにおいて3DCGを活用していた。だが、この3DCGのクオリティが非常に低い。笑

というか、「わざわざ3DCGにする必要があったのか」とも思った。3DCGの方が楽に制作できるからなのだと思うが、それにしてもクオリティが低い。キャラデザの作りがCG感を脱していないし、動きもめちゃくちゃ悪い。3DCGにすれば、少なくとも動きはある程度良くなると思うんだけどな…。

こういった粗さが目立ってしまったので『出会って5秒でバトル』における作画の評価はかなり低いものになった。

感想②:設定は面白い

設定自体は非常に面白い。能力系の頭脳バトルで、それを活用した様々なルールが施行される。だが、気になる点もいくつかある。

まず、タイトルの『出会って5秒でバトル』だ。全く出会って5秒でバトルしていないのだが…。笑 カウントダウンの演出があったりするが、タイマーの進行を遅くして無理やり5秒にしているのだ。「このタイトルの意味ってなんだろう…」と思ってしまう。

そして頭脳バトルの割にはキレがない。頭脳バトルで思いつく作品で言えば『デスノート』や『よう実』が思いつく。どちらもシナリオがとても良くできていて、視聴者が騙されるレベルだ。頭脳バトルを展開する以上、視聴者を騙すぐらいのクオリティが追求される。『出会って5秒でバトル』はその領域に全く達していなかった。原作漫画だとキレッキレに感じるのだろうか?

出会って5秒でバトル』の評価

作画30点
世界観・設定65点
ストーリー60点
演出40点
キャラ50点
音楽50点

作画

地味に作画崩壊レベルな気がする。

世界観・設定

世界観は悪くないけど…、活かして切れてない感じはする。

ストーリー

ストーリーも悪くはないが、頭脳戦のキレが微妙。

演出

演出は特に言うことなし。

キャラ

キャラは魅力的ではあるものの、なんかなぁ。多分キャラデザがちょっと微妙なのか、ストーリーが微妙だからキャラが映えないのか。

音楽

癖の強い楽曲ではあった。

さいごに

『出会って5秒でバトル』のように、WEB漫画がTVアニメ化する流れは嬉しい。だが、今の所「これめちゃくちゃ面白い!」っていう作品とは一度も出会えてない。WEB漫画をTVアニメ化させるのは流石に高いハードルがあるのか、資金が上手く確保できていないようだ。そろそろWEB漫画のメディアミックスに革命を起こす作品が出ないものだろうか。

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