今回は『劇場短編マクロスF〜時の迷宮〜(以下、劇場短編マクロスF)』について語っていく。TVアニメの『マクロスF』が2008年に放送され、劇場リメイク版の『虚空歌姫〜イツワリノウタヒメ〜』が2009年、『恋離飛翼〜サヨナラノツバサ〜』が2011年に公開された。そして2021年に続編ともいえる『劇場短編マクロスF』が上映された。
アニメ制作会社は前回に引き続いてサテライトだ。
『劇場短編マクロスF』の感想
感想①:劇場リメイク版も視聴しておくべき
『劇場短編マクロスF』は劇場リメイク版の続きとなっていた。ということで劇場リメイク版を視聴していることが前提となっているストーリーとなっている。
そして僕は劇場リメイク版を視聴しておらず、TVアニメしか視聴していなかった。そんなわけで、頭が混乱した状態の中での鑑賞となってしまった。
同時上映されていた『劇場版マクロスΔ』も、劇場リメイク版を視聴していない状態での鑑賞だった。だが、『劇場版マクロスΔ』は90分程の尺があったので、情報の整理をする時間があったのでなんとかなった。
一方、『劇場短編マクロスF』は30分も尺がなかったので、常に混乱してしまっていた。
どうやらTVアニメと大きくストーリーが異なるようで、劇場リメイク版では早乙女アルトとシェリルが瀕死、あるいは行方不明の状態にあるようだ。しかもミハエルが生きている…。笑
『劇場短編マクロスF』を100%楽しみたいのであれば、劇場リメイク版も視聴しておいた方がいいだろう。
感想②:LIVEのCGの作り込みが凄かった
『劇場短編マクロスF』はランカのライブシーンからスタートする。そのライブの演出の作り込みが凄まじかった。
ランカを高クオリティの3DCGで動かしているのはもちろんだが、ライブのセットの細かいところもCGで作り込まれている。まるで盛大なカーニバルのような迫力だったので、映画館で見るとそれはもう大迫力だ。
ライブシーンに関しては2Dの手書きの方が僕は好きなのだが、これだけ作り込まれていたら3DCGクリエイターを称賛するしかない。これで『星間飛行』とか『アナタノオト』とかやってくれたら最高だったけど、流石にそんな時間はなかった。
『劇場短編マクロスF』の評価
作画 | 85点 |
世界観・設定 | 75点 |
ストーリー | 70点 |
演出 | 70点 |
キャラ | 70点 |
音楽 | 70点 |
作画
作画は終始気合が入っていた。ライブシーンはとにかく凄い。
世界観・設定
世界観はふわふわしていたが、十分楽しめた。
ストーリー
短編ということもありとても短い尺なのだが、普通に面白い。続編制作されそう。
演出
音楽が何とも言えなかったが、ライブシーンの演出は凄まじかった。
キャラ
キャラはいつも通り。10年ぶりだったけど、主要人物は全員登場してくれた。
音楽
音楽は微妙。というか尺が短すぎるので、思い入れが持てない。だが、クオリティは高かった。
さいごに
僕は劇場リメイク版を視聴していないので何とも言えないが、『劇場短編マクロスF』のストーリーを見るに、続編制作されてもおかしくない気がしている。もし続編が制作されるのであれば必ず視聴しようと思っている。
ちなみに同時上映の『劇場版マクロスΔ』についての記事も書いているので、そちらも読んでいただければと思う。
https://terukun.blog/macross-delta-movie/