【サイコパスSS Case.3感想】究極的にお人好しな犯罪者

PSYCHO-PASSSSCase.3

今回は『PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System Case.3 恩讐の彼方に__(以下、サイコパスSS Case.3)』について語っていく。

前作の『サイコパスSS Case.2』が2019年2月15日に上映された後、『サイコパスSS Case.3』が2019年3月8日に上映された。アニメ制作はProduction I.Gが担当している。

目次

『サイコパスSS Case.3』の感想

※ネタバレ注意!

『SSシリーズ』の中では、今回の『サイコパスSS Case.3』が1番面白かったと思う。

まず狡噛慎也が主人公の時点で、面白くないわけがない。『劇場版サイコパス』の後、狡噛はアジアの紛争地域を中心に旅をするという破天荒な生活をしていた。そんな中、復讐のために戦闘術を習得したい女の子・テンジンと出会うことがきっかけで、大きな闇に関わるようになるストーリーだ。

あと、『サイコパスSS Case.2』で少しだけ登場した外務省の花城フレデリカも印象的だった。めちゃくちゃ美人で、しかも戦闘力が高い。このフレデリカの登場で、一気に『サイコパス』って感じの雰囲気になった。

そしてなんといっても狡噛慎也が変化していく過程を見れたのがよかった。今まで一匹狼だった狡噛慎也が、誰かを守るために自分の力を行使するようになるのだ。そして「日本に戻る」という衝撃発言も出る。これは『サイコパス3期』に期待だ。

『サイコパスSS Case.3』の評価

個人的な評価です。

作画83点
世界観・設定82点
ストーリー82点
演出80点
キャラ82点
音楽80点

作画

作画のレベルは非常な高い。今までのシリーズ作品の中でも、戦闘シーンのレベルが高かったと思う。特に貨物列車の中での戦闘シーンのクオリティが素晴らしい。

世界観・設定

今回はアジアが舞台ということで、シビュラシステムは一切出てこない。純粋な戦闘力だけが求められる世界観だった。『サイコパス』らしくない世界観だといえるけど、今までと大きく異なるのも確かなので、飽きることはなかった。

ストーリー

60分の尺とは思えないほど濃密なストーリーだった。戦闘シーンの数も多いし、展開もポンポン進んでいく。

演出

やはり戦闘シーンの演出が素晴らしいと言わざるを得ない。貨物列車の戦闘シーンは本当に複雑だったので、相当作り込まれていたことが分かる。

キャラ

狡噛慎也が主人公という時点で、面白くないわけがない。新キャラであるテンジンや、外務省の花城フレデリカなども個性的でよかった。槙島聖護も適度に登場して、狡噛慎也を亡霊に例えたのが印象的だった。

音楽

主題歌のEDで『名前のない怪物』がまたまた採用。やっぱり最後はこの曲だよね。今回はリミックス版ということで、今までの『名前のない怪物』とは異なる曲調だった。でもやっぱり原曲の方が好きかな。

さいごに

狡噛慎也が日本に戻っている時を描いていると思われる『サイコパス3期』は必見だ。ネット上では『サイコパス1期』と同程度に評価が高い作品なので、個人的にかなり期待している。視聴後はブログにしてみようと思う。

この記事をシェア
目次