リトルバスターズ!(リトバス1期)評価:感想→J.C.STAFF最高傑作?

星島てる
アニメ好きの20代。ライターで生活費を稼ぎながら、アニメ聖地の旅に出ている者です。アニメ作品の視聴数は600作品以上。

今回は『リトルバスターズ!(以下、リトバス1期)』について語っていく。『リトバス』は数々の泣きゲーを生み出してきたKeyが制作したゲームが原作となっていて、それを『とあるシリーズ』『とらドラ!』で有名なアニメ制作会社・J.C.STAFFが映像化した。特にTVアニメ2期が評価されているとのことだが、『リトバス1期』を視聴しないといけないので、ちゃんと見てみた。

目次

『リトバス1期』の感想

感想①:ザ・ギャルゲーって感じのキャラ設定

『リトバス1期』は他のKey作品に比べて女の子がいっぱい登場する。しかもキャラデザとか声が超ギャルゲー。萌え成分が100%なのだ。逆に現代のアニメ好きの人にとってはちょっと厳しいのかもしれない。先に『CLANNAD』『AIR』でギャルゲーの雰囲気になれてから視聴するのがオススメだ。

数多くのヒロインのうち、神北小毬がとても気になった。このキャラは割と序盤の方で活躍するのだが、CVを担当しているやなせなつみの声質が、めちゃくちゃモエモエなのだ。キャラデザも超ゆるふわで性格もめちゃくちゃマイペース。ここまで振り切られると、逆に魅力的に思えてしまう。

それと主人公の直枝理樹を堀江由衣が担当しているのが意外だった。男の子キャラも違和感なくこなしているのだから、やっぱり凄い。

感想②:コメディとシリアスのメリハリはあるけど…

Key作品といえば、コメディ溢れる日常と感動的なシリアスパートのメリハリが特徴だ。例えば『CLANNAD』の日常パートでは”便座カバー”が有名だが、シリアスパートも超感動できる。『AngelBeats!』もEDを流しながら座席をロケットで飛ばすシーンは有名だと思うし、『一番の宝物』が流れるあの感動シーンも有名だ。といったように、日常の笑いとシリアスの感動のメリハリがしっかりしているのがKey作品の特徴だ。

この特徴を『リトバス』もしっかり引き継いでいる。学園青春ものらしく、高校生たちのくだらない駆け引きは面白いし、シリアスパートの感動も悪くない。ただ、『リトバス1期』はメリハリをつけすぎてしまっている感がある。シリアスパートに入ると、2話ぐらいぶっ続けでシリアスのままなのだ。『CLANNAD』はシリアスパートの中でもコメディ要素を織り交ぜたりしていたので上手くバランスが取れていたのだが、『リトバス1期』はずっとシリアスのままなので見ている方がだんだん落ち込んでしまうのだ。

もちろんラストは毎回ハッピーエンドで終わるのだが、もう少しストーリー構成で改善できた気がする。原作をプレイしているわけではないのでなんとも言えないが、アニメオリジナルエピソードを増やしてみても良かったのかも。

感想③:世界観は個人的に超好み

個人的に世界観は好みだ。まず主人公のナルコレプシーの設定がとても良かった。『リトバス1期』では主人公が眠りにつくシーンがいくつかあるのだが、その際のBGMや演出、セリフや堀江由衣の演技が『リトバス』の世界観を上手く表現している。

それにOP・EDも『リトバス』らしさ全開だ。青春を感じさせつつもファンタジーな雰囲気も伝わってくる名曲に仕上がっていて、『リトバス』の世界観を作り出すことにも成功している。

『リトバス』の世界観が全て明らかになる『リトバス2期』が非常に楽しみだ。おそらくナルコレプシーの設定が『リトバス』の鍵を握っているっぽいのだが、どんな感じにストーリーが進んでいくのか非常に気になる。

『リトバス1期』の評価

作画85点
世界観・設定90点
ストーリー75点
演出75点
キャラ80点
音楽90点

作画

J.C.STAFFらしさ全開で、作画はかなりいいと思う。当時のレベルだったらトップレベルだったのでは!?

世界観・設定

世界観は個人的に超好き。

ストーリー

「エンジン全開ではないんだろうな」と思ってしまった。『リトバス2期』で本領発揮するのだろう。

演出

『リトバス1期』の前作のKeyアニメと比べてしまうと、演出は物足りないと思う。

キャラ

ギャルゲー全開のキャラがどこまで受け入れられるか。まあKey好きの人だったらOKか。

音楽

流石、Keyアニメ。BGM含めて楽曲は非常に良かった。

さいごに

『リトバス1期』を視聴したのであればすぐさまに『リトバス2期』を視聴するべきなのだろう。『リトバス1期』のストーリーはぶっちゃけ退屈だったのだが、OP・EDやBGMが良かったのと『リトバス2期』が楽しみだったので、なんとかスムーズに視聴することができた。この勢いで『リトバス2期』も視聴して、記事にしようと思う。

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