Kanon(京アニ版)評価:感想→Key作品で一番キャラが可愛い

星島てる
アニメ好きの20代。ライターで生活費を稼ぎながら、アニメ聖地の旅に出ている者です。アニメ作品の視聴数は600作品以上。

今回は『Kanon(京都アニメーション版)』について語っていく。ゲームブランドKeyが制作した恋愛アドベンチャーゲームが原作だ。2002年に東映アニメーションによってアニメ化されている。

その後、同じKey作品の『AIR』を大ヒットさせた京都アニメーションが『Kanon』を制作。2006年秋クールから2クールかけて放送された。

目次

『Kanon』の感想

ネタバレしているので、未視聴の方は気をつけてください。

感想①:Key作品の中でキャラが1番可愛い

僕はこれまでにKey作品のアニメを何作も見てきた。

僕が視聴してきたKey作品(僕の視聴順)
  • Angel Beats!
  • Charlotte
  • AIR
  • 神様になった日
  • CLANNAD
  • リトルバスターズ!

Key作品のキャラは「ザ・ギャルゲー」といった感じの女の子が多い。そしてそれは『Kanon』も例外ではなかった。

Key作品のキャラクターデザインや性格は、現代のアニメ好きには受け入れ難いものだろう。僕も『CLANNAD』や『AIR』を視聴していた当初、キャラクターデザインに慣れるのに時間がかかった。

しかし『Kanon』は違った。1話目の段階でキャラがめちゃくちゃ可愛く見えるのだ。これは、僕にギャルゲー耐性ができたことが理由なのかもしれない。だが、『Kanon』のヒロインたちは他のKey作品と比べても、やっぱり段違いに可愛い。

特に、水瀬名雪(CV. 國府田マリ子)月宮あゆ(CV.堀江由衣)がめちゃくちゃ可愛い。名雪はとても眠そうにしている時が1番可愛く見える。あゆは「うぐう…」が可愛い。

キャラクターデザインの雰囲気としては『AIR』と『CLANNAD』を足して2で割ったようなイメージだ。『CLANNAD』よりもちょっとギャルゲー要素が強いかもしれない。

感想②:泣き要素は抑えめ

『AIR』や『CLANNAD』と比べると、『Kanon』は泣き要素が抑えめだった。僕自身、『Kanon』で泣いた記憶はほとんどない。

ただ、泣けはしなくても、十分すぎるほど感動できる。Key作品の中でも『Kanon』は特に、楽曲が幻想的だ。そんな幻想的な楽曲が流れながらの感動的なシーンには、心打たれること間違いない。

僕は第10話「丘の上の鎮魂歌〜requiem〜」が1番感動できた。これは沢渡真琴(CV.飯塚真弓)のエンド回で、OP主題歌の『Last regrets』のオルゴールBGMがとても素敵だった。

ちなみに1番衝撃的だったシーンは、水瀬ママが交通事故に遭うシーンだ。僕はリアルの交通事故を一度も見たことがない。だが、それでも「リアルだなぁ」と感じさせるぐらい、ガチで怖い交通事故をアニメで再現していた。京都アニメーションの演出力の高さを思い知らされる。

『Kanon』の評価

作画85点
世界観・設定85点
ストーリー80点
演出83点
キャラ85点
音楽85点

作画

流石京アニ。キャラの動きがとても可愛らしく、視聴していて飽きない。

世界観・設定

冬の街の独特な雰囲気を最大限に醸し出している。冬といったら『Kanon』だろう。

ストーリー

今までのKey作品の中でも先が読みづらい作品だった。そのため、常に予想を上回るストーリーを展開してくれる。しかも、ある程度納得できてしまうから不思議だ。

演出

OP主題歌『Last regrets』のオルゴールBGMが確定演出。これが流れると全てが素敵なシーンになる。

キャラ

先ほども述べた通り、Key作品の中で最もキャラが可愛い作品だった。

音楽

OPの『Last regrets』、EDの『風の辿り着く場所』がとても良い。

さいごに

Key作品の中でも地味な印象がある『Kanon』。だが、京アニが制作しているということもあって、”見ないと損”ぐらいの作品に仕上がっている。今のところ僕の中では、冬になったら視聴してほしい作品No.1だ。

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