劇場版マクロスΔ絶対LIVE!!!!!! 評価:感想→歌が世界を救うラスト

今回は『劇場版マクロスΔ絶対LIVE!!!!!!(以下、劇場版マクロスΔ)』について語っていく。TVアニメの『マクロスΔ』が2016年春クールから2クールにかけて放送され、2018年に劇場リメイク版の『激情のワルキューレ』、そして2021年10月に『絶対LIVE!!!!!!』が上映された。

アニメ制作会社は前作に引き続きサテライトだ。

目次

『劇場版マクロスΔ』の感想

感想①:前回の劇場リメイク版は見ておいたほうがいい

『劇場版マクロスΔ』は劇場リメイク版『激情のワルキューレ』の続きとなっている。ということで劇場リメイク版を視聴している前提のストーリーとなっている。

『マクロスF』ほどではないが、『マクロスΔ』でもTVアニメと劇場リメイク版はストーリーが異なる。異なるというよりはカットされている設定が多い。主人公のハヤテの父親や、リンゴ農家出身のカシムの深堀りが劇場リメイク版ではカットされていた。

そして、劇場リメイク版でカットされていた設定が『劇場版マクロスΔ』で登場するストーリーとなっている。ちなみにもちろん、メッサーはしっかり死んでいるようだ。

感想②:マクロスΔの設定を最大限活用

『マクロスΔ』の中でも重要な設定である「ウィンダミア人の短命」が、『劇場版マクロスΔ』で最大限活用されていた。というのも、『劇場版マクロスΔ』ではフレイアが全ての生命力を使って歌い切り、死亡するエンドを迎えるのだ。

フレイアが死亡し、『劇場版マクロスΔ』で敵役として登場したクローンがハヤテの子供になるのは賛否両論があるだろう。だが少なくとも、『マクロスΔ』の設定を最大限活用できたのは評価するべき点だし、不完全燃焼した感じのあるTVアニメ版よりは遥かに優れていると僕は考えている。

それと『劇場版マクロスΔ』のラストの戦闘シーンは『マクロスF』以来となる”感覚洪水”を体感できた。戦闘シーンの作画も素晴らしく、ウィンダミア人の合唱がめちゃくちゃ良かった。これを映画館で見れて良かったと心から思う。

『劇場版マクロスΔ』の評価

作画85点
世界観・設定85点
ストーリー80点
演出80点
キャラ70点
音楽70点

作画

作画はめちゃくちゃ良かった。

世界観・設定

『マクロスΔ』の世界観が最大限活用されていた。

ストーリー

ストーリーも完璧といっていいだろう。

演出

TVアニメよりも”感覚洪水”が強かった。これぞマクロスといった感じ。映画館の音響がもっと良かったら泣いてた。

キャラ

キャラはいつもどおり。

音楽

「神曲!」というほどの音楽はなかったが、大合唱のシーンは良かったな。これぞ「歌が世界を救う」だ。

さいごに

『劇場版マクロスΔ』のラストは、完結にもすることができるし続編に繋げられるものだと思う。あとはイベントでの収益などによって、続編が制作されるかどうかが決まるのだろう。

だが、『マクロスF』のように長い目で見て少しずつコンテンツを育てていくことができるのも『マクロスシリーズ』の特徴なので、急ぎすぎないスケジュールだと嬉しい。なんなら別シリーズでも良いわけだから。

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