今回は『究極進化したフルダイブRPGが現実よりもクソゲーだったら(以下、フルダイブ)』について語っていく。『フルダイブ』の原作はMF文庫Jで刊行されているライトノベルだ。そして2021年春クールにアニメが放送される。
アニメ制作会社はENGI。『宇崎ちゃん』を制作していたり、2021年夏クールでは『たんもし』を放送予定など、新進気鋭のアニメ制作会社という印象がある。
『フルダイブ』の感想
感想①:作画はそんなに悪くない
『フルダイブ』も”安っぽいなろう系”みたいな感じなのかなぁとか思ってたら、そういうわけでもない。アニメ制作を担当しているENGIはKADOKAWAの子会社なのだが、そこそこのクオリティで制作してくれる印象だ。
特別作画が良いわけではないのだが、キャラデザはあまり乱れなかったし、色彩とか繊細な部分もしっかりカバーできていたと思う。終盤になればなるほど戦闘シーンが微妙になってしまうのはちょっと残念だが、まずまずのクオリティだったと思う。
感想②:もう少しギャグセンスがあれば売れたかも
なんだろう、もう少しギャグセンスがあれば評価はかなり上がったかもしれない。ギャグが全然つまらないわけではないのだけれども、特別センスが良いわけではない。勢いで押し切る系のギャグが多かった割には変なタメがあったりと、チーム全体で上手く噛み合わなかった部分があったのかなと思う。
『フルダイブ』の評価
作画 | 50点 |
世界観・設定 | 50点 |
ストーリー | 40点 |
演出 | 30点 |
キャラ | 40点 |
音楽 | 40点 |
作画
作画は思っていたよりも安定していた。2021年制作の最低限のラインだろう。
世界観・設定
ありがちな世界観だけど、これはこれで手堅い。主人公自身の陸上競技とフルダイブRPGを結びつけるのは良いけれど、そこの関係性をもう少し具体的に表現できてたら良かった。
ストーリー
ストーリーの全体の流れは良かったと思う。
演出
演出が問題なのだろう。もう少しギャグセンスがあればなぁ。
キャラ
キャラデザが今風で可愛らしかったのは良かった。もう少し妹を出してほしかった。
音楽
EDは良かったと思う。あれで作画のクオリティがもう少しよかったらハマってたかも。
さいごに
『フルダイブ』は発行部数を発表していないので、2期が制作されるのか読みづらいのだが、発行部数が伸びるのであれば2期制作しそうな気もする。笑
ストーリー自体はそこまで悪くはなかったし、可能性としては全然ありそうだ。