撃っていいのは、撃たれる覚悟のあるやつだけだ…【コードギアス皇道感想】

コードギアス皇道

今回は『コードギアス 反逆のルルーシュ Ⅲ 皇道 (以下、コードギアス皇道)』について語っていく。

劇場版3部作の最終章になる『コードギアス皇道』は2018年5月に上映された。ちなみに前作の『コードギアス叛道』は2018年2月に上映されている。

新規カットのアニメ制作及び編集はサンライズが担当した。

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『コードギアス皇道』の感想

久しぶりに”あのラスト”を視聴した。作品のラストを、ここまで綺麗に作り上げた作品は、他にない気がする。それぐらい完璧なラストだ。

やはり「撃っていいのは、撃たれる覚悟のあるやつだけだ」という名言が、ルルーシュの全てだった。ルルーシュの反逆は、この名言でスタートして、この名言でゴールしたのだから。

『コードギアス』に限らず、ダークヒーロー系の作品の大半は、主人公が落とし前をつける結末を迎えることが多い。ちなみに、僕が印象に残っているダークヒーロー系の作品は『BANANA FISH』だ。

ただし、やはり『コードギアス』ほど、キャラの面目を立たせたラストはないように思える。ルルーシュは世界中の人々に憎まれながら死んだものの、そうすることで本当に世界を救ってしまったからだ。ルルーシュにふさわしいラストだったように思える。

『コードギアス皇道』の評価

作画80点
世界観・設定80点
ストーリー80点
演出80点
キャラ80点
音楽77点

作画

改めて振り返ってみると、ロボットの戦闘の大半が空中戦になっていることが分かる。特別作画が良いわけではなく、同時期の『交響詩編エウレカセブン』には劣る感じかな。

世界観・設定

最近、『亡国のアキト』を視聴した。その影響もあり、『反逆のルルーシュ』はギアスを最大限活用してるなぁ、と感じてしまった。

ストーリー

ストーリーの流れは完璧。でも総集編なので、流石に端折りまくってた。

演出

演出はいいんだけど、エモさはないよなぁって感じ。サンライズのアニメは総じて、現代アニメ特有のエモさがないと思う。どちらかというと、知的な感動の方が強い。

キャラ

キャラがやっぱり強い。改めて振り返ってみると、それなりに萌え要素がある作品だったなと思う。

音楽

OPの『WORLD END』で痺れた。挿入歌で『モザイクカケラ』が挿入されるサプライズも良いね。

さいごに

『コードギアス皇道』のラスト、続きを思わせるシーンが挿入されたことで、続編制作の可能性が出る。そして『復活のルルーシュ』が2019年に上映された。

あの完璧なラストの続きを描くということで、通常は否定的な評価になるはずだろう。しかしそれでも、視聴後の評価は非常に高いようだ。相当、面白いのだろう。すぐにでも視聴しようと思う。

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