今回は『ガールズ&パンツァー 劇場版(以下、劇場版ガルパン)』について語っていく。
TVアニメの『ガルパン』が2013年まで放送され、その後、2015年11月に『劇場版ガルパン』が上映された。
アニメ制作は、前作に引き続き、アクタスが担当している。
『劇場版ガルパン』の感想
『劇場版ガルパン』は、TVアニメの『ガルパン』と比べると、日常シーンの作画が非常に良くなっていた。正確にいうと、動画が良くなっている。動画とは、原画が作った絵の間を埋める作業のことだ。キャラの動きがぬるぬる動くようになっているので、原画枚数が増えているのは間違いない。
ということで、相当量のリソースが『劇場版ガルパン』に投入されていることが分かる。もちろん、リソースを大量投下するということは、それなりのお金がかかるので、リスクがある。しかし、『劇場版ガルパン』が興収25億円の大ヒットとなったので、コストは余裕で回収できただろう。
また、戦闘シーンに関しては、『ガルパン』シリーズの中でも一番面白かった。元々、TVアニメの頃から戦闘シーンは面白かったけれど、『劇場版ガルパン』はそれを大きく上回ってきた。通常の戦車線ではあり得ない、テーマパークでの戦闘が描かれていたからだ。テーマパークの建物を利用した攻防戦が繰り広げられていて、しかも、それなりに整合性が取れている。ある程度の戦車の知識がないと、あの演出はできない。そう思わされた。
これを映画館で視聴することが出来なかったのが非常に悔しい。最終章シリーズは絶対に映画館で見ようと思う。
『劇場版ガルパン』の評価
作画 | 80点 |
世界観・設定 | 83点 |
ストーリー | 77点 |
演出 | 80点 |
キャラ | 75点 |
音楽 | 75点 |
作画
先ほど紹介した通り、作画の動きがぬるぬるしていた。キャラデザの乱れもほとんどない。安心して視聴することができた。
世界観・設定
さりげなく大洗をアピールした世界観。戦車のネタが尽きないのも凄い。
ストーリー
日常シーンの展開は相変わらず無茶苦茶だけど、『ガルパン』らしさもある。戦闘シーンの展開はかなり面白かった。作り込みが凄い。
演出
戦闘シーンの演出が印象に残る。それと、日常シーンでは、西住みほ(CV:渕上舞)と西住まほ(CV.田中理恵)の回想シーンの演出も良かった。みほも可愛いけど、まほも可愛いな…。
キャラ
みほがボコ(CV.藤村歩)のテーマパークでめちゃくちゃハイテンションになっているのが可愛かった。それと、『ガルパン』は敵キャラが可愛い。ダージリン(CV.喜多村英梨)、ケイ(CV.川澄綾子)、カチューシャ(CV.金元寿子)など、普通に可愛い。
音楽
ミリタリー的な音楽が雰囲気作りに一役買ってる。SEも良かった。やっぱり意地でも映画館で見るべきだった…。あと7年早くアニメ沼にハマっていれば…。
さいごに
『劇場版ガルパン』で『ガルパン』は終わらない。興収25億円を突破したこともあり、『最終章』シリーズが展開されている。こちらは2022年現在も、まだまだ完結していないので、映画館で視聴していこうと思う。
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